１月９日「カタカムナ学会 寺子屋」より
天聞先生からの宿題
「ひえたのあれ もころされき」を毛部川さんが解読！
今朝（2025年1月9日）の「カタカムナ学会 朝の寺子屋」では
天聞先生が毛部川さんに出題された宿題
「ひえたのあれ もころされき を言霊解せよ」
の解読結果が発表されました。
毛部川さんの見事な言霊解の投稿記事はこちらです！👇✨
https://note.com/katakamuna_ac/n/nc8eb6d1dbb64
今回の言霊解は、深遠でありながらも的確な表現で紡がれ、言霊の奥義を學（まな）ぶ私たちに大きな気付きを与えてくれるものでした。この内容を、大学生にも分かり易く解説する現代語訳に仕上げましたので、以下にご紹介させていただきます。
言霊解の奥深さ
毛部川さんが解読された内容を読んでいると、五十音図に隠された言霊の縦・横・左右の働きや、それが古代から現代に至るまでの言葉の体系にどう関わっているのか、その壮大な視点に心が震えました。五十音の一つひとつに宇宙や生命のエネルギーが宿り、それが縦横左右の動きで形作られるという概念を、言霊の視点で再確認する機会になったのです。
また、「ひえたのあれ」「もころされき」という古代の言葉の響きには、ただの文字以上の深いメッセージが込められていることを改めて感じました。この宿題を通して、「文字は形であり、言葉は形を超えた真理である」という教えをもう一度学び直す機会となりました。
それでは、毛部川さんの見事な言霊解の現代語訳をお楽しみください！👇✨
🌟 大学生にもわかる深掘り解説はこちら！ 🌟
もころされきについての言霊解は、次のように解釈されます。
「もころされき」とは、形を持たない神世（かみよ）の教えや伝えを搦
（から）め、舫（もや）い合わせ、文字という形に落とし込む役割を担った者のことを指します。この役割を果たした者たちは、五十音図における縦横左右の配置に基づく言霊の力を深く理解し、それを体系的に文字に凝縮しました。
五十音図は、天地の水火（いき）の力が織りなす縦（天地の流れ）、横（陰陽の調和）、そして左右（作用と反作用）の関係を象徴しています。これらの配置は、宇宙の根本的な法則を表し、それぞれの音が独自の働きを持っています。この言霊の働きを巧みに組み合わせ、天地の法則を人々に伝えるための文字として形を整えたのです。
こうして生み出されたのが、『古事記』であり、この書物は、皇国の大道（みち）を示す象徴として、天地の根本的な水火のエネルギーを「一粒の籾（もみ）」に凝縮し、未来に向けて残しました。言霊が持つ力を五十音図の配置を通じて縦横左右に活用し、文字という形に封じ込めることで、形を持たない神世の教えが形あるものとして後世に伝わるようになったのです。
ひえたのあれの言霊解は、次のように捉えられます。
ひ：この音は「火」を象徴し、目に見えないエネルギーの巡り、すなわち万物の根源的な動きや生命を生み出す力を表します。これは、「アメノミナカヌシ」という神の働きそのものを意味し、すべてを回し繋げる力の表現です。
え：天と地をつなぐ「胞衣（えな）」として、すべてのものを包み、保護するものを象徴します。この「胞衣」は、天地のエネルギーが形を成す際の基盤となるものです。
た：水火が交わり、円となり循環する力を指します。この働きは、万物を育む種子そのものであり、一つの起点から無限に広がる可能性を示します。
あ：無限であり無形であるが、そこからすべてが生み出される原初の力を表します。これは天の本質を示し、「五十連の惣名」としてすべての言霊の起点を表しています。
れ：涎（よだれ）や唾（つば）を象徴し、神の働きや力が言葉を通じて形として表現され、伝播していく様子を示します。
こうした言霊の一つ一つが組み合わさり、「ひえたのあれ」という表現が
生まれました。これは、「天之御中主（アメノミナカヌシ）」が円融無碍に螺状旋回して回転する力を天と地の「胞衣」としてとらえ、万物の種子を司る神が、五十音という言霊の体系を用いて言葉を垂れ、万物の成り立ちを伝えようとする様を指しています。
要約すると、「もころされき」とは、形なき神の教えを文字に凝縮して形を与え、後世に伝える役割を持つ者のことです。「ひえたのあれ」は、目に見えない神のエネルギーが言葉を通じて万物を生み、すべてを包み込む存在を指しています。これらは、日本の精神や文化の原点に深く結びついた概念です。
もっと學（まな）ばねば...！
あの分厚い「言霊秘書」という辞書のような資料を開くたびに、その情報量と奥深さに圧倒されます。しかし、天聞先生や毛部川さんのように、言霊を深く読み解く力を身につけるためには、もっともっと「學び」に時間を注ぐ必要があると痛感しました。
「時間がない」などと言い訳している場合ではない！むしろ時間を見つけ、あの重厚な「言霊秘書」を、言葉の宝箱を開くような気持ちで取り組みたいと思います。💖
毛部川さんの解読からは、ただ学問としての言霊だけではなく、人生のあらゆる場面での深い気付きや新たな視点を得ることができます。このような貴重な学びを共有できる場所が「カタカムナ学会」であり、この環境に感謝を抱かずにはいられません。
ぜひ、皆さんも言霊の世界を一緒に探究し、未知の扉を開いてみませんか？
これからの「學び」も、さらなる発見と成長の連続になることを楽しみにしています。
🌸寺子屋は今年4月にカタカムナ国學講の講義のひとつに移行されます。
ただし、「カタカムナ学会互助会員制度」のサポート会員・特別支援会員の会員特典として、今後も天聞先生の講義を視聴することができます。
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🌿 「言霊解 現代語訳（大学生向け）」 のご紹介でした。
次回の寺子屋も、また新たな学びを期待しています！
https://katakamuna-ac.com/
🌸 お読みいただきありがとうございました。 🌸
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