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【ボードゲーム制作日記】ゲームのメカニクスを知ろう!⑦

おはこんばにちは
かたきり(むし)と申す者でございます。

ドロー!モンスターカード!!

ドロー!モンスターカード!!

「自分だけのボードゲームを作ろう」引き続き勉強していきます!


カード

カードデッキはゲームの必需品
カードゲームは楽しくて充実した知的な娯楽となっています

「ポーカー」や「ブラックジャック」のように手を見せ合うハンド比較を含むゲームはベット(賭け)から始まるものもあります

このようなギャンブルゲームでは、秘密情報とブラフが勝利への鍵です


へぼな手札でも「キングは一人この俺だ!」と最強の手札を持っているかのように振舞うのです

誰が本当のキングなのか根比べして、他のプレイヤーが降りるのを待つのです


ボードゲームでもカードのコンポーネントを採用しているものが多いですが

人気のジャンルしてはコレクティブルカードゲーム(CCGまたはトレーディングカードゲーム)が圧倒的です


遊戯王、デュエルマスターズ、マジック・ザ・ギャザリング、ポケモンなどたくさんあります

トレーディングカードゲームたち

ゲームをプレイしていない時でも、カード買ったり交換したりして、自分のデッキを充実させています


トレーディングカードゲームとデッキ構築メカニクスを混同してはいけません

デッキ構築はあくまでゲームプレイ中にカードを集めてデッキを作るものです

銀行などの共有プールからカードを入手して、自身のデッキを充実させていきます

「ドミニオン」「街コロ」辺りがいい例でしょうか

ドミニオン


街コロ


デッキ構築でのカード入手は、遅延購入とされています

即座に使うことができないからです

新規購入カードは自分のデッキに混ぜるかして、次にカードを引くまで使用できないなどです

このような調整を行うと、プレイヤーは確率マネージメントを使って望みのカードを引けるように動きます

共通のメカニクス

カードゲームは最初はほぼカードを引く(カードドロー)ことから始まります

そりゃあ、カードがないと始まりませんからね~


カードを持っている時は、手札マネージメントを使っていることになります

そこから何枚かのカードを残し、その場でもっとも効果が上げられる
カードを場に出すと言うメカニクスがなされます

多くのゲームでは持てるカード枚数が決まっています

この制限により使うにはコストがかかる、あるいは使うチャンスがなかったために持ち続けているカードを吐くなどのアクションが取られます

デッキ、手札、その他コンポーネントにも制限を設けることで調整できます


デッキの枯渇

デッキがなくなった時の対処をどうするかです

捨て札の山のように切って新しいデッキを作成する

デッキがなくなった時点で負けにする

などです。新しいデッキを作成するタイミングをプレイヤーに委ねることもできます。


ゲームを慣れたプレイヤーに新たな刺激を与えるのがゲームデザインの一つの醍醐味です

ドラフト

トレーディングカードゲームの楽しみの一つに封印されたブースターパックからカードを集める(ドラフト)があります

スマホゲームのガチャと同じようなものですが、何が出るか分からないワクワク感、興奮はいつになっても変わらないですね


ピック・アンド・パス

封印されたパックからドラフトする方法に並列ピック・アンド・パスがあります

プレイヤーがそれぞれでパックを用意し、確認して1枚ずつカードをピックしていく形式です

並列ピック・アンド・パス

1つのパックのみで行う場合はピック・アンド・パスとなるようです


ロチェスター・ドラフト

全てのカードは、全員から見られるように開いて置かれる

プレイヤーは全員に生き渡るまで順番にカードを取っていきます

ロチェスター・ドラフト

カードの種類が多いほど選択肢が多くなるため、カードを取る前に戦略のあらゆる可能性に思いを巡らせプレイヤーが固まってしまう可能性があります

カードを見せる、場に出す

カードゲームのメカニクスでスプレーメルドがよく使われます

スプレー

カードに書かれた情報や特殊な技能が見えるように、カードを特定の形に広げる

カード

デザイン的な話のように思えます

ゲームに必要なカードの情報がぱっと見で分かるようにカードの大きさを考えましょうって感じかなと

カードの数字やスートの組み合わせを見せ合うのに便利です

メルド


ある組み合わせのカードを場に出して得点する

カードになんらかの共通性があるときに成立します

大富豪でよくあるやつですね

大富豪の役例

同じ数字、同じスート(ダイヤなどの模様)によって場に出せるカードが変わってきます

レイオフ

出したメルドに後からカードを追加することをレイオフ(つけ札)と言います

遊戯王の速攻魔法が正しくレイオフですかね

速攻魔法!
バーサーカーソウル!!!!

場に出した時だけでなく、攻撃時とか他の場面でも付け札として機能し、対戦を加速させます


トリック

カードゲームで一般的に使われるもう一つのメカニクスとして、トリックテイキングがあります

プレイヤーは手札からカードを1枚選び、場の中央に表向きに置きます

一番大きな数字のカードを出した人がそのラウンドの勝者になります
勝ったプレイヤーはそのラウンドで出されたカードを全て回収して自分のものにします

「ハゲタカのえじき」がいい例でしょう

ハゲタカのえじき


逆のアプローチをするゲームも存在します

トリックアポイダンス(トリック回避)と呼ばれる、獲得したトリックがもっとも少ないプレイヤーが勝つと言うものです

「ハーツ」がその例になります

ハーツ

ラダークライミング

似たメカニクスでラダークライミング(はしご上り)があります

プレイヤーはは順番に自分の手札からカードを出します
次のプレイヤーははそれと同じか、それ以上の数字もしくはそれ以上の枚数を出します
出せなければターンをパスしないといけません

というものです

「SCOUT!」って言うゲームがこれに該当すると思います

SCOUT!


トリックを使用するメカニズムのゲームでは一般的に全てのカードを出しきったら終了となります

大富豪のように残りのプレイヤーはそのままプレイを続け、順位を確定するものもあります

カードを使ったムーブメント

プレイヤーはカードをめくって、お化け屋敷や古代の寺院などの部屋から部屋への移動を行います。

デッキで移動というメカニクスになります

カードをめくるたびにランダムな事件と遭遇していくのです

カードと一緒にコンポーネントを移動させるのも良いです

ピンクの場所を示すカードを引いたら、ピンク色のボードに移動するような感じです

カードで移動するゲームは私はまだお目にかかってないですねー

色で移動する場所を決めるというのはダーツやルーレット形式のものが印象強いかなと

マリオパーティ4
移動による色分け


今日はここまで!


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