ポピュラー奏者から見たクラシック和声の壁
ドッペルドミナントはダブルドミナントである。
言葉の違い
ドッペルドミナントはダブルドミナント、ドイツ語と英語の違いでしかない。
私がクラシック和声の授業や実技レッスン、アンサンブルや合わせのときに、フリーズしてしまったクラシック和声の用語の1つ。
ポピュラー&ジャズ和声を、それなりに理解していれば、何も難しくなかった。
ナポリ、ドリア
クラシックの世界で「ナポリの2」とか「ナポリの6」と言われる用語は、
サブドミナントの代理、短調の短2度上の和音のこと。今ではマイナーKeyだけでなくメジャーKeyでも使われる。
ジャズ和声だと♭Ⅱ△7とか♭Ⅱ のことらしい。
マイナーKeyのⅡm7-5の根音 ( ルート ) を半音下げる。
C (ド) を1度として見ると、Dm7-5は「レ・ファ・ラ♭・ド」
そのルートが半音下がるので「レ♭・ファ・ラ♭・ド」となりD♭7。
ポピュラー&ジャズ理論ではサブドミナントマイナーと考えるのがシンプルだと思います。
「ドリアの4」というのは、Ⅳ7とかⅣのこと。クラシックでは短調の曲で登場してくる和音。短調のⅣ和音(ⅣmやⅣm7)の第三音を半音上げた和音。
C (ド) を1度として見るたき、Cドリアン・スケール ( ドリア旋法 ) の4番目の音である F (ファ)をルートにしてドリアンスケールの音を1つおきに音を重ねて作られる和音は F や F7。
Ⅳ7ということで、「ドリアの4」が使われるときブルースのような感じになる。
ディグリー表記、あるいはコードネームで書いてみると、なんとなく理解できそうですよね。