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Y combinator demo day 2020夏 動画関連スタートアップを紹介

 こんにちは、open8 加嶋です。今回は、PMらしく「イケてるサービス紹介シリーズ」でお送りします。

 Y Combinator demo dayとは・・・

””Yコンビネーターとは、AirBnB、Dropbox、Stripe、Twitch、Cruise、Coinbase、Doordash等を排出したアクセラレーターである。シード期のベンチャーに対して1社当たり約1600万円を出資し、成長戦略等、様々な事業立ち上げ支援を提供する。Yコンビネーターに入るのは狭き門となっており、合格率は3%台とも言われている。Yコンビネーターに選ばれたベンチャーはシリコンバレーに3カ月間移住し、プログラムの最後にデモデイが開催され、招待制の投資家に対して資金調達のピッチを行う。プログラム卒業後もYコンビネーターの4000人以上が属する卒業生のネットワークに入り、様々な情報交換、ビジネス・ディールが行われる。””
 ビジネスモデルはBtoC、BtoB関係なく、業種も国も幅広いスタートアップが2日間で約200社ほどピッチを行うのがこのデモデイです。過去には今や巨人並みのサービス規模を誇るサービスなども過去に出ていたこともあるので、非常に切り口が面白いサービスが多々紹介されています。
 いつも僕はアイディアとして参考にしていますし、Video BRAINを運営している僕らなりに動画関連のサービスを使ってみましたので紹介したいと思います。

GitDuck-コードエディタ付きビデオ会議ツール

 オンラインビデオチャットにペアプログラミングが可能なコードエディタが付与されてるサービス。ブラウザベースなのでOS依存やインストール作業も不要で、ユーザー登録後すぐに利用可能。
 テーマ自体が面白いと思うが、githubやslackとの互換性が出てくると更に使いやすくなるんじゃないでしょうか。
 現状は通話時間、チャット人数、チーム数で2プランあるみたいです。

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Hellosaurus - キッズ向け動画サービス

 インタラクティブな操作が可能なクリエイター向け、動画プラットフォーム。コンテンツ自体はよくありそうな感じですが、youtubeの広告年齢規制などで、クリエイターのマネタイズが非常に難しなってきているという背景などあるみたいです。
 日本だと親子youtuberや子供youtuberはある程度youtubeでフォロワー数を貯めて、音楽やイベントなどで収益をあげていますが、こう言った創造性を高めるようなインタラクティブなコンテンツ生成ができるクリエイターは支援していくのは素晴らしいことですね。


Hellometer - 業務監視用ビデオによる自動業務改善サービス

 セキュリティカメラを使用して、お客さんの行動やオペレーションの様子を録画しておき、その録画データを元にクラウド上にオペレーションデータを分析を速度を上げるための示唆出しをしてくれるサービスのようです。
 定点カメラに録画されたデータから最適化を測ったりする領域は絶対ありそうだなと思ってて、不動産に付いてる防犯カメラとか。この場合は目的がオペレーション改善で明確だから導入しやすそうですね。subwayやtaco bellも試験導入してるみたいですね。

Queue - ビデオ制作者と編集者のためのリアルタイムコラボレーションおよびフィードバックソフトウェア

 ビデオだけでなく、ライブ動画やデザイン性のある画像など幅広くメディアタイプは対応しているみたいですが、サービスとしてやりたいことは、コンテンツ制作に伴う企業やチーム内でのコミュニケーションコストを削減したいということだと思います。企業、部署、役職などを横断してコメントをもらったり修正指示をもらったりなど。
 discordとも連携していたり、自分たちでSDKなど提供していたりしており、一番の売りとしては「ライブプレビュー」ということだと思います。
 esports前のチーム内での連携確認などで使われてるみたいです。

Sidekick - 常時接続ビデオチャットハードウェア


 リモートワークに合わせた、ビデオアプリケーションというか、そう言ったzoomやteamsなどのアプリケーションとは違う切り口で、ビデオチャットのみハードウェアごと抜き出したサービス。
 プロダクト自体の他のビデオチャットサービスとの差別化としては、会議の準備、ブレスト、調整タスクの削減、親近感がある、4点らしいです。ちょっと個人的には懐疑的ですがw、今のzoom会議とのストレスポイントがどれだけ改善できるのかトライはしてみたいですね。料金はハードウェア料金ではなく、利用人数で課金されるモデルのようです。

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tella - ブラウザベースの共同動画編集アプリケーション

 録画素材、画面収録〜デザイン・編集〜ライブプレビュー・プレイヤー吐き出しまでブラウザ上で一括でできるアプリケーション。とてもよく出来ているなと思いました。用途としては、ユースケースに記載があるように、商品紹介、営業デモ、チュートリアルなどで役立ちそうな機能が多かったです。独自のプレイヤーでシーンを分割して再生できるのは上記用途に対して非常に役立つなと。また編集もがっつりしたタイムライン編集ではなく、シーンごとのタイムライン編集という新しい編集スタイルを取っていてすぐにでも導入したいと思いましたw
 またコラボレーション機能も充実しており、同時に編集、コメントバックなどもできるみたい。

here - ブラウザ内ビデオチャット&キャンバスルーム

 ブラウザ上で、ビデオチャットだけでなく、共有ワークスペースとしても活用できるサービス。ログインして中身を触ってみましたが、googleカレンダーとの連携や各チャットサービスとの連携など、他のコラボレーションツールとの連携がしっかり強化されてる印象を受けました。それ以上にデザイン性が独自だなと。背景素材やスタンプ、絵文字、図形など90年代の世界観を演出しているみたいですが、オリジナリティがありました。

phonic - 音声とビデオによるオンライン調査サービス

 オンラインサーベイを回答・操作を録画しておき、録画データや音声データも含め、よりインタラクティブに調査データを収集できるサービス。多分ユーザーインタビューなどもここで完結できると思われる。
 日本の市場感見ててもここの領域はマーケットは小さいが、非常に狙い目のある領域でもあるんだよなー(個人情報保護とかは一部注意しないとだが)。UIもかなり洗練されていて、見やすそう。複数人数のインタビューの場合は、音声データを発話者特定する技術が必要だがその辺は搭載されているとなお良さそう

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back lot - 映画とビデオ業界のための共同設計ツール

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 これはまた壮大なサービスですがw、映画編集チームのためのfigmaのようなサービスですね。プリプロダクションを同時に作業できたり、設計・モデリングを一緒にやれるようなサービスらしいです。流石に、ブラウザアプリケーションではなさそうw。netflixやamazonの独自コンテンツの資金状況など見る限り、欧米ではまだまだ映像コンテンツに関する大規模な投資など盛んな状況なので、コストや工数を減らす切り口は多数あるのでしょう。

終わりに

 demo dayは冬も予定しているらしいので、また面白そうなサービスがあれば、紹介していきたいなと思います。Video BRAINも負けじと良いプロダクトの仕上げていかねば!!

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