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理学療法士さんがすごい(筋膜リリース整体に行ってみた)
タイトルの写真はうちのルルちゃんのゴッドハンド
膝がもう2年くらい痛い。立ち仕事だから、ずっと負担になっていたのがこの年齢になって限界にきたのかと。
まずは整形外科に行きますよねふつう
整形外科に、恐る恐る受診したのが2年前。膝が痛いって患者さんは山ほどお目にかかってきたが、自分も受診するなんて。
何か悪いものだったらどうしよう。手遅れですね、入院して手術しましょう。なんて言われたらどうしようとドキドキして整形外科に行った。
結果は、骨異常なし、軟骨も問題なし。ただ、半月板を支えるだかなんだかしている筋肉が体質的に短いとかで、そのせいで神経にあたって痛みが出ているんだとか。
短い?それって長くはならないのでしょうか。
患者さんたちには日頃、薬の説明を分かった風にするくせに、薬剤師の自分なんて筋肉の名前もよくわからなくて、短いって言われたからってどうすればいいのかさっぱりわからない。
医師には「ストレッチだね。あとは運動しなさい」と言われて、湿布薬だけ処方された。運動って、痛くてできないんだってば。
結局放置してしまって2年
医師の勧める水泳してみたり、体重が減れば少しは良いかと思ってがんばって減らしてみたり。はたまた、温めるのはいいかもしれないと岩盤ヨガに通ってみたりした。でもずっと痛い。
朝起きて、すぐには歩けないのはもう日常。なにかあっても、走って逃げたり、避難もできないかもしれない。
仕事にもならないので毎日痛み止めを服用する始末。こんなに毎日痛み止めのんでもいいのかな?って不安になる。患者さんが同じこと言ったら「大丈夫ですよ」って答えてるっていうのに。
筋膜リリース
こんなに膝が痛いのは、やっぱりおかしい。
こんどは整体だ。きっとこれなら嘘みたいに良くなるにちがいない。
いろいろ検索してみたら、筋膜リリースとやらを施術してくれるところがあると。理学療法士さんが担当してくれるって。
理学療法士さんとは、仕事で少しお話したことがある程度で直接お世話になったことはなかった。リハビリのスペシャリストだということは知っていたし、資格を取るにもいっぱい勉強している人たちだとは思っていた。
その、ほぼ未知なる実力者たちに、膝痛改善の希望をゆだねてみようと思った。
だいたい、筋膜ってなんなんだろう。そんなの学校で習ってないけど?そんなレベルからの始まり。
保険がきかないセレブな施術
誰かの意見を聞かずに、これだと思うところに突っ走るのは私の良いところでもあり、怖いところでもある。
この筋膜リリース整体は、保険診療ではないので高額。何日も予約を迷った。ええい!美容院1回分だと思ったら、なんてことない。
予約の時間に訪ねると、かわいらしい理学療法士の方が待っていてくれた。時間をかけて、ゆっくり説明してくれて私の症状も、体に触れながらどこをどうしたらよくなっていくのかを検討していってくれていた。
「膝は被害者で、どこかに加害者がいますよ」という言葉に衝撃をうけた。
被害者である膝にはほとんど触れず、筋膜の凝りや筋膜のずれを直していくために、決して強くない力で押される。お尻の筋肉が衰えてしまってますね。かばったところが張ってますねって。
痛い。とても。
「ここ痛いですか」って聞かれる場所は、ほぼ100%痛い。しまいには「なんで私の痛い場所ばっかり見つけるのよー」と涙目で訴えた。
それくらい、彼女には私の良くない筋膜の場所がわかるのだ。
施術後の状態
たっぷり1時間は、施術してもらった。体勢を変えたり、膝の伸びを確認したりして。
そして、自宅でも筋力をつけられるように自分でできるトレーニングの指導もしてくれた。
次回までに、毎日このトレーニングは10回2セットで、こっちは1セットでいいですよという宿題もいただいた。忘れてしまわないように、動画を送ってくれた。
そして肝心の膝の痛みは、本当に改善した。
帰り道、足を引きずりながら歩いてきた同じ道をサクサク歩けるようになっていた。完全に痛みが取れたわけではないが。ちょっとした小走りくらいならできそう。
膝が痛いのに、お尻や腿やふくらはぎのポイントを押したりマッサージして、膝の痛みが軽減するってどういうことよ。
とりあえず、毎日課題のトレーニングをしよう。たいして難しい動きではないが、骨盤の位置や姿勢を正しくキープして行うのはやっぱり難しい。
今後、長く仕事ができて、健康で暮らせるように。
メンテナンスにもお金をかけるのも、たまには良いかもしれない。