二次創作は創作のゆりかご
というのは本当のことで…そのすごさを実感しております。
なんで二次創作の話になったかというと、ずっと一次創作にいる娘に初めて二次元の推しができまして。
そのとち狂いっぷりや(これは周りが漫画描きで同人誌に慣れた人しかいないせいもありますが)ハマった次の日にオンリーに何の本を出そうかってとこまでイっちゃってるのを見たせいです笑
そこで自分の昔出した同人誌を懐かしく手に取ってみたら、まあ熱量のすごいこと。
画面構成や絵も本当につたないし、ネームがダメなので読みにくいっちゃないんですが、本当によくて、久々読み直して号泣したりしました…
もうデータがないものもあるので、紙の本にしておいて本当によかったなと…
装丁に凝るのが好きだったので、やりたい装丁のために本を出したり…楽しかったですねえ。
プリントオンさんに常にMAX早割で入稿しておりました。
(余談ですがプロで単行本が出ても特殊装丁はよっぽどじゃない限りないですからね…というかまず単行本出せるようになりたいですが)
同人界隈に出戻ってから、漫画家志望として一次創作に転向するまでに7年間で出した本はすごい数でした。
個人誌が年5-8冊。
それに加えてアンソロへの参加や合同誌の寄稿などもあり、数えてませんが全部で60ー70冊くらいになりますかね?
以前完成原稿1000-1500枚描いたあたりでプロになる人が多いと書きましたがホント誇張じゃないですね。
同人誌は本当に創作のゆりかごなので、創作する人には利点しかないです。
描いたものは褒めてもらえるし、確実に「あのひとを萌えで刺す!」という読者が見えているし、定期的に完成原稿を作り続けるという一番難しいことが継続できますしね。
もちろんトラブルなどもありますが、商業志望の道の険しさを考えればそこは段違いに優しい世界です。
特に女性向けは同人からプロになる層がかなりの割合だと思いますので、商業志望の娘にも二次創作も気楽に楽しんでほしいと思いますね。
現在はありがたいことにスケジュール的に二次創作をするゆとりはないのですが、試行回数を回したり、やったことないことを試すのに同人はとてもいいので、時間ができたら何かまたやってはみたいんですけどね。
商業じゃない手持ち原稿で一次同人は今年はちょこっとだけやるつもりですが…
同人作家時代の熱い原稿を見てやる気が出たので、今取り掛かっているお仕事、本当に頑張ろうと思います!