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PERFECT DAYS
毎日の繰り返し。自分次第で見える景色は全く変わる。幸せが自分の中にありますように。
涙がでた。なんの涙なんだろう。暖かくて気持ちよかった。少し苦しいような気もした。
1人の男性のなんでもない日常。
心無い態度を向けてくる人も、己の世界の中に生きる少し変わった様子の人も、うるさい若者も、飲み屋で楽しむ人も、公園で遊ぶ子供も、きらびやかな暮らしを生きる人も、お風呂に浸かるおじいちゃんも、みんな同じように日常があって、幸せも悲しみも怒りも喜びも感じながら生きている。
何の仕事をしているか、何を持ち、何を食べ、何に囲まれて生きているか。そんな情報で人の生き方をジャッジしている時には見えない美しいものを彼は見ている。そして、その美しさに彼は満足している。幸せなんだ。
もちろん悲しい日や、悔しい日や、寂しい日や、やってられないと思う日もあるんだろう。それでいい。それでいいと、知っているんだろう。
生きる事の辛さに向き合ったことがある人に見える世界。''生きる世界が違う''という言葉にこれまでと違う捉え方を見つけた気がした。
このタイミングで見るべきだったんだなぁと妙にしっくりきたステキな映画。役所広司さんの演技が素晴らしい。本当に自然に作品の中に生きる俳優さんだなと思う。
心が苦しい時や生きる事に向き合う時にそっと寄り添ってくれると思います。
ご拝読ありがとうございました。