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[再編]禅と食(著者 枡野俊明)
読む目的
禅の考えと、日々の食事の関係性を学ぶ。
第一章 食事を作ることは心を整えること
食材に対する心の持ちようや態度は、人間関係にも表れてしまう。
日常的なふるまい、所作と心は切り離すことができない。
どんな食材も100人の手を経て今そこにある。いま自分の前に置かれている食事には、どれほどたくさんの人の手がかかっているかを思い、感謝していただく。
一物全体:命あるものは全体でバランスが取れているのだから、野菜もその全てを食べることが、栄養的にも体にとっても最も好ましい。
時間があるから心が尽くせて、ないから尽くせないということではない。できる範囲で精いっぱい、あなたらしく心を尽くす。
ただひたすら自分の本分を全うしている。意図も思惑も全くない姿が、聞くもの、見るものに、心地よさを感じさせる。
歩歩是道場:どこにいても何をしていても、心を込めて取り組んでいれば、その場所が道場であり、その行いが修行。
何事も自分でやらなければ意味はない、自分でやることこそ大切。
経験に大小、軽重などない。
まず、一呼吸おく。呼吸が整って心が整ったら、時間がない状況でも不思議と手順が見えてくる。
主役としてかかわるとは、そのことに自分の全てを投げ込むこと。
喜心:何事かをするのを喜ぶこと。「誰かのために」が張り合いになるのは、喜心の源泉が息づいているから。
相手によって分け隔てするのは、心がどっしりとしていない証拠。自分では臨機応変に行動しているつもりでいても、実は相手に心を振り回されている。
あらゆる角度から相手に思いを巡らす。それに勝るもてなしはない。
心のプレゼンテーション:相手を思う気持ち、もてなしの心を形にしたもの。
調理道具はその人自身、その人の料理に向き合う姿勢を端的に伝えるもの。
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