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軽井沢香澄
2019年7月24日 00:22
美しき哉愛ゆえに平原の草草は風に揺れ遥かヒマラヤの雪深き山々に我々の詩を運び聞かせる三つ束の矢よ我ら家族の結束を星々に刻めその愛に満ちた目鷹に似たりて美しき哉美しか哉決意ゆえに氏族の旗は風に揺れ遥かキエフの城にも我々の怒りを響かせる三つ束の矢よ我らの血を彼の大地に刻めその高貴なる爪鷹に似たりて美しき哉美しき哉希望ゆえに子は母の胸に揺れ遥か星の降る時までこの歌
2019年7月19日 02:55
神よ!どうしてあなたはガーベラの咲く花園に彼女を一人残したのか神よ!おかげで私はアスファルトを宛もなく思い出を求めて歩かねばならない「さようなら!」溌剌とした声に振り向けば花園の戸は閉ざされるその時であったそれが何を示すかも分からず私はぎこちなく笑顔を返すだけだった神よ!せめてあの戸を叩かせてくれ叩かせてくれさえすればそれだけでそれだけで私は十分なんだ
2019年7月13日 01:59
対なるもの河原のチガヤと自転車補習ノートとガリガリ君溶けた氷と背骨のくぼみサバの頭と転んだ箸威勢のよいセミと夏のすべて対なるもの河原の鉄橋と自転車サボったプールとガリガリ君脂汗と背骨のくぼみ甲子園ラジオと箸の一方忘れた嫌悪と夏のすべて対なるもの河原の鉄橋と一万円サボったプールと腕の痣脂汗と喘ぐ息甲子園ラジオと日常忘れた嫌悪とカラス
2019年7月7日 16:32
私は何者で、どこから来て、どこへゆくのか。 待ちゆく人も同じである。どこから来て、どこへゆくのか、我々は徹底的に無知である。 しかしながら、私達は出会う。出会うとそこには事実が生まれ、事件が起こり、その時初めて我々は感じる。「生きているのだ、確かに、この時を。それだけは、疑いようのない…」 今朝の夢で新たに知ったことが2つあった。唇にあけた薄いピアスに触れた時の危うい愛おしさ。そし