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【ボードゲーム制作日記】ゲームのメカニクスを知ろう!⑬【変化する設定②】
おはこんばにちは
かたきり(むし)と申す者でございます。
変化は楽しい
「自分だけのボードゲームを作ろう」変化する設定
引き続き勉強していきます!
常識から離れてみる
プレイヤーにどのようなアクションをさせるのかゲームによってさまざまなバリエーションがあります
アクション回復
プレイヤーは選択肢をプールすることができ、プールが枯渇するまで好きな選択肢を選ぶことができます
たとえば
アクションプールに「足で移動」「剣で攻撃」「盾で防御」「馬で移動」
「ハートでアクション回復」があったとします。
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①プレイヤーは「剣で攻撃」アクションを選択して敵に攻撃しました。
しかし、敵は撃退できずもう一度攻撃しなかればならない状態となってしまいました。
②「剣で攻撃」アクションをもう一度実行したいので「ハートでアクション回復」を選択し、「剣で攻撃」アクションをアクションプールに戻しました。
③再度、「剣で攻撃」アクションを選択して敵に攻撃し、撃退しました。
と言った具合です。
上記のアクションだと計3ターンかかってしまいます。
もし、「馬で移動」アクションを選択し、敵の背後に移動して急所を突くことができたのであれば
①「馬で移動」
②「剣で攻撃」
で戦闘が終了したかもしれません。
また、「ハートでアクション回復」で完全に無防備な状態にしてしまっているのでこのターンに相手から強い攻撃を受けた可能性もあります。
対人戦であれば、「剣で攻撃」アクションを選んだ段階で次のターンに相手からの攻撃はないと判断できるので、さまざまな戦略を立てることが可能になるのです。
カードのコンポーネントを使用しているゲームではデッキがなくなった際に捨て札の山を切ってデッキを組みなおすのは、枯渇ではなくアクション回復としているものもあります。
バッグ構築
デッキ構築を行うゲームに新鮮味を出したい場合にバック構築というメカニクスがあります。
カードを切る代わりにコンポーネントを袋に入れ、ランダムに選ぶというものです。
コンポーネントはタイルでもトークンでも、ダイスでも何でも良いです
ただし、手で触った時に判断できてしまわないよう形を揃える必要があります。
「ヘルパゴス」ではランダム性を出す際にダイスを振るのではなく、袋に6つの玉を入れ、そこから玉を取り出すようにしています
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無人島から脱出するゲームの世界観を出すために、釣った魚などを入れるような袋をツールとして使用するのは素晴らしい発想だと感じました
無人島にダイスなんかふつうはないですからねw
奥の手
複合的な効果を生み出す魅力的なメカニクスにカードプレイ(奥の手)があります。
手持ちのカードで状況や結果を変えるのです
隠された要素として機能するカードプレイは、公開した際に相手をビックリさせます。
「大富豪」の革命がそれでしょう
自分の手番でカードを4枚以上出すとカードの強さが逆転します
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大富豪が強いカード、大貧民が弱いカードを多く持っていることが多々ありますから、状況や結果を変えるにはもってこいの戦術です
割り込み
ターンオーダー時にも触れた内容になりますが、他のゲームプレイに優先して、今出されたアクションに対して防御または加勢が可能になります。
「大富豪大貧民」の「エース」カードがいい例です
このゲームは基本的に大富豪と同じルールとなっているのですが、各カード毎に特殊能力が備わっています
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このカードは単体で使用した場合に
自分の手番でなくても出すことができる。
とあります。割り込みの機能がそのまんまです。
しかも、エースは大富豪の中では非常に強いカードとされているので簡単に出せる条件を達成できてしまいます。
このカードに対抗するには2枚以上でカードを出し続ける必要があると言うことです。なんてこった
行動か事件か
アクション・オア・イベント
アクション(行動)かイベント(事件)の二者択一をプレイヤーに迫るメカニクスです
アクションを選んだ場合
プレイヤーにはアクションポイントが与えられ、その場で使うこともできます
イベントを選んだ場合
通常のゲームプレイが中断します。イベントは全プレイヤーに影響するのです。
イベントには、害を及ぼすものと、恩恵をもたらすものがあります。
プレイヤーがイベントを選ばなかった場合、他のプレイヤーがイベントを実行することも可能です。
「マリオパーティ2」に登場したスペースランドと言うマップでは
中央にあるカウンターが0になるとクッパ砲が発射されます
レーザー砲を受けたプレイヤーは全コインを失うというえぐいやつです
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カウンターはプレイヤーが中央を通る度に1カウントずつ進んでいきます。このイベントの発生タイミングはプレイヤー自身で選択できるのです。
イベントの発生数
ゲーム終了をイベントが発生した回数で決めるというものです。
たとえば、洪水イベントが3回発生したらゲーム終了みたいな感じです。
また、イベント発生数が一番多かったプレイヤーの勝ちする形式もあります。
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プレイヤーがどちらかの終了条件を目指すのかでゲーム進展は大きく変わってきそうです。
進むゴールの戦略性ってところですかね。
今日はここまで!
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またどこかの記事でお会いできるのを楽しみにしています。
bye for now