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やっとかめ☆コム活 

お久しぶりのコム活再開日記

気候的にも申し分ない今日このごろです。

「やっとかめ」とは「久しぶり」という意味で、正しくは「やっとかめだ(や)なも」と言う。

名古屋か岐阜出身まちがい無しの挨拶だ。


前回のコム活日記は6月。
あの暑い夏を通り過ぎ、はや立冬も過ぎてしまった。


いつも何か書けるようなネタがあるわけではないのだけれども。今回は本当にやっとかめ。何も報告がないと自称コムジョを名乗れなくなってしまう!

ただ、すっかり慢性なる練習不足で、横隔膜が硬い気がする。

運動能力の低下か…汗

ようは練習を重ねることによって発揮出来る能力。登山でも、若いからといっていくら体力があっても元気なのは最初だけで、長年登山を続けている年配者の方が、最後までバテずに長距離を歩けたりする。
これが運動能力だ。
尺八も吹いていないと吹けなくなるのは他の運動と同じく。

ヤバいヤバい。


以前、呼吸を深くするためにどうしたら良いか、当時通っていた整骨院の柔道整復師に聞いたことがあった。
柔道整復師曰く、横隔膜をストレッチすれば良いとのこと。
横隔膜も筋肉なので、硬くなる。

だから筋肉を伸ばすように横隔膜も伸ばすのですと、その伸ばし方を教えてもらった。
確かに、そのストレッチをすると、その後に吹くと楽な気がする。これは呼吸法と言うよりも運動法か。

…と、全く毎日やっていないので結局その効果は出ておらず、このていたらくである。

ともかく、毎日音を出すしかない。


さて、

久々によく辻立ちする中央線の駅前に三ヶ所ほど行った。


新宿は相変わらず。

地下道の住民さんに聞いてもらうべく吹いてみる。

その人の前にある「さいせん箱」、なんか見覚えがあるな。

以前、私が吹いていた時に、さりげなくすぐ隣に座って便乗すべくスッと置いたタッパーと同じ。

便乗してもらえるほどに反応してもらえれば良いのですが…

人々は通り過ぎるのみ。

いつか、いきにそのタッパーに渋沢栄一さんや津田梅子さんや北里柴三郎さんでも入れたいものですが、こちらもとんと空っぽでして。行く先は路上死と決めたからいいんですけど…。 いいのか?!

実家で新札全部見た?と父親に聞かれ「まだ一万円札見てないんだよね」と言ったら「ホレ」と一万円札の小遣いを(この年で!)貰う始末…。 いいのか?!



お次ぎは都区外の某駅。


すると、虚無僧感謝DAYなのか、次々と反応がある。


何?
もしかして心配してくれてた?
虚無僧生きてたわー、なんて。

いやいや、この駅もそこそこ大勢の人が通る駅で、同じ人が毎回通るとは思えないが…、
それでもこれまで何度も同じ場所に立っているので、久しぶりのご挨拶かな?

怖くなって、40分そこらで終える。笑



そして別の日の某駅。


駅にお迎えにきていた自転車のお母さんと一緒にいた女の子。

子どもというのは、なにか楽しそうなことをしている人を見ると楽しくなる習性があるようで、虚無僧の曲なのに音が出ているだけで、目の前で急にジャンプしたりする子が居たりする時がある。

その女の子は、今自分の中で流行っている踊りのようなことをしだした。

そしてお母さんに、

私もアレ欲しい!

と、私の尺八を指差して叫んだ。

…がお母さんは聞えないフリをしていて、その女の子もそのまま言っただけで、そのまま変な踊りを続けていた。

そして、お迎えの二人のお姉ちゃんらしき子が改札から出てきて、お姉ちゃんのほうは怪訝そうな目で虚無僧を見ながら行ってしまった。

もっと追究して欲しかったなー、お母さんに。


いずれにしても

通りすがりの皆さま、ありがとさんでございます🙏

私は、ただ、吹いているだけですので、通り過ぎてくださって結構です。


以前、「言いたい事は竹で言え☝️尺八名士のことば☆格言集」にも書きました谷北無竹師の言葉。

本曲は本人曲と申すが、本人が完成されての、後のこと。聞声悟道の達成が第一。
  
後は、その曲を自分の境涯で吹き、また吹くことにより「境涯を練れ」。  

谷北無竹


自分の境涯で一曲一曲吹き、そして境涯を練る。

コムジョ、境涯を練らさせていただいております。


古典本曲普及の為に、日々尺八史探究と地道な虚無僧活動をしております。サポートしていただけたら嬉しいです🙇