【相談】迷って悩んで時間がかかる!それでも小説を完成させるには【会話劇Tips】
■【相談】執筆スピードを上げたいです
大丈〜〜夫!!ゆっくり!!ゆっくりでいいので続けることが大事ですヨ〜〜〜〜!!!!!
1作書ききれた、まずはそれだけでエクセレント!!無から有を生み出したというだけでスペシャルなプライスレス!!素晴らしいことですワ〜〜!!!!
わたくしの尊敬する同人作家さんも、速筆ではない方いらっしゃいますヨ。1時間に数百字ずつとかで、緻密にきれいな言葉を綴ってそれはそれは濃密な文を書くので、速度だけが巧拙を決めるパラメータではありません♡
※すいません、筆が滑って書きすぎたので、しばらく初心者さんは読まなくていいくだりが続きます。
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思いつく→情報を整理する→言葉を選ぶ→アウトプットの過程がスムーズにいくかどうかはひたすらに慣れ!筋トレ!
読書のインプット、書くアウトプットがたくさん必要です。そしてどちらが大事かというと………大量インプットをおすすめしますワ。というのも、「初心者から初めていきなり人気作家」みたいなコースは、たいてい背景に化物じみたインプットがあるので。
アウトプットの習熟に関しては単純に筋トレ。技術だけでなく、「机に向かって作業する習慣」込みで数カ月から1年、「ガチ」で書けば結構モノになってきます。大事なのは高度な技術でなく、書き続けること。シンプルな表現でいいからとにかく完結まで書くこと。粘りと体力。
……なぜインプット重視かというと、「言葉にする力」の方は稚拙でもまあOKなんです。「文章力がないけどアニメ化された小説」とか結構あるじゃないですか。でも、インプットの結晶である発想は、発想だけはオンリーワンに輝く必要があるので……!
嬉しいことに、正しいインプットを大量にすれば、自然と語彙力や「こういう書き方をすれば読者に情報を伝えられる」のケーススタディが積み重なるので、得しかない。プロの本をインプットしましょう!
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……おっと!プロを目指すような意識バリ高なことを語ってしまいました。 ご趣味なら、楽しく書ければOKヨ!
そして、大親友が同じことをしたときにかけないようなひどい言葉を、どうか自分に向けないでネ……!
「長編を書いて同人誌を作るのが夢」とのことなので、希望に沿って「将来的にどう長編完成にこぎつけるか」で考えますネ。
「完成した」の喜びを得るために、まずは書きたいシーンだけのSSからやっていくのはどうでしょう?
数千字、画像4枚に収まる程度ならSNSで見てもらえる率が高くてやる気を継続させやすい。 イメージは4コマ漫画(1~4つ)や、数ページの漫画と同じくらいの情報量ね。
こういう、「短く完成させる」を繰り返すうちに自然とアウトプットの筋トレができるし、後述の「短時間で満足を与えられる」スキルを身に着けた長編作家は……ものすごいですヨ〜!!!
こちら、「4コマ漫画を参考にした、ワンシーンやSSの書き方」です。
方向性がそれたので独立した記事にしました。
◎ボトルネックを見つけましょう
手が止まってしまうのは、ボトルネック(どこで詰まるか)が分かれば対策を練ることができます。ここにだいたい書いてあるので見てちょうだいネ。
not速筆要因を大別すると
①「アイディアの思いつきを待って時間がかかる」OR
②「思いついたことをどう言葉にしようかで詰まる」になります。
メッセジお嬢様はどちらでしょうか?
①は、プロット作成と執筆を分けることで対応可能。エンタメ長編小説講座で詳しく書いています。
②については大量インプット&アウトプットの筋トレがおすすめね。
まず書きたいことを、いちばんシンプルな言葉で思いついたままに表現できたらOK!飾らなくてヨシ、背伸びしなくてヨシ、普段の自分の、自然な言葉遣いでいいんですヨ!
(地の文講座はそれより上の段階の、表現の豊かさについてフォーカスしてます)
基本的には、SSが書けるようになる→SS複数を組み合わせて短編が書けるようになる→短編を組み合わせて長編へ の流れが書きやすいです!
ただ稀に「短編が苦手でいきなり長編」とか、「長編より短編のほうが実は大好きで書ける」みたいなパターンもあるので、視野は広く色々試してみてネ!
■応援いただきました
先達のお嬢様がた、素敵なエールをありがとうございます!
経験者の方の言葉は勇気がもらえます……!
■助太刀いただきました
◎パロで練習を
…………!!!!!!!!!!
す、好き~~~~~~~~~!!!!!!!!!
「超越」してる先輩のすこしふしぎでほの暗いお話、ハチャメチャに素敵~~!!おシェアありがとうございます!!
ちなみにツイッター検索では「オマージュOK」のソースにたどり着けなかったので、もしやりたい方は慎重にご自分で調べてください。
ゼロから自分で発想するのは難しいので、ネタ元や「型」を使うのはすごいいい手ですよネ!
たとえばお同人界隈でよくあるAU・パロは、型があるからなぞって書きやすい。「お約束」ありきなのでそれを破る「逸脱」で新鮮味も狙える。
度々言っているのだけど、初心者はこうやってシナリオを「外注」するのがおすすめですね。その分浮いたリソースを、「キャラの動きの考察」や「文章表現」に使う。
TRPGを自作小説の主人公でプレイするのもいいですネ。すべての行動について「このキャラはどういう言動をするかな」という判断を挟むので、「判断」を鍛えられます。
それをリプレイ小説にしたら、「シナリオ以外」ができました!(※公開とかするならルールやマナーを守って)
特に「判断」の筋トレについては無限の可能性アリ!
何かを食べたとき、旅行したとき、面白い物語にふれたとき全てについて「主人公ならどうしてたかな」と自由に想像できるので、いつでもどこでも想像筋が鍛えられますネ♡
◎月単位ノルマで管理を
数年で30万字⁉️コツコツ積み上げてすご〜〜い!!!!BIG偉業ですワ❣❣
実績がある方の体験談、おおいに勉強になります❣❣
月単位ノルマ、素晴らしいですネ❣
「ノルマを達成したら他の趣味を優先」が長続きの秘訣だと思います……!
わたくし、できるときについついオーバーワークしてしまいがちだけど、それは刹那的な短距離走のやり方なんですよね。年単位で長距離走をするには、調整しつつもコツコツ一定の進捗を上げ続ける……勉強になりますワ〜❣❣
エクセレントなおTipsをありがとうございます❣
以下、同じカテゴリのお悩みです。
■【相談】迷ってしまい時間がかかります
アイディアがある!!素晴らしいことですワ~~!!
お友達とも折々語っているのだけど、「やりたい」という気持ちと想像力がいちばんキラキラしていちばん大事なんです!!
そうですね~、「この場合このキャラはどういう言動をするか」の判断筋を鍛えるには、上述の型、パロディ、TRPGでやってみてネ!
お友達と「カップリングすごろく」をするのもいいですネ!
「告白はどっちから?どんな言葉で?」「初デートはどこに行って何をする?」みたいなことを楽しく考えるだけで判断筋がムキムキです!
まずはメッセジお嬢様の視点、見込みアリアリ……!です。
というのも、最初のビギナーはまず「何が気になるかすら分からない」ので、「気になるところが分かる」だけで一歩踏み出してます!!大丈夫ですよ~!!
気になることがたくさんあるので、最初は無理なく一つずつ解決していきましょう。一度に全部は難易度ハードなので……!
最初からレベル100は目指さず、5→10→20とちょっとずつレベルアップしていきましょうネ!
お二次なら一番大事なのはキャラらしさ。最初にとりかかるなら重要性トップのここですネ!
「キャラの口調と言動に違和感がない」ができたら、とりあえずお二次はOKです!!技術とか二の次です!!!これが命!!!LIFE!!!!
これについては原作からエビデンスを集めていくしかありません。
「平常時の言動」「怒ったときの言動」「悲しい時の言動」とかを集めて、ない場面はそれらを材料にして判断。過去どういう育ち・経験だったかも判断材料ですネ。
もちろん、誰にも断言できない領分はあるので、それはもう「今のわたくしの解釈ですわあああああ!!」と決めうちでやるしかないです。最後に残るのは勇気だけ!
※もちろん、「キャラ崩壊してるのは分かってるけど、どうしても〇〇をやらせたいからやらせます」みたいな作品も自覚があるならOKOKです。
「会話」については語るのが難しいんですよね。作者の脳みそは一つだけど、二人の会話であれば、二つの脳みそをトレースしないといけないので。
練習としては反対の立場でディベートさせてみるのはどうでしょう?
難しい内容ではなく、「マックVSモス」「犬派VS猫派」「つきあいたいVSお前のそれは勘違いだ」でいいので。
主張内容がはっきりしている議論は書きやすいですヨ!
思い出すのは、チ。の魚豊先生の弁証法的な会話劇の作り方。
キャラAの話すテーゼ VS キャラBの反論アンチテーゼ→Bを否定しつつBのいいところも盛り込んだ結論ジンテーゼを魅せる。
ジンテーゼは、「頑張ろう」「勇気を出そう」などシンプルでいい。
だからこそ、長い前フリをやることでシンプルな結論が劇的になる。
ぜひ音声で聴いてみてくださいネ!
そして、会話パートを推敲するときに、読みかえし1回目は「A視点で、Aの気持ちになりきって読む」。2回目は「B視点で、Bの気持ちになりきって読む」をやる。
慣れてきたら一度でできるけど、大抵の方は「二つの脳みそを一つの脳みそから検証する」トレーニングをしていないので、素直に回を分けて考えるのがいいと思います。
やはりこれも、お友達とやるといいんですよね。
自分がA役、お友達がB役とかで実際にディベートをしてみる。一人一つの脳みそを演じればいいので、初心者向けのトレーニングとしておすすめです。
セリフ講座はこちら!
初心者向けのコツも、走り書きでよければ書いておきますね。
展開で迷う→選択肢を全部書く
セリフで迷う→そのキャラのしゃべり方をトレース、落とし込む。情報の要約を地の文に書くのもあり。しゃべり言葉を全部文字おこしするのではなく、「Aはこういうことをみんなに伝えた」という風に。地の文講座参照
地の文で迷う→一度究極シンプルに書いて完成させる。すべて完成させてから推敲し、そこで改めて迷う。
絵画のドアップ、木の葉っぱ一枚など、細部だけ見ていると全体のバランスが抜け落ちるので、全体から考える。全体ができたあとに細部を悩む順番がおすすめ。
ご趣味なら楽しく描ければOKなので!「とにかくシンプルに書く」で完成の喜びをENJOYしてくださいネ~~!!
■【相談】推敲ループでなかなか進みません
書き続けて完成までさせてえら〜〜〜い!!!!
わたくし移り気の飽き性なので、そこまで粘り強く一つのものをコツコツと続けられるのって本当にリスペクトですワ❣
そんなわけで飽き性のわたくしにとって、いちばん難しいのは継続。「飽きる前に書きぬく」というスピード重視、短距離走的なやり方をしないと、何も完成させられません。
メッセジお嬢様は、継続ができる長距離走タイプ。
長距離走タイプと短距離走タイプ、問題点と解決のための戦略がそれぞれ異なるんですよね。鳥には鳥の飛び方、魚には魚の泳ぎ方があるから。
よって上記の、月単位ノルマでやっているような、長距離走タイプのお嬢様に教えを仰ぐのがいいと思います!
今から書くことは、異なるタイプからのあてずっぽうなので、違ってたら無視してください。
時間がかかる要因は、発想段階ではなく、読み返しと修正、推敲段階を繰り返すことなんですね。
そうですね~、対価をもらって一か月以内に完成させる、同じ短距離走タイプなら、「読み返さないで書こう」といいます。
書くときは書くだけ。読み返したり、推敲したりは完成後に。で、自分が納得しなくても事前に設定した締め切りを超過しないこと。仕事にするなら締め切りが命。not完璧主義。自分の満足度より締め切り優先。
ただ、メッセジお嬢様の場合は、それもまたご趣味の一環で、外せない習慣、癖になっています。
「読み返すことでポジティブ感情を得ている」のか、「読み返さないことで生じるネガティブ感情を防止している」のかでちょっと違いはありますけど。
その癖が原因で、「原稿を落として損害賠償」とか「生活できません」なら対策する必要があるけど、現状困っていないのなら、そのままでいいんじゃないでしょうか。
「完成まで時間がかかる」「たくさん読み返す」「たくさん推敲する」、どれも罪ではありません。悪いことなんか一つもありませえええん!
文筆業で稼がなきゃいけないなら、「一か月何文字」みたいなノルマがあり、「人間らしい生活をしながらどう達成するか」という課題とソリューションが生まれます。
「SNSで毎日褒められたい」なら毎日何かしらアップする必要もでてきます。
でも、そうじゃない、ただのご趣味なら、好きにしていいと思います。
「はやくしなきゃ」という罪悪感を手放して、「よ~し!今日も文章をこねこねして楽しく遊ぶぞ~!」と、粘土遊びをする気持ちで机に向かえば、もっともっとエンジョイできるのではないでしょうか?
完全にあてずっぽうですけど、もし↑の心持ちでなく、ガチで「速筆」トレーニングをしたかったら、「あとからの校正・推敲・修正禁止」で一回やってみましょう。一発撮りするのです!一回だけでいいから!
(絵でも、Ctrl+Zを封じることで早く描けるようになるそうです)
そのときの自分の感情を見つめて、自分が趣味でやりたいのはどういう方向性だろう、と考えてみてネ!
具体的なテクニックと、あてずっぽうだけど「そのままでもいいんじゃないかしらん」というケースも紹介しました。
どういう方向性で何をしてもしなくてもいいので、自分のペースでご趣味を楽しんでくださいネ~~!