アルトギターとギタレレ
アルトギターってご存知ですか?
ギター合奏を経験したことがある方は、知っているかもしれませんが、
一般的なクラシックギターに比べて、小さなクラシックギターのことをいいます。
サイズだけでなく、チューニングも違いまして、
一般的なクラシックギターのスタンダードチューニングと比べると、全ての弦が7フレット高い音で合わせます。
スタンダードチューニング
⑥=E
⑤=A
④=D
③=G
②=B
①=E
アルトギターのチューニング
⑥=B
⑤=E
④=A
③=D
②=F#
①=B
小型のギターなので、まだ体の小さなお子様にオススメなのかと思われるかもしれません。
実際に、楽器の大きさは良いと思うのですが、チューニングが違うため、
体が大きくなり、大きなサイズのギターに変更するときにチューニングに違和感を覚える人もいるようです。
ギター教室で、アルトギターを勧められたら、注意が必要です。
チューニングが異なるため、弦も違いまして、一般的なクラシックギターの弦も使用できますが、
アルトギター専用の弦のセットもあるようです。
さらに、ギタレレという楽器もありますね。
ギタレレもチューニングが違います。
ギタレレのチューニングは、通常のチューニングで5フレットにカポタストを装着時の開放弦の音程となっています。
ギタレレのチューニング
⑥=A
⑤=D
④=G
③=C
②=E
①=A
どちらも、演奏方法は通常のギターと同じです。
ちなみに、一般的なクラシックギターのことを、合奏の世界では「プライムギター」と呼ぶそうです。