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テカテカのパイ、テカテカの顔な日

昨日もアルバイターだった。
そこそこ忙しいが、少し本を読めた。
伊吹有喜さんの『ミッドナイトバス』
まだ全部読んでいないが、いい。しみじみいい。作中では主人公の家族を中心に話が進んでいくのだが、バス乗客の話も新しい視点として、章の最後で挟まれる。バスに乗っている一人ひとりに物語があり、人の奥深さみたいなのが感じられていい。全くの他人でも、奇妙に自分の人生に交錯している可能性もある、その逆も然り。多面的で、あらゆる可能性がある、人の味わい深さがひしひしと伝わってくる。この本を読むと、どこかで必ず誰かと繋がっているんだと、漠然とした安心感に包まれる。漠然とした孤独を感じていたら是非読みたい本だ。
朝はテカテカのパイを食べた。パイはうまい。冗談抜きでパンという圧倒的地位を、パイに変えて欲しいと思っている。しかし、パイを食べると、顔もテカテカになっていくので、きっとパンがあるんだろう。ふと見た時の自分の顔が思ったよりもテカテカでびっくりした。たぶんヤモリもくっつかないぐらいテカテカなのでは?
夜は久々にTwitterでおしゃべりをした。誘ってもらいありがたき幸せ。ニートになるとほぼ人と話をしなくなるので、久々に話すと言葉が出なくて笑ってしまった。ミッドナイトバスを読んだからか、みんなの人生に、背景に、思いを馳せる。それぞれ課題があり、将来があり、過去がある、良くも悪くもそれは素敵なことなのかもしれない。
人と関わることが多かった、そんな日。

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