【小説講座】地の文の書き方全部教えます!【例文付き約12万字解説】
「地の文の書き方」は、言語化が難しいと言われてきた――。
「地の文の書き方」、皆さんはどう習得しましたか?
的確に「これを読めば書ける」という書物はありましたか?
今回特に実感しているのですが、「プロット」や「文法」と違って、「小説っぽい文」「小説の描写」は!なかなか!論じるのが難しい!
わたくしもいくつか本を探して読んだことがあるのですが……「これさえ読めば」というものは見つかりませんでした。
言葉って正解がないし、芸術の分野だから「こう書こう」がまず定義・決定できないんですの!ケースバイケースの極み。
特に困るのが、国語やライティングの本を参考に「間違いのない文」は書けるけど「小説っぽい文ってなんだ!?」という中級者段階。
いやはやいやはや……マジで参考にできるやつが(見つけられ)ないんです。「とにかく書いてみよう」「好きな作家を模写しよう」としか言われていないんです。だいたい。
本お記事は、どうにかこうにか「約十年とにかく書いてみた」「好きな作家を研究してみた」「論文を読んでみた」という個人の経験を、なるべく分かりやすく言語化した、経験と調査のおまとめです。
特に皆さんから募集したQ&Aのおかげで、我ながらものすごく実用性のある内容になりました。多くのお嬢様にとって、何かしらは得られる知識/明日から使えるテクニックがあると思いますワ……!
経験は……言葉で教えられる!金で買えるッ!
わたくしの「経験」をたっぷり文字にして、「字書きの手の内全部さらす」までやってみるわネ!
オジョ式・小説作法ブートキャンプ開幕ですワ~~!!
■このお記事のターゲット
本記事は
・【中級】までで「間違ってない文」を「小説っぽい文」に、
・【Q&A】で皆さんの具体的な地の文お悩み相談を、
・【上級】【特級】で「表現が豊かで感情移入させ、かつ人称エラーや誤読可能性をなくし、攻防兼ね備えた魅力的な文」を目指す講座です。
ちなみに、基礎の基礎である小説作法(字下げ、三点リーダは二個セットで使うなど)については、ググれば分かる基礎の基礎なので、この記事では書きません。
せっかくお代をいただくので、ここにしかない「買ってよかったなあ!」と思ってもらいたい内容をお見せしますネ!
■有料記事の説明【100万view記念価格】
当お記事は有料記事です。無料箇所だけの閲覧も大歓迎だし、全部見ていただける場合はブラウザからの購読をお願いしますワ!
約10万字(+追記17000字)のBIGボリュームになったので流石にお値上げを考えていましたが……気づけばオジョ・おnote全体で100万viewを達成していたので、トクベツに大感謝SALE価格・おワンコインにしました!
(アフィリエイトをやっていないので、閲覧数によるもうけは一切ありません。キリバンは……めでたい!)
プロットが骨で、内容が肉で、地の文の書き方は肌や造形。
小説にとってどちらが大事かと言うと絶対「骨」なので、ビギナーさんはまず表現に凝るより中身を面白くするのがオススメ!
プロットについてはコチラの講座をどうぞ♡
■更新履歴☆0131追記
追記したところは記号で分かるようにしてあります。
ブラウザのテキスト検索で「☆」を調べたら、更新箇所だけ読めます!(スマホのブラウザでもできるので、やり方は調べてみてくださいネ)
小説サンプルの修正前後を載せている箇所があるので、閲覧はアイパッドやPC推奨です。noteアプリが重い場合はブラウザから見てくださいネ。
■「小説っぽくない文」ってなぁになぁに?
「小説っぽくない文」「素人っぽい文」……そんな言葉を聞いたことはないかしらん?
文法的なエラーがある訳でない。意味も通っている。なのに、なんだか市販の小説っぽくない……。
わたくしの実体験としても、お友達から「なんかダメなのは分かるけどどう直したらいい?小説の文にならない」と相談されたことがあります。
小説は正解のないアート作品。そんなの無限にケースバイケースだし、国語的な誤りがないなら気にしなくたっていいのだけれど、ぶっちゃけいくつかは……改善点が存在する場合もあります。
適切に文を練ることで、より脳内のストーリーを魅力的に伝えられるので、これから小説を書くぞ!というビギナーの方は一つの参考にしてネ!
◎お題文
はじめに、どこも間違っていないのにぎこちない文をつくるので、一緒にねるねるねるねして、少しずつ小説っぽくしていきましょうか。
有料部分では、わたくし含め四人でフル添削した例をお見せしますネ!
さて皆さん、どこが改善できると思いますか?
解説の前に、自分ならどう添削するか、ちょっと考えてみてネ!
■【初級】超ビギナーは「分ける」「削る」
え~、序盤も序盤なんですが、ここでちゃぶ台返しです。
弊社が常々お世話になっている日本語アドバイザーの山内リリ先生に、ご厚意で協力いただきまして…………!
なんと、「<玄人感>をもっと消した、ド級の初心者の書き方はこう!改善箇所は増やせる!」とサンプルをいっぱい書いてくださいました!
わ、わかる~~~~!!
普段のターゲット層にあわせ、本講座は中級からがメインなので、初級についてはあっさりでいきます。
キーワードは「分ける」と「削る」。
順番が前後してしまいましたが、超ビギナーサンプルについて「分ける」と「削る」を実施した後の状態が、はじめのお題文になっています。
ここらへんは、小説に限らずライティングの本にもよく書かれていますネ。
「あれ……?私の文、接続詞多すぎ……?」と思ったら調べてみてネ!(オススメ→公募ガイド「3月号特集1 書けない人ほどあなどるもの 文章の基本のき」「■検索・調査にオススメ」でライティングの本も紹介しています)
大前提として、ド級のビギナー、ドビギナーのうちは、書ければOK!完成優先!
大事なのは中身で、継続するうちに文章力は後からついてきます。絶対そう! 表現に凝りだすのは中級からでOKヨ。
他にもリリ先生により、初心者エミュとして「一文をなるべく長くしてみた」「全て体言止めにしてみた」、また改善例として「カメラを固定してみた」&オマケの「純文学風、ト書き風、ソシャゲ風」などハチャメチャに面白い試みとなっていて、栄養価が高いのでぜひ見てください!
☆0219追記 主語&文末アンケート
チキンタツタ例文について主語省略するかどうか/「〜〜た」「〜〜る」のバランス、あなたならどうする⁉️というリリ先生によるアンケートが実施されました!
【結果&分析はこちら】
アンケート結果が公開されました!想定の100倍「ガチ」の結果分析があるので、ぜひぜひご覧くださいまし!
定説にメスを入れつつ、主語省略や「タ」「ル」選択の条件はこうじゃないか?という結論がとても面白くて、勉強になります!
地の文で悩む方に届きますように!
■【中級】「小説っぽく」する過程を全部見せ
◎「主語がくどい」対策
順番を戻して、最初の「お題文」を改善していきましょう。
修正前後を載せるので、上にスクロールして戻らなくても大丈夫ですヨ。
パッと見わかるのは、「主語(や名前)が省略されず、目に付きまくり」な状態であること。
・代名詞への言い換えと省略
では、くどい箇所を直していきましょうか。
直しやすいのはトリシャさんのところですね。
①……変更なしでOK。それまでの主語がずっと龍田だったので、主語が変わるぞ!とはっきり明示するため「トリシャ」と明示したままだと親切。
②……主語が連続しているので、代名詞にするのが無難。(主語が類推可能なので省略してもOK)
③……②と③のあいだには別の主語「それ」が入っているので、「トリシャは」と明示し直してもOK。しかし文脈から推測可能なので、代名詞に変えてみました。
龍田のところもまとめて直しましょうか。
ずっと主語が変わらず、明示する必要がないので連続した箇所は省略しています。(さすがにほしいなと感じたら途中に入れてもOK!)
体言止めは使いすぎるとくどいけど、要所要所で使うのはスピーディーでかっこよくなります。
主語省略の注意点としては、「省略しすぎて誰の行動か分からなくなったら本末転倒」です。
必要なところにはサッと入れるバランス感覚が大事。
「読者は書かれたことしか分からない」「伝えた情報しか知らない」と念じながら、書いた文のみを材料にして、作中の情報を脳内で映像化してみるといいですワ!
・無生物主語で表現を多彩に
わたくしだったら、トリシャの②はこう直します。
主語をトリシャという人物から、その指に変えました。「The人間」でないものを主語にする、無生物主語ですね。
※指の例は換喩(メトニミー)のパートニミーでもあります(【上級】にて後述)
ちょっと言い換えるだけで、短く端的な表現になりますネ!
「悲鳴」や「赤と緑」は実際に何かすることはないのだけれど、人間がそう感じている主観的な文で使われています。
物や体の一部を主語にするテクニック……ものすごく便利なので、ぜひ覚えて帰ってくださいネ!
後述するトピックですが、指の例では「細い指」とするだけで、「女性の指だろうな」という判断材料を増やし、主語について悩む余地を減らしつつ、指の細さという外見的特徴の説明を盛り込んでいます。
また、脳内で映像化したときに「トリシャは少し迷い」と「細い指がしばし宙を迷い」だと映像が異なりませんか?
前者は読者の想像にゆだねられ、女性がふわっと悩む姿、あるいは悩む顔が浮かぶ感じ。後者だと、トランプを選ぶ指先をズームして、「シンジくん江♡ココに注目!!→」させていますネ。
これはどちらでもOKですが、イメージがはっきりする後者がわたくし好みです。たとえば「目がせわしなく泳ぐ」「落ち着きなく足が動く」「どれにしようかなと指が踊る」など、同じ「迷う」でもキャラの個性を出せますからネ!
どこにズームするかとかはあんまり考えすぎると大変ですが、映画監督になったつもりで、読者の頭に浮かぶ脳内映像をコントロールするぞ!と書くと臨場感が出るでしょう。
◎「思った」「感じた」「考えた」は要注意
感覚の動詞には要注意です。
なぜなら、地の文ってやろうと思えば「思った」「感じた」「考えた」をいくらでもかけちゃうんですね。(学校の作文もそうでしたね……)
よって、なるべく「思った」「感じた」「考えた」は避けて、断定すると素人っぽさが抜けます。
チキンタツタの例も修正案を出してみます。
「思った」「感じた」系がすべてダメなわけではありません。
しかし自信のないビギナーさんは多用しがちな傾向があるので、あえて言い切って断言すると、スパスパ小気味いい文になるよ!という例でした。
◎文末表現に気を配ろう
先ほどのチキンタツタの例だと、あえて「た」で終わる「タ形」ばかりで書いていました。……ちょっと違和感がありますわよね?
適切に「ル形」の文末をまじらせると、なんだか気持ちよくなります。(感覚)
※小説を書くための講座なので、馴染みのある言葉を使い、あっさり表面的な説明をします。
日本語学でいう「タ形」は「~~た」(英語の過去形のような感じ)、「ル形」は「~~る」(英語の現在形のような感じ)という捉え方でざっくりOKです。「ル形」とは終止形のことなので、実は「泳ぐ/大きい/きれいだ」もル形です。
全部ル形にする必要はありません。
少し混ぜるだけでもいいし、交互でもOK。決まりはないので、自分が読んで気持ちよければOKです。なんかよくなりましたネ!(感覚)
また「た」以外にも形容詞の「~~い」や、否定形の「~~ない」を効果的に使えると、文末表現が多彩になりますヨ。
地の文に直接心情を書いて、「~~だろう」「~~だな」「~~か?」とするのもいいですネ!
多用は非推奨ですが、体言止めもありますネ。
もちろん、文末の統一がダメ!というわけではありません。
志賀直哉お嬢様の「城の崎にて」は、文末の多くが「タ形」で構成されていて、絶妙に寂しい乾いた感じが表現されています。(志賀先生お嬢様の神テクニックありきなので素人は安易に真似するなという意見もあります)
これはわたくしの自論ですが、普段は文末を適度に散らしておき、ここぞというときにあえて揃え、リズム感を出すやり方もあります。「ない」や「た」などをピンポイントで重ねて、強調したりスピード感を出したりするやり方です。
文末表現について、山内リリ先生から補足いただきました!
追加で「終止形において、動詞の活用を利用する」というおTipsもあります。
先述の例では終止形の動詞が全て「る」で終わっていますが、終止形が「る」以外で終わる動詞も探すと結構あります。
現在の文末表現を用いたいけれども「る」の連続は回避したい、という場合、類語辞典などを活用して「る」以外で終わる表現を探す。これだけでも文末は豊かになります。
「る」以外で終わる動詞には複合動詞も沢山あるので、文末の冗長さ(「なんか『る』で終わりすぎじゃね?」問題)を回避する手段としてかなり有効かなと思います。
●参考 日本語の複合動詞を検索できるサイト
そんな便利サイトがあったのですね!?し、知らなかった……。
例では偶然「る」だけになっていましたが、確かに普段「る以外」で終わる動詞も使いますワ!
「なんか文末揃っちゃったけど変えたいな」というときにコレを知っていたら、意識的に探しに行けますネ!
紹介いただいた御本、読んだらと~ってもよかったので、本記事の言語ネタにビビっときたらぜひ読んでください!!
普段無意識に使っていることに名前がついていて、それを研究している人がいるんだ、雑草という名の草はないんだ!といたく感激しました。
特に、皆が悩んでいる文末表現についてはかなり細かく書かれています。
◎受身文と能動文の使い分け
「カッコを続けて書いたら、二人の人物が交互に話している」というお約束があるので、小説の会話は「一場面に二人」が書きやすい。
動作についても同じで、二人が相互に行う行動なら、受身文と能動文である程度書き分けられます。(一人称だとかなり自然に書ける)
お題文はあえて全て能動文で書きました。客観寄りだけど、龍田の内面にだけたまに入るので、龍田が視点人物である三人称限定(一元)視点ですね。
能動だけの短いサンプルを、受け身を使って書き換えてみましょう。
すべて能動の場合、主語が短いスパンで変わり、少し読みづらい。
一方受身の文章は(動作主がトリシャで)主語がずっと龍田。龍田に肩入れした文です。想像する脳内映像も変わってきます。
どちらも龍田に肩入れした文章ですが、より一体感が出るのは受け身を使った主観的な文。
受身文というのは、基本的にカメラ位置を視点人物に寄せる働きがあります。(一人称に近づける働き)
三人称限定(一元)視点の龍田に憑依したパートでは、トリシャ→龍田の行動を受身文で表すことができるし、そうするのが(場合によっては)自然に見えます。
よって、このシーンの続きで、唐突に「鼻にキスをされた」と書いた場合も、読者の中でカメラが「龍田視点」のままなので、問題なく「トリシャが龍田にキスしたんだな」と伝わります。
主語が変わらない(推測可能な)場合は省略できるので、主語省略と相性がいい表現です。
逆に龍田→トリシャの行動を、主語を省略した受け身で表すと、視点のブレっぽくなってしまいます。
最初は語り手カメラが龍田側にいるので、「ハッと我に返ったのか」とトリシャを外から表現しています。
読者の脳内映像もそのまま進むので、次に主語なしで「握られる」が来ると、「龍田の震える手をトリシャが握ったのかな」と思う人が多いでしょう。
(直前の主語がトリシャだったとしても)
この一文だけトリシャ視点っぽくなってしまう。
読者が混乱するので、ビギナーは避けたほうが無難です。
もっとも、これは視点人物と相手(動作主)、二者間の行動においての話です。
たとえば龍田とトリシャがニワトリに襲われるシーンがあったとして、そこで「トリシャがニワトリにつつかれた」などの受け身は全然OKです!
【参考】
「基本的に語り手は主役に寄り添うため、主役に受け身が使われる」「語り手が周辺キャラに共感したときは、周辺キャラにも受け身が使われる」など論じた詳しい資料はこちら
山本和恵「夏目漱石の三人称小説テクストにおける発言動詞の受動態の選択─ 能動態との比較を通じて ─」
◎情報量を増やして厚みを出そう
先ほどの例の続きです。
龍田が握ったのは誰の手でしょう?
多くの方は、文脈から「トリシャの手だな」と分かったと思います。何故でしょう?
など、こんな感じで素早く脳が判断していたと思います。
じゃあ、情報を削ってみます。
まあこれでも意味は伝わるけど……。シンプルですね。
(この場にもう一人いたら、その人の手かもしれません。こういうとき、普通は「トリシャの手」「ソノータの手」など名前で明示します)
「震える白い」「氷のように」があった方が「動揺しているトリシャハンド感」が増し、誰の手か分かりやすい&描写がリッチになります。感情も伝わってきますネ。
このように、「盛った分の情報が増える」(例:手が白い)ほかに持ち主・動作主の特定を助け(例:これはトリシャの手だ)、スムーズな読解をさせられるという嬉しいおまけがあります。
また、解像度を上げて臨場感を持たせるのにも役立ちます。
たとえば「髪を撫でる」の表現について、書き分けてみましょうか。
同じ動作でも、随分と想像するキャラや性格、ビジュアル、カメラ位置が違ってきますネ!
強調したい情報を渡すことで、読者の想像する脳内映像が、より鮮明になります。
・外見描写
特に外見描写は一石二鳥!
「金の髪を」「真っ黒な瞳が」「焼けた肌を」「額の傷跡を」など、こまめに盛り込むことで動作主やされた人の特定が容易になります。
特にオリジナル小説では、キャラのビジュアルを読者の脳みそに転写するのがだいぶ困難です。初登場時にバーッと全部描写して、その後一切外見描写なし!というのはオススメできません。絶対に読者が忘れるから。
よって、「くせっ毛を振り乱し」「長身を窮屈そうに屈ませ」「青い瞳を輝かせ」「三白眼でぎろりと睨めつけ」など、動作に絡ませておりおり入れていくといいと思います。
片思い相手や恋人の場合、相手の外見を愛おしく盛って描写することで、読者に「あ~ん♡そんなにだいちゅきなのね♡♡♡」と分からせることが可能になります。
あと、作者本人の萌えポイントもこれでもかと盛りたいですネ。むちむちフェチが描く絵はみんなむちっ♡むちっ♡とした恵体になるみたいに、〇〇フェチの書く〇〇描写はネットリしてる、とか絶対ありますよネ!
・回想や思い出語り
回想や思い出語りもいい感じにキャラの情報量が増えますヨ!
「ちっちゃな頃から悪ガキで」みたいな短い文でもOK。
リアル人間関係の「自己開示すると親密性が上がる」と似ていて、読者とキャラの距離がもっと近づく&キャラに厚みが出るんですネ。
また、なんでしょう……。大事な行動をするときって、タメがほしくなりませんか?
たとえば告白。屋上に呼び出して5秒で「好きだ!」より、それを言う前に数分焦らした方が、読者も腰が入ります。
大事なことはいきなりストレートに書かず、ちょっとだけタメるとインパクトが大きくなります。
そのタメとして動作を書くのもいいし、描写を書くのもいいけど、回想や思い出語りもまた使えるし、人間的に深みが出る……気がします。
たとえば、以下は子供が大人に反抗するシーンです。
思い出語りのタメをしたことで、決死の覚悟が強まったカナ!?と思います。
ちなみに「過去編」「トラウマ開示」みたいな、長いガッツリ語りの場合は、注意が必要。
語るタイミングですが、プロ作家の方いわく「物語の序盤にはやらない方がいい」とのことでした。
「いきなり過去話をしても、感情移入しづらい。ストーリーが進み、キャラクターへの理解度が深まったら開示する方が効果的」とのことでした。
ガッツリ回想とか、キャラの根幹にかかわることは、後にしたいですネ!
――ここまで無料――
……さて、番組の途中ですが、ここでおCMです。
ここまで無料の【中級】「小説っぽくする」テクニックでした。
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おワンコインのおスパチャで読める以後の内容、おメインディッシュは、「四人で添削してみた」「お悩みQ&A集」「レトリックで表現を豊かに」「全体に仕込む小技」「カメラの距離感」「『た』と『る』の研究」「自分で調査するなら」「指摘で凹んだときは」などなど、例文多めで「明日から使える実用性」を目指しています。
サンプル部分が少し短いので、別のお記事でQ&Aサンプルを公開しました。「すべての質問」と「回答4つ」で約15000字です。
・購読について迷う
・自分の質問が採用されているか知りたい 方は見てみてネ!
お得情報も!
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