すごいキーボード𝑹𝑬𝑨𝑳𝑭𝑶𝑹𝑪𝑬を1年使ってハチャメチャに買ってよかったレポ
キミは東プレの𝑹𝑬𝑨𝑳𝑭𝑶𝑹𝑪𝑬を知っているか。
「打鍵感がいい」「早くタイピングできる」「すごいキーボード(すキボ)」という評判のキーボード界の「王」、𝑲𝑰𝑵𝑮 𝑶𝑭 𝑲𝑬𝒀𝑩𝑶𝑨𝑹𝑫である。
「プロ用」とも言われ、タイピング早打ちの大会でも使われている。
(早打ち大会優勝者のインタビュー。面白かった)
時には一日十時間以上キーボードを叩く俺、サネアツは――去年、王に謁見しようと思った。
結果として大満足だったうえに、もう「王」なしで満足できないカラダになっちまった。以下がその記録、レビューである。
ちなみに長らく王はUSB接続専用だったが、とうとう最新機種R3でブルートゥースに対応しあそばされた。
アイパッドの民にも王は慈悲を与えもうたのだ。
■𝑹𝑬𝑨𝑳𝑭𝑶𝑹𝑪𝑬の評判と買う決心まで
何か知らんがすげ~いい。
機種がたくさんあるが、どれも通販サイトの評価が平均★4.5以上あるように見える。
特に「押し心地がいい」とか「他では満足できなくなる」とか正直信者みたいな高評価ばかりなので、若干疑いながらも好奇心に負け、俺は王に謁見する覚悟を決めた。
何故か?
俺はSEで文字書きだ。時には最大一日一万字以上書くこともある。ローマ字入力だから母音以外は一文字出すのに二回キーボードを押すので、ガバガバ概算で一日に最大二万回弱キーボードを押すことになる計算だ。
一日二万回?
え…………? に……まん……?????
ちなみにネテロ会長の感謝の正拳突きが一日一万回ですね。何と比較してんだ。
塵も積もれば山になる。軽いキータッチでタイピングができるのならば、この二万の繰り返しで受ける総負荷はどのくらい違うのだろう。
王は近くの店には鎮座していなかったので、試し打ちなどもなくぶっつけ本番で買うことにした。
なんだかんだのせられやすいタチなので、レビューを見て俺も「王の臣下」になる予感は、このとき既にあった。
■どの機種にする?(ちょこっと解説)
さて、𝑹𝑬𝑨𝑳𝑭𝑶𝑹𝑪𝑬は種類がかなり出ている。自分に合った機能とお値段を選ぶのが肝要だ。
調査段階で見つけた「すごい臣下(すしか)」がこのブログである。
臣下っていうか……大臣といってもいいレベルで詳しい。
解説すべきことが全部書かれているので、機能はすべてこれ見ればOKです。
いちばんすごいのは、下部の一覧表。
ここに検索条件をいれると、全159種類の中から条件に合う奴だけを絞ってくれる。すごすぎる。
※公式サイトでも同じように絞り込みができるけど、生産中と生産終了が一度に検索できないので、「生産終了品はこちら」のリンクに気づかないと「あれあれ?」ってなる。
さて、どういう基準で選んだか解説していこう。ガチ解説はこの大臣のブログを熟読してね。
◎テンキーの有無
電卓みたいな数字とかいれるだけのキー群が右にあるかないか。
主に小説執筆用&机が狭いので、俺は「テンキーレス」を選んだ。俺が買った機種だと800円くらいしか違いがないから、使う頻度に合わせて好きに選んでいいと思う。
また、テンキー単体販売もあるとのことなので、レスを買って、後から欲しくなったら外付けテンキーを買い足すのも可能。もちろん安価な別の会社のでもいい。テンキーにはさすがに押下感とかスピードとかは求めないし。
◎押下圧(キーの重さ)
30gはメチャクチャ軽く「まろんは軽いな、羽根が生えてるみたいだ」という感じ。45gは少し打鍵感がある。55gはしっかりカコンと押しこむ感じがする。
俺は、初𝑹𝑬𝑨𝑳𝑭𝑶𝑹𝑪𝑬なので変荷重にした。
これは、貧弱貧弱貧弱な小指で打つような端っこのキーだけまろん並みに軽くなるヤツだ。
一年使った今は王の打鍵の軽さに慣れたので、次買い替えるときは全キー30gにするつもりだが、初心者にはこれがオススメだと個人的に思う。
(※あと、30gや45gでカナ有にすると極端に選択肢が狭まる)
ちなみに上記タイピング早打ち大会優勝者のインタビューによると、その方は「重さがないと速度が出ないため全キー55g」らしいが、大会出場者のほとんどは30gを使っているそうだ。
◎静音かどうか
自宅で使うため、俺は安価のnot静音にした。
職場とか、近くに神経質な人がいる状況なら、静音を検討するくらいの打鍵音はある。打っている自分は全然気にならないけどね。
「リアルフォース 打鍵音」とかで動画を探すといくらでも出てくるゾ。
◎キートップ印刷方式
俺は中途半端なブラインドタッチなので、たまにキーボードを目視確認することがある。ので、印字が長持ちな昇華形式を選んだ。
◎APC機能の有無
機能解説は大臣のブログ見た方がはやい。
要は、打った判定を少し変えられるギーク向け機能ですね。値段上がるし、俺は「なし」を選択。1年使って何も困ってません。
ちなみに「静音」「APC」がつくと価格が一万円アップする印象。R3世代はそのオプションがつきがちですね。
◎世代
新品だと現状はR2かR3かの実質二択ですね。自分はUSBのみなので、余計なオプションがない条件で絞り込んだ結果R2にした。
◎キミに決めた
→最終的に、このR2TL-JPV-IVを王に選び、臣下になりました。
■王の使い心地、一年臣下レビュー
王……サイコ~~~~!!
いいっすわ……。これしかないっすわ……。
◎打鍵感
散々言われてるけど、これがまさに「王」ですね。
王の王たるゆえん、それは「指の重さで打鍵できる」こと。
職場の普通のキーボードと比較しているからよく分かる。
𝑹𝑬𝑨𝑳𝑭𝑶𝑹𝑪𝑬は、「指を落とす」で打鍵する。
普通のキーボードは、「指の力で下に押す」で打鍵する。
この違い……マジでデカい。八尺様くらいデカい。
音はスコスコ……って感じでこれも唯一無二ですね。
とにかく、指の重みでキーを沈ませるので手の力がマジでいらなくなった。タイピング速度も上がった気がする。シュバババ……!って書ける。
正直、一日八時間以上書くことがある物書きやライターには必須なのではと思うほど、よかった。
逆にその弊害として、職場のキーボードでは打鍵ミスが増えました。王に慣れすぎて、「このくらいの力で打鍵できる」という感覚がずれて、「押したつもりのに押された判定がされてない」感じのミスが増える。
けど、仕事が困難になったわけではないね。あ~やべってチューニングして、いつもより手の力を多めに使う意識で使えばOKです。
ただやっぱり……下方向にキーを押し込む筋力は少し弱くなったと思う。でも、普段余計な力をこめる必要がなくなったということなので、腱鞘炎からは遠ざかったゾ。
まあ、常に王に接していたい、通勤もある人は、職場にも𝑹𝑬𝑨𝑳𝑭𝑶𝑹𝑪𝑬を置けば大丈夫でしょう。
注意点だけど、重いので持ち運びにはむいてない。っていうか、下手に持ち運んで王を壊すのが怖すぎて、俺は置き場所は動かしてない。
◎一年使っての感想
■こういう人におすすめ
「睡眠は人生の3割を占めるから投資すべき」とは誰しも聞いたことがあると思う。(僕は西川のマットレスちゃん!)
……待って?
ガチ物書きは1日8時間以上執筆するじゃん?
ていうと、下手すると1日3割を超えるよ????
というと、やっぱり作業環境には……投資……すべきじゃん??????
というわけで、長時間を過ごす環境は良くしたい!そういう物書きにはとってもオススメだ。
■買った人にしか分からないTips
【重要】リストレストを買おう!
前のキーボードや職場のキーボードには不要だったんだけど、王の玉座は2センチ弱の高さがあります。なので、こちらも相応の高さがないと、手首を常に上方向に曲げる感じになるので、やりにくい。
俺は、近所のドバシで安めのをテキト~に選んだ。が、とても気に入っている。
注意したいのが、かなり小柄なドワーフ族の俺ですらMサイズが足りなかった点だ。
小説執筆にあたって、Mサイズだとギリギリ長さが足りなかったので、Lサイズを買い直した。
余談だが、これのプレミアム版もあるらしく、メチャクチャ気になってる。
■さいごに
もちろん「王」のアマゾンレビューは平均が高評価とはいえ、もちろん向き不向きや相性がそれぞれなので、★1レビューもある。
大事なのは、誰かの言うことを鵜呑みにすることでなく、参考にし、自分で調べて考えて決定することだ。
椅子レベルではないとはいえ、5桁の買い物なので自分との相性、使い方をよく吟味して選んでくれ。
それぞれが自分の王を選ぶ……十二国記の麒麟みたいだな。
さて、王と臣下といえば、みなさんおわかりの通りFate/Zeroのライダーとウェイバーである。
苛烈な生き残りバトルの中で少年は戦いを通して成長し、認めた王の臣下になり、さらにさらにその成長後がロード・エルメロイⅡ世の事件簿で見れる。
「魔法が当たり前の状況」で発生する事件と謎解きは、ファンタジーを愛する者もミステリファンも楽しませ、また主従の絆を追うオタクにも尊い尊い物語だ。
――ありがとう。ほんとうに。
また、「王」で思い出すキャラクターが他にもいるだろう。
ご存知のとおり、大人気連載中のギャンブル漫画「ジャンケットバンク」に登場する獅子神敬一そのひとだ。
この漫画は最高でクレイジーな主人公が仕掛けだらけのギャンブルを攻略し、勝ち進んでいく構造になっているが、主人公もサブキャラも、そして対戦相手もいちいち個性のクセが強い。
「百獣の王」獅子神さんは、自分が負かしたギャンブラーたちを奴隷にして平伏させ、暴言を吐いているシーンが初登場である。「主人公に負かされることが確定したような強めの悪役」、正直「序盤の中ボス」な演出が第一印象だ。
しかしこの男、こんな初登場なのに、ヤンジャンのコメントでもジャンプラのコメントでも、ず~っと圧倒的人気を誇っている。
※キモいオタクなのでコメント欄は二つのアプリで見てる
当然――まあネタバレのうちには入らないが、ネタバレが嫌なら「いま」全部読んでね。
…………読んだか?
当然、初戦の敵だし獅子神さんは主人公に負かされてしまう。
が、その後味方や友達、仲間のような枠にはまり、後出しでどんどん最高の情報が与えられ…………
今では、なんと、信じられないと思うけど……
――ママになっている。
俺は、俺は……獅子神さんから生まれ、獅子神さんに育まれた。
新幹線で実家に帰ればパツキン美人の男のママがいる。
そんな、気がするんだ……………………。
オギャ…… オギャ……
オギャ…… オギャ……
オギャ…… オギャ……
バブ…………
全話見れるから読んでね。
コミックスもあるよ。
もちろん尖ったキャラだけじゃなくて話も最高で、謎やひっかけのある頭脳戦を繰り返し何手先も読んで敵も読者も含めて騙すこの頭の良さも素晴らしくて、じゃあ主人公の真経津くんがだれもかなわないトップ大天才かというとそういうわけでもなく普通に読み違えるようなこともあるからマジで先が読めないし、共感型語り部主人公かと思わされた銀行員の御手洗くんがなんかダークサイドに堕ちて覚醒するとかいう最高の展開もあり、他のギャンブラーも後からすごさが明かされる村雨さんを筆頭に第一印象はよくなくても後からどんどん好きになっちゃうキャラばっかりでもう面白すぎて作者の過去作のエンバンメイズも買って、それもまた頭脳戦が気持ちよかったんだよな!!ダーツ漫画なんだけどテクニックとかが一切なくて、「みんなが狙ったところにあてるのが当たり前」だから変則ルールで頭脳戦していくので実質ギャンブル頭脳戦漫画でそれをうまくジャバでは昇華させた感じがして面白い、キャラ立ちの魅力もどっちもあって、どちらも読むことでお互いの魅力をあらためて感じてとても楽しいエクスペリエンスを得られてマジ最高だったしこういう長文を息を止めたまま素早く書けるのも王たる𝑹𝑬𝑨𝑳𝑭𝑶𝑹𝑪𝑬を使っているからなんだよな嘘ですこれは俺のタイピング速度がまあまあ早いだけそんなことより買った方がいいものこの記事でいっぱい紹介しちゃったね楽しいね嬉しいね。
この記事を読んだキミは…………新たに #買ってよかったもの を得るという説が有力です。この情報は無料です。
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