人種や生活習慣、食習慣で排便量は異なる、少ないのならオリゴ糖

便秘とは一体どういうものなのでしょうか。また、便秘ではない排泄量とはどのくらいの量なのでしょうか。便秘の解決方法や、自分が便秘かどうかの判断基準について考える前に、その実態をきちんと把握しておかなければなりません。

たとえば「風邪をひいた」治療法が異なるのと同じように、策が違ってくるのです。

実際、「いま便秘気味なんだ」とか「便秘で悩んでるのよ」という言葉は日常的によく使いますが、そこで意味している内容は人によってまちまちでしょう。

便意を催してトイレに駆け込んだものの、たまたまそのときは排便できなかったという場合もあるでしょうし、もう1週間近くも排便がない、という意味で使っている人もいるはずです。

日本人の場合、基本的には1日平均1回排便をするのが健康な状態です。また、1回あたりの排泄量についても、食事の量や内容、個人差もありますので、一概に「何グラム出なければ便秘だ」ということはいえませんが、基本的には一般によく言われる「食物繊維」を多く摂っている人は多いものです。

日本人が1日に排便する量は、だいたい125~180グラムが普通な状態です。

ただし欧米人の場合、1日平均60~90グラムで、排便の回数は1週間に5回程度という調査結果もありますから、1日だけ排便がなかったからといって、すぐに「自分は便秘だ」と決めつけるのは早計でしょう。

したがって「排便が何日問なかったら便秘か」というのは、一概に決められるものではありません。

また排泄量でも、戦時中の古い話ではありますが、日本人はアメリカ人より3倍くらい多い、とも言われたときもありました。また、パプアニューギニアの山地で暮らしている高地民族は、1日に1キロ近く排便するという報告もあるから驚きです。これは生活スタイルや人種によって異なる、ということにもなるのでしょう。しかし、あまり少ないのは問題です。食物繊維をたっぷりとって善玉菌のエサになるオリゴ糖をたっぷり摂るのがオススメです。

スムーズな排便のための「カイテキオリゴ」

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