
進路に悩む高校生の君へ〜富山県編(文系ver.)〜
北アルプスの要塞を超えた先にある、ものづくりの聖地。
富山県。
山々がそびえ立ち、四季折々に表情を変える風景は、本州の北陸地方に位置している。空に向かって輝く白い立山連峰、その足元に広がるのは日本一の水深を誇る富山湾。自然の偉大さが詰まったこの地では、山と海が一息に触れ合う。
富山は、古くから「薬のまち」として知られてきた。江戸時代には富山藩が全国に売薬を広め、その名を轟かせた。今もなお、富山の家庭薬は多くの人々に親しまれている。
ここからは余談だが、日本の昔話「海幸山幸」にも似た物語が、この土地に伝わるという。立山連峰の頂からは、海幸の神々が見守り、富山湾には山幸の恵みが注ぎ込む。立山信仰の聖地では、山の神々が人々を守護してきた歴史が刻まれており、その霊気を感じながら大自然と向き合うことができる。
また、富山湾の「ほたるいか」や「白えび」といった特産物は、この海と山の繋がりから生まれた奇跡。春の夜、青く光るほたるいかの群れを見れば、まるで星空が海に落ちたかのような幻想的な世界が広がる。
そんな富山だからこそ、人々は自然と共存し、受け継がれる文化や信仰を大切にしてきた。その土地に根ざした伝統と、豊かな暮らしを守る姿勢は、未来への強い礎となっている。
そんな北陸の要所である富山は、かすみの舎の本拠地のひとつだ。
それでは、そんな富山に構える大学の数々を見ていこう!

■富山大学(通称:富大)
『日本随一を秘めた城下町の支柱』
区分:国立
学部:教育学部、経済学部、人文学部( 今回は文系学部に限る)
偏差値:教育学部(50)、経済学部(50)、人文学部(52.5)
キャンパス:富山市五福
富山大学は、富山県に位置する国立大学だ。
明治8年に設立したその長い歴史を誇り、現在は中国、スイス、アメリカ、フィンランドとの間で国際交流協定を結び、教員・学生の相互派遣を行っているため、盛んな国際交流を行っている。
そのため、長い歴史が培った地域との密な交流とその大学を卒業したOB・OGによるコミュニティは、あなたのキャリアをより良いものへ導いてくれ、密な海外交流はあなたの未来を広げてくれる。
また、学生食堂は二つ存在しているが、何よりも学生の中でも大人気なラーメン屋は富山大学の憩いの場の一つだ。
そして、サークル活動においては黒田講堂と呼ばれる楕円形の白亜系の建物で活発に行われており、大学の性質上、サークルに構成されると日常生活の大半がサークル活動中心となり、鎖国状態になることが多い中、他学部・他サークル同士の交流が頻繁に行われていることも富山大学の魅力の一つと言えるだろう。
■富山国際大学

『z世代の次の世代を紡ぐ保育ベンチャー』
区分:私立
学部:現代社会学部、子ども育成学部
偏差値:現代社会学部(35)、こども育成学部(35)
キャンパス:富山市東黒牧(現代社会学部)
富山市願海寺水口(子ども育成学部)
富山国際大学は、2008年に設立した2024年現在も未だ20年満たない新興性の大学だ。
だからこそ、設備は新興性の大学の面目躍如とも言えるほど最新のものがそろえられている。
また、こども育成学部では、保育士資格や小学校教諭、幼稚園教諭、社会福祉といった福祉や子どもに関する資格を取ることができる。加えて、レッスンルームや音楽室など施設が充実しており、資格取得後に向けての実務を練習することができることもこの大学の魅力と言えるだろう。
ただ、富山国際大学はその学部の性質上男女比が3:7と女性が圧倒的に多い大学であるため、特に男子諸君はこれまでとは違う新しい世界で生きるための術が求められる。
今回の記事がみなさんの進路選びの参考になれば嬉しいです。
それぞれの大学には、学びだけでなく、その場所でしか得られない経験や出会いがあります。どんな未来を描きたいのか、ぜひじっくり考えて、いつでも相談してくださいね!お待ちしています!
執筆:ラディッシュ(かすみの舎 講師)
編集・校正:かすみの舎 塾長
かすみの舎は、全国の中高生にオンラインの個別指導を行う学習塾です。
好きを伸ばし主体的に学ぶ力を身につけるという教育理念に基づき、「敷居の低い学習スタイル」と「自然と知りたくなる、学びたくなる授業体験」を提供しています。
また全国の企業やパートナーと連携して地域活動の場を設けることにも力を入れています。座学の実践がさらなる探究心へと繋がり、若者が地域への愛着を持つきっかけとなることも期待しています。
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