~働きママンと歩んだ10年間~ とこれから
こんにちは、はちみつ編集部の白熊です。
今回は少し私の思い出話にお付き合いください…
あれはもう10年以上前のこと。
当時勤めていた会社が銀座にあり、今はなき駅前のブックファーストで
目に飛び込んできたコミックエッセイ『働きママン(著者おぐらなおみさん/メディアファクトリー)』をすぐ様手にとり、レジへ持っていったのを昨日のことのように思い出します。(なんだか卒業式の答辞のようになってしまっている…)
私は恐らく26歳ぐらいで結婚した頃でした。
私の母が自営業しながら4人の子どもを育てた生粋の働きママンだったので
いずれは私も「働くお母さんになる」という確信があったのです。
コミックエッセイ『働きママン』は、人生の予習になりました。
「子育てが始まると、夫とはこういう所で対立してしまうんだ」
「ワーママは、こんな困難や感情にぶち当たるんだ」
「忙しい時は鍋料理がおすすめなんだ」…etc.
働きママンたちの苦悩が他人事じゃなくなったのは、31歳で出産し、いざ育休復帰した時。子育てしながら働くことに対して、考えの甘さや奢りを上司に見透かされ厳しく指摘されたり(理解があり沢山のことを学び育ててもらった職場でした。)時間のやりくり云々より、精神面での両立に苦労したりと、30代は苦難が多かったように思います。仕事って、お金を稼ぐってなんでこんなに大変なんだ!
でもそんな時にいつも励みとなっていたのが、定期的に続刊が発売されていくおぐらなおみさんの「働きママンシリーズ」なのでした。
・シングルで職探しと保育園探しに苦労するお母さん
・介護しながら子育てし、パート先で活路を見出すお母さん
・夫との関係や不妊治療に悩むお母さん
・働きママンデビューした部下を影で支えるお母さん
・夫から反対されながらも再就職を決意するお母さん
・無理解な男性陣に華麗なツッコミをいれる〇クルトレディーのお姉さん
おぐらさんのリアルで人間味溢れる人物描写や、感情の機微が伝わってくる表情の描き方、嘘くさくない&きれいごとじゃないエピソードが大好きで、いつも登場人物たちと一緒に泣いたりジーンとしたり笑ったりしながら、愛読してきました。
そして、2024年2月、はちみつコミックエッセイから「働きママン まさかの更年期編 ~ホットフラッシュをやりすごせ!」が発売しました!(本題はココです!)
まさかのまさか、この私がおぐらなおみさんや、働きママンの担当編集者でそしてコミックエッセイ界を築き上げてきた編集長松田さんと一緒にカバー案を考えたり、冒頭のヒストリーページを考えたり、編集に携わっているとは…!!
10年前の自分に言ってあげたい。
「一番苦しい時に耐えてくれてありがとう、10年後は本当にやりたい仕事を素敵な職場でできているよ」と…。
最新刊「まさかの更年期編」では、更年期だけでなく、人材育成、佳境を迎えた子育て、男性の更年期にもふれていて、それがまた人生の予習になっています。覚悟をしておかないとですね。
人材育成については、私もずっと「平」がいいタイプ。ずっと作る作業をしていたい。でもいつか、人生の先輩たちから教わってきたことを次の世代に還元しなきゃいけない時がくるのかなという気もしています。そんなことも学ばせてくれる、本作です。
著者のおぐらなおみさんは、どんな時も穏やかで優しくて面白くて、そして学業と並行しての執筆作業でありながら気遣いもして頂いて、そんな姿からも学ぶことが沢山ありました。はちみつ編集部で執筆頂いて本当にありがとうございました。
さて・・・コミックエッセイの編集者になり、丸3年が経とうとしています。仕事はやはり大変だし、しんどい時もある。力不足や未熟さを感じることも多々。けどきっと毎日の悩みやがんばりが、また未来を作ってくれるのだと信じてコツコツやっていきたいです。
また10年後どんな自分に出会えるかが楽しみです。
(超超超ヒット作を出してくれていたりしないかな・・・!)
長々と書いてしまいましたが、言いたいことは1つ。
必ずや働きママンたちの心に寄り添い、そして元気づけてくれる内容になっていることを信じて、働きママンシリーズ最新刊!まさかの更年期編をお届けします。ぜひご覧頂けると嬉しいです…!
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応援の気持ちも込めてぜひご参加をお願いします。
(編集 白熊)
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