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アニメ版『魔女と野獣』第8話〜9話の感想(ネタバレあり)

前回の記事はこちら。


美少女魔女ヘルガとその魔剣の物語は9話で一区切り付いた。

割とこういろんな要素があるが、復讐心と慈愛の物語だったのかな、と思う。

ヘルガの、意志ある魔剣アシュガンへの態度は甘いと思う人もいるかも知れないが、一人の少女の中に、復讐心と慈愛が同時に存在する、それがポイントなのかなと思う。

ヘルガの先祖の、魔剣を封印した魔女も「憎しみだけでなく、別な思いがある。その思いが、これから生まれてくる子たちに引き継がれればよい」と言っていた。

ヘルガもまた、そのように、相反する思いを抱く者なのだろう。まあある意味では、誰でもそのような者だとも言えるのかも知れない。

様々な災厄をもたらしてきた魔剣アシュガンを抱きしめつつ、その直前では家族を殺した犯人をどうしてほしいかと聞かれ「生まれてきたことを後悔させてやって!」とも答えている。

まあアシュガンはもう長きにわたり罰を受け続けてきたから、というのもある。

ちなみにマット・クーガは生きていて、聖騎士団内部の敵と戦う。その際、主人公たちと共闘するが、力及ばす、多数の部下に眼の前で死なれてしまう。

結局、ヘルガとのキスで真の力を目覚めさせたギドが、復活した魔剣アシュガンを再度封印して戦いは終わる。

マット・クーガは、生真面目で高潔なる聖騎士という、ファンタジーではある種の類型的なキャラクターだが、私は昔からこうしたタイプが好きである。

自分で描くと、どうしてもこのようにストレートな正義感にはならず、どこかひねりを入れてしまうのだが。

今回で、アニメ版も一区切り付いたので、今度は原作漫画を読んでみようかなと思う。

私は耳から聞くより目で読むほうが頭に入りやすい。ゆえに洋画やアメリカンドラマなども字幕で観るほうが好きだ。

今ひとつ情報が頭に入り切っていないままアニメを見てしまったので、原作漫画を読んで、もっと考察などを深められればと思う。

それでは今回はここまで。

ここまで読んでくださってありがとうございました。また次回の記事もよろしくお願いします。

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片桐 秋
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