【美術展レポ】安曇野ちひろ美術館
みなさん、こんにちは!
先日、急遽信州を旅行することになり、それならば折角の機会なので…!と、安曇野にある、ちひろ美術館に行ってきました。
館内は写真禁止スペースが多かったため、あまり写真を撮れなかったのですが、もう…かわいいがいっぱいでした!!
個人的に素敵だなと思ったところを、いくつかご紹介します。
全体の感想
まずは、なんといっても、展示がたくさんある点が本当にすばらしい!
展示室は1〜5まであり、1と2は館名の通り、いわさきちひろさんの作品展、3〜5は日本や世界の絵本に関する企画展といった内容です。
わたしが訪れた際の企画展では、「熱帯の国々の絵本」、「2010〜2021年の日本の絵本展」が開催されていました。
ざっくりとした全体の感想は、こんな感じです!
・いわさきちひろ展
原画がたくさん!!!
ちひろ先生の、あの柔らかいタッチの描写や淡くて儚い色を、すごく近くで見ることができて面白かったです。
昔の写真や実際に使っていた道具なども展示されていて、ちひろ先生を少し身近な存在感じました。笑
・熱帯の国々の絵本
色使いがとっても明るくて華やか!!
見てると元気になってくる作品がたくさんありました。
少し異質で印象的だったのは、赤と黒の2色をメインとして描かれた絵本。
絵のタッチも細かくて、独特な雰囲気を持っていました。
・2010〜2021年の日本の絵本展
震災後に発表されたメッセージ性の強い作品や、デジタル技術が用いられた新しい時代の作品などが紹介されていて、はじめましての絵本がたくさんありました。
(あまり細かく書くとネタバレになってしまうので控えますが、大好きなY先生やJ先生の作品も展示されていて、ワクワクしました!)
わたしの場合、大体2時間くらいで全展示室を回ることができました。
素敵ポイント① 充実の展示&回りやすい気遣い
全体の感想からも少し伝わるかと思うのですが、見どころがたくさんあり、立ちっぱなしで見ていると、だんだんと疲れてきます。
ですが、展示室の中にいくつかソファーが設置されていたり、展示室1と2、3〜5の間に渡り廊下があって、そこにお手洗いがあったりと、ほどよく休憩を取りながら展示を見ることができます。
また小さいお子さん向けに、靴を脱いで遊べるスペースや、椅子に座って色んな国の絵本を読めるスペースなどがあり、ファミリーみんなが楽しめる工夫がたくさんなされていました。
(絵本を読めるスペース、時間が許すなら、ずっといたいと思ってしまった←)
素敵ポイント② 個性的な館外の展示
ちひろ美術館は、中だけでなく、外も見どころがたくさんあります!
有名なのは、やはりこちらではないでしょうか。
デデーン!
ナニコレ?と思われた方もいらっしゃると思うので、補足です。
ちひろ先生の挿絵で有名な、黒柳徹子さんの幼少期を描いた小説で、『窓ぎわのトットちゃん』という作品があります。
トットちゃんが通ったトモエ学園では、電車が教室として使われていたのですが、それを再現したものが、館外の広場に設置されています。
車内も、こだわりがいっぱいなんですよ…(かわいい)
2両編成になっていて、1両は上記のトットちゃんの教室再現スペース、もう1両は、地域の図書館として使われているようです!(素敵)
図書館の本棚の横には、腰掛けて読書できるスペースも。
ほかにも、トットちゃんにちなんだものや、チェコの絵本作家さんがデザインしたオブジェなど、アートがたくさんありました。
カシマのイチ押し のんびりカフェスペース
ちょっと休憩したいなと思い、館内のカフェでコーヒーとりんごのお菓子をいただいたのですが、おいしかった〜!!
前述のキッズ向け読書スペースよりは少ないですが、絵本を読みながらお茶をいただくことができます!
お茶をしながら、久しぶりに『ゴムあたまポンたろう』を読みました。
…うん。やっぱり、めっちゃシュール。笑
またチャンスがあれば訪れたいし、東京のちひろ美術館にも行ってみたいなと思った、2023年の夏休みでした。
ではまた!
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