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術後5日~1週間

術後5日目

お粥から普通ご飯へクラスチェンジ!

そして首からの点滴が抜ける。首を大きく左右に振れるようになった。

リハビリは500m歩行を一日2回、午前と午後

リハビリの先生から言うと超優秀との事。老人の場合は同じ手術を受けたとしたら、そのまま立てなくなってしまう人も大勢いるそうだ。

執刀医との会話に関しても後遺症も特に無さそうな安堵の表情が強くなってくる。

そんな感じで、この日から精神的に楽勝ムード。野球で言えば緊迫した投手戦が一転、打者一巡のビックイニングが出て来た様な感覚。


術後6日目

尿道に入っていた管が抜ける。トイレまで行かないと用が足せない!

これが最初わずわらしい。管が入っている時ってオートオシッコ機能(ちょっと残尿感付き)なんですが人間ってオートでやってくれるモノなら何でも楽に感じるんだなと実感。

これがトイレに行くのに、

1・ナースコールを押す

2・看護師さんが点滴や心電図を動かす

3・車いすに移動する

4・車いすでトイレまで移動

5・トイレの便座に座る

6・用を済ませてトイレの中からナースコール

7・看護師さんの補助付きで手を洗って自分のベッドに戻る

8・再び点滴、心電図を動かしてもらう

と、まぁトイレ一つで大イベント。まだまだ重症な患者と実感する。


でも、一方で脳みそは普通に動いているので、ベッドの中では暇でしょうがない。

暇を持て余し、残りの人生でオシッコに行く時間がどの程度発生するかを無駄に計算する。

計算によると、なんとオシッコを出す時間は残りの人生で2カ月以上ある!

とこんな事を考えている段階で、まだまだ重体ではあるものの、心にはゆとりがあるのがわかる。


一転、この日から「夜中眠れない病」にかかる。日中ぼーっと生きているので疲労感が全く無く眠気というモノを感じない。眠れないのでかなりくだらない事から、人生設計まで考え事や妄想を繰り返すし、何とか朝方2、3時間だけ寝る。


あとは体調が良くなって来たので、差し入れに調子乗り始める。水しか飲んでいなかったので飲み物にカルピスをリクエスト。更に味の薄い病院食に嫌気が指してきており、ゼリー、プリン、コーヒー、とリクエスト。要望するたびに毎回、看護師さんが笑いながらお医者先生に確認取ってくれる。

だいたいのモノはOKだったが、ファミチキはNGにされた笑

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