いつの間にかできている
自分で決めた目標をどうしても達成できなくて、何度落胆しただろう。例えば「本を月に2冊読む」とか、「エッセイをひとつ書く」とか、自分が好きでやりたいことのはずなのにどうしてもできないのは、無気力なのか怠惰なのか。
だが「Twitterで毎日最低1ツイートする」という目標は1年間続いている。日記でもなんでも三日坊主の私には珍しい。
なぜTwitterは続いているのか。
理由は簡単。誰かが「いいね」してくれたり、リプライしてくれたからだ。つまり起こしたアクションに対してご褒美があったのだ。しかも、他人から。
「本を2冊読む」という目標は最近クリアした。福岡の歴史について調べていたら、なんだかあれこれ興味が湧いて関連する本を次々に読み漁っていた。
なぜ、そんなことを目標にしたのかわからないくらい、読みたい本を読んでいる。
「エッセイを書く」という目標は、noteでクリアできている。日記ともエッセイともつかないが、楽しくて書いている。"小戸公園"に行った時からなんだか面白くて楽しくてnoteを書き始めた。
自分が好きでやりたいことなのにできない、というのは「本当は好きではない」か「今はそれに熱中できない」か、「やりたいことが少し変わってきた」のかもしれない。
目標を決めると、その目標は常に頭のどこかにある。まったく別のことをしている時も罪悪感を感じながら頭の片隅に、自分で決めた目標がある。
なぜできないんだ、どうしてできないんだと自分を責めながらもがいているうちに、思ってもいなかったことに熱中して、そこに巻き込まれる形でいつの間にか目標達成できている。
熱中しているときの楽しさや面白さを、ご褒美だと脳は認識するのだろう。
たぶん、仕事でも勉強でも目標を忘れない限りいつの間にかできている、という状況は起こるし、それが起きるにはなんでもいいから何かに熱中すること。何かに熱中するには、何かに興味を持つのがいいのかもしれない。
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