小1の壁を振り返ってみた
こんにちは、編集部の白熊です。
そろそろ新入学・進級の季節がやってきますね!
この時期によく話題に上る「小1の壁」というキーワードですが、
私にも今年の4月に小学2年生に進級する娘がいて、
昨年は、いわゆる小1の壁を痛感する事が多い日々でした。
朝の見送り、学童のお迎え、プリントや提出物、宿題や持ち物の管理など、
保育園の頃と違って「大変さ」の種類が変わった事を実感しました。
そして「大変さ」の大部分を占めたのが、娘のメンタルケアでした。
卒園のタイミングで引っ越したので、保育園時代のお友達や知り合いのママが一人もいない所からのスタート。入学式の翌日には学童が始まり、まだ馴染のない土地と学校、見慣れない同級生や身体が大きく堂々とした上級生たち…人見知りしがちな娘にとって、それはそれは心細かった事と思います。
なんだかんだありつつ、学校や学童にも慣れた頃、長い夏休みに。夏休み中、姪っ子(12)が我が家に長期でお泊りしていました。娘は祖母や姪っ子と充実した毎日を送り、学校や学童からも解放され、それはそれは楽しかったのでしょう。2学期が始まると「学校に行きたくない」と言うようになりました。
「学校に行きたくない」と言われた時、「きた・・・」と胸がザワッとしたと同時に、親として何かを試された気分でした。幸い仕事は在宅だし、
休ませる事に物理的な問題はない。ただ…
ここで簡単に休ませたら、
嫌な事がある度にすぐに投げ出す人間になってしまうのではないか?
休みグセがついてしまうのではないか?
え、学校ってそんなすぐ休ませるもんじゃないよね??
瞬時に色々な悪い方向への連想ゲームが始まり、「行きなさいっ!!!!」と、半ば強引に学校まで連れていきました。既に登校時間も過ぎ、朝の会が始まる前のザワザワとした時間帯。教室まで一緒に行き、ほっぺに涙跡をつけ、うつむいたままの娘を担任の先生に引き渡し、家に戻りました。そんな心配が絶えない日々は9月いっぱいまで続きました。
さて、察しの良い方ならお気づきかもしれませんが、、、
4月15日に担当作品『学校に行かない君が教えてくれたこと 親子で不登校の鎧を脱ぐまで』(著者・今じんこさん)が発売されます!
この作品は、著者・今じんこさんの長男もっちん君が学校に行かなくなった事をきっかけに、学校に行かない選択肢を親子で選び、さんざん悩んで迷った末に、笑顔になるまでの道のりを描いて頂いています。
予約開始してすぐに、
Amazon本総合ランキング最高位4位、
いじめ・不登校カテゴリで1位にランクインした話題作です!
予約をしていただいた皆様、本当に本当にありがとうございます。
▲コミックエッセイ描き方講座第4期でグランプリを受賞された際の
卒業制作が書籍化となります!
私たちが生まれた時から当たり前のようにある学校は、本当にでっかい存在です。我が子が学校に行かなくなった時、この子はこの先どうなるのだろう、どうやって毎日を過ごしていけばいいのか、と困惑してしまうけど・・・じんこさんともっちん君がとことん悩んで迷ってきた道、味わってきた感情を知る事で、知らず知らずに持ってしまっている偏見を解き、不登校への誤解や不安が安心と自信に変わる1冊になりました。
もし、娘が行き渋っていた夏休み明けのタイミングで、じんこさんのネーム(ペン入れ前の原稿のようなもの)が全て完成していたら、私は同じように「行きなさい!!!」と厳しく言い放っていたかなと疑問に思います。。。
あの時は、子どもの気持ちよりも、親としてどうするべきか、このまま学校を休みがちになったら…と、言ってみれば、自分の体裁を優先していたように思います。
学校に行っても行かなくても、「我が子は大切で素晴らしい存在」そんな風に思えるまでを描いたこの作品は、当事者であってもそうでなくても、我が子に対するまなざしを大きく変えてくれます。
多くの人は学校に行くのが当たり前の世界しか知らないだけで、
学校に行かずとも、十分幸せに立派に生きられる世界線がある。
そんな風に、義務教育や学びに対する固定観念をガラリと変えてくれて
子育てに対する姿勢も考えさせてくれた
じんこさん、ありがとう。
そして、本が完成するのを心から応援してくれた
もっちん君も本当にありがとう。
プロローグでもっちん君が言うように、
読めば家族に優しくなれる1冊になりました。
今度娘が学校に行き渋ったら、サクッと休んで
お昼ご飯は、娘の好きなマクドナルドでも行こうっと。
既に各種ネット書店・全国の書店で予約がスタートしております。
電子書籍は、4月1日以降予約開始になります。
私、クマで登場しておりますが…
本当に何回呼んでも、ウルっとしてしまうんですよ…。
子どもの頃、学校で嫌な事があった時に
親に何から何まで報告していましたか?
子どもは外で少なからず心を摩耗させていて…
何もないような顔をしていてても、
子どもにだってプライドがあって
小さな胸で健気に頑張っているんですよね。
この作品を読んでいると、自分の子ども時代を思い出して
ウルっときてしまうのです…(詳しくは作品を読んでください…)
不登校に直面する当事者の方、子育て中の方、
そしてかつて子どもだった大人の皆さん
色々な方に響く1冊になっております。
ぜひご覧頂けると嬉しいです!
(担当白熊)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?