デザインは誰でも作れる!簡単なプロセスを使ってTシャツをデザインしよう!
はじめに
アイデアは特別な才能や直感から生まれるものだと思われがちである。しかし、実はそれは誤解に過ぎない。
アイデアは誰でも作れるし、そのための方法論も存在する。
自分がこの考え方を理解するきっかけとなったのは、『アイデアの作り方』という一冊の本であった。
この本は古典的名著で、文字も大きくページ数も少ないペラペラの本にも関わらず「アイデアの本質」がぎっしり書かれている
自分のシルクスクリーンのデザインもこの本で紹介されているアイデア生み出し方のプロセスを真似てデザインしている。今回は、その内容を振り返りながら、自分のブランドづくりについて語ってみたい。
アイデアの作り方のプロセス
『アイデアの作り方』では、アイデアは偶然の産物ではなく、一定のプロセスを踏むことで誰にでも生み出せるものだと述べられている。
大枠としてそのプロセスは「情報を集める→まとめる→寝かせる」という流れで進む。
情報を集める
まずは、広範囲にわたって情報を集める段階だ。自分の場合は、Pinterestやインスタグラムを活用して、自分が気に入った服のデザインやアート作品をひたすら集める。この段階では、良し悪しを判断せずに、ただ集めることが重要である。情報をまとめる
次に、集めた情報を整理し、共通点やパターンを見つけ出す。この段階は少し抽象的だが、たくさんパターンを見れば見えてくるものがある。情報を寝かせる
最後に、その情報を一旦頭の中で寝かせる。しばらく他のことをしていると、突然アイデアが湧いてくることがある。このプロセスを経ることで、自然と新しいアイデアが生まれるのだ。
自分のブランドデザインの定義
このプロセスを踏まえた結果、自分は「片喰代紋」、「鬼」、そして「漢字」の組み合わせで服をデザインするという定義を作った。これらを選んだ理由は極めてシンプルで、ただ単に自分が好きだからである。
クロムハーツのデザインから学んだこと
クロムハーツのデザインに関しても、自分なりに分析を行った。その結果、クロムハーツのデザインは、4つのイラストパターンとプリントの配置の組み合わせによって成り立っていることが見えてきた。つまり、いくつかの要素を定義し、その組み合わせによって無限にデザインを生み出すという方法である。
AIを活用したデザインの進化
現代では、AIの力を借りて画像を生成することもできるようになっている。自分もこの技術を取り入れ、AIによって作成された画像を使いながら、前述のパターンの組み合わせでデザインを構築している。これにより、従来よりも効率的かつクリエイティブな方法で新しいデザインを生み出すことができるようになった。
結び
アイデアは誰にでも作れるというこの本のメッセージは、非常に励みになるものであった。自分のデザインも、このプロセスを通じて生まれたものだ。好きなものを集め、それを寝かせて、独自のパターンを見つけることで、新たな価値を創造することができると信じている。これからも、自分なりのアイデアの作り方を実践しながら、シルクスクリーンしていきたいと思っている。