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準備3週間で100km歩き切る!
100kmマラソン挑戦
経緯
過去100kmマラソンウォーキングに3度参加してみて完歩も果たし、スタッフでも参加させていただいて、選手としても裏方としても一通り経験させていただいて満足していた私。
もう100kmに参加することはないだろうなと高を括っていたわけですが、一通のメッセージで状況が変わる。
「今回をもちまして、100kmウォーキング大会は最後となります。長い間ありがとうございました。」
スタッフとして参加させていただいた時にもスタッフが足りないというお話と高齢化が進んでいるお話をお聞きしていたものの、まさか今回が最後になるとは。。。
むくむく湧いてくる気持ち。
「せっかくだから参加したい。」
「せっかくだから選手として参加したい。」
そして、締切直前に参加申込み。
「定員を超えたため、抽選を行います。抽選結果をお待ちください。」
よし、申し込むという意思は表明した。落選したらそれは仕方ない。
と、申し込んだ自分に若干満足してしまい、忙しさにかまけてトレーニングも進んでいなかったわけですが、ちゃんとお知らせが来ました。
「当選されましたので説明会のご案内をいたします」
すでに大会まで20日しかない。
よく考えるとシューズも老朽化している、ランニング用の腕時計も長時間持たなくなっている。
あれこれ考えると、ギアの準備に時間がかかる。
体力もつけるのにも時間がかかる。
すでに調整時間が足りないことに不安を覚えたが、なんとかなるだろうと楽観的に構えていたが、、、
これはまずいなの瞬間
さすがにトレーニングなしで挑戦するのは無謀すぎると、大会1週間前に30km歩いてみることにした。
15km歩いて景色を楽しんで帰ってこようと、行き先を定めて歩き始めたものの、、、
9月末だというのに暑すぎて、ペースは上がらない。
水分がどんどん奪われて歩いているだけでしんどい。サウナで暑さに耐え続けているようで、この気温で100km歩き通すことが全く想像できなかった。。
ギアの準備に力を注ぐ
体力的に準備が足りないことを身をもって分かってしまったため、唯一できることギアの準備に振り切ることにした。
直前でシューズ、時計、サプリなどギリギリで調達しきった。
(今回使用したアイテムはご参考に最後に掲載)
当日
毎年コースが変わるのがこの大会の特徴だが、今回30回を迎える最終記念大会は、第1回の再現コースとのことで、伊良湖岬から豊田市内に戻ってくるというコース。
海岸からのスタートで海を見ながらの気持ち良いスタート。
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いつもはスタートとゴールが同じ場所で、最終的に元の場所に戻ってくるコースだが、今回はバスで伊良湖岬まで移動し豊田市に戻ってくるワンウェイコース。これが何を意味しているかというと、元の標高に戻ってくるのではなく、海岸近くから登った先にゴールがあるという登りコースだということ。
これまでの私の歩き方は、上りで体力温存、下り坂で自重に任せて走ることでスピードアップする作戦だったため、今回のコースは登りか平坦な道が多くスピードに乗りづらい。
また、この大会は有志の皆様がボランティアで開催してくださっている大会で道路を大会専用に使用するのではなく、一般道を信号を守りながら歩く大会だ。
そんな大会なので、コマ図と呼ばれる地図を読み取りながら歩いていく。
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コマ図とは、交差点や分岐点などのコース上のポイントを順序正しく配列した地図です。ラリーのルートマップとしても使用され、目的地までの道順をコマで指図するところからこの名前が付けられました。
コマ図の特徴は次のとおりです。大きく目立つものもコマ図化されるため、看板や標識の形状・大きさも実際のものとは異なる。
交差点や分岐点、時には直進であっても確認をするための目標物が、スタートからのトータルの距離と、前のコマからの区間距離とで示される。
コマには1番から順に番号が振られており、走行は1図から順番どおりに進んでいく。
、そんな重要なコマ図なのだが、序盤に雨に降られて、歩きながら雨具を探している間に、ロストするという痛恨のミス。
25kmごとに開設してあるサービスポイントまで、地図なしで耐えることになった。。。
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やまない雨はない、けども、、、
折り畳み傘で凌いだり、レインウェアを着てみたり雨対応しているとペースが上がらない。
ピーカンの快晴で暑いよりはましだったとは思うものの、雨は雨で辛い。
靴の中も濡れて歩きづらい。
観念して濡れながら進むのもアリだったのかも。
雨の合間でホッとさせてくれたキャベツ畑と牛。
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後半は雨も止み、ひたすら今回が最後であることを思いながら歩き続ける。
下りを見つけたら少し走ってみる。また歩く。の連続。
25kmごとのサービスポイントでは、スタッフのみなさまの温かい受け入れに毎回力をもらえました。感謝。
最後は、走ってゴールしようと心に決めて、残り2kmは走りきりました。
総括
過去荷物が多すぎて失敗したと反省したことがありましたが、今回もまさにそれでした。今回ももっと荷物をシンプルに出来たなと反省です。
ですが、準備の不足を補うため試行錯誤して、できる範囲で最善は尽くせたように思います。
6年前の記録が13時間26分でしたが、今回は14時間42分。
スタート時間が午前9時だったので、日付が変わる前にゴールできました。
今回の収穫は、アイテムをある程度刷新できたこと。
中でも時計は手元でメール確認もできて、よかったです。
SNSに100km挑戦の投稿をしたところ、応援メッセージをいただけたことは力になりました。逐次時計でメッセージ通知が来るのがよかったです。
応援メッセージの中に「日付変わる前にゴールできるといいですね。」
とコメントをいただき、目標設定もできました。
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本当の成果だと思っていること
今回参加して良かったことって何?と聞かれたら、
強制的に休む時間を作れたこと。だと答えたい。
100km参加の翌日、畑作業に行ってみたが身体を動かすのはさすがにしんどい。
今日は、「何もしない、休むことをする」と決めて休めたこと。
畑も見学のみで皆さんが作業しているのをみているのも楽しかった。
動ける範囲で普段できていなかった、ちょっとした部屋の片付けや心の整理ができたように思う。
ついつい何かと予定を詰め込んで、何かやっていないことに焦りを感じてしまうが、強制的にやらないことを決めて実行する時間がとても心地よかった。
仕事も遊びもやらないを決めて、「何もしないをする時間」って持てていますか?
100km翌日は、身体の自由が効かない時間になり、何もしないをすると決めたことで、余白から生まれる何かがあることに気づけた瞬間でした。
これが今回最も大きな収穫だと感じています。
おまけ
今回使ったアイテム
最後に、これから長距離に挑戦する方へのご参考に今回よかったアイテムを紹介します。
・シューズ HOKA リンコン4 :クッション強めで長距離には優しくて良かった。
https://www.hoka.com/jp/rincon-4/1155130.html
雨に降られて中まで濡れたのが途中辛かったが、トータル悪くなかった。固めのHOKAのマッハ6と迷ったが、スピード重視の人はマッハ6の方が良いのかも。
・スポーツタイツ CW-X ジェネレーター:安定のクオリティ。
しかし、、、すれ対策ができてなかったのがよくなかった。直穿きはせずアンダーウェアは必須です。
・時計:Garmin Forerunner 165:バッテリーがゴールまで持ってくれたし、メール通知も見られて力になった。途中雨対策で、荷物を触ったりしている間にスタート/ストップボタンを押してしまって止まっていることが何度かあった。誤操作防止のボタンロックできると良いのかも。
・サプリ系
水溶性マグネシウム Mag-on :ジェル、ジュレ、粉末を定期的に服用した。最後まで足が攣ることなく行けたので、結構良かったのかも。軽量でねっとりとした濃い〜味で喉が渇きますが、軽量化の観点からもおすすめ。
アミノ酸サプリ モンベル アミノサミット3500:Mag-onの間で服用
アミノバイタルゼリー :運動前、運動中、運動後の3つの種類がありそれぞれ歩きながら
・メダリスト カフェイン200:眠気覚ましに購入してたカフェインゼリー。残り10km切って服用したところ、効きすぎてゴール後も寝付けず。服用タイミングに注意。効果は確かの様子。
・飲み物 アミノバリュー:持参した飲料はこれ。無くなった後は、サービスポイントでもらえるポカリスエット
・筋肉痛対策
蓋なしタイプのエアサロンパスジェット:蓋がなくて便利。筋肉痛が気になり始めた時にカンフル剤的に使用
・ボディシート:メントールのボディシート。とにかく暑かったので後半、身体を拭くのに重宝した
必要なかったアイテム
・イヤホン
途中ラジオでも聴きながら歩こうかと予備も含めて2セットのワイヤレスイヤホンを持って行きましたが、正直そんな余裕がなかった。
・レインウェア(パンツ)
登山用のレインウェア上下を持っていたが、雨が降ってもパンツまで履く余裕はなかった。上だけで良かったかも。
・モバイルバッテリー
イヤホン、スマホ、時計の充電用に持っていたが使用する必要がなかった。
判断難しかったアイテム
・服装
普段着としても万能に使えるキャプリーン・クールの長袖を日焼け対策も考慮して選択したが終始暑かった。これはよかったのか悪かったのか判断がむずかしい。半袖でも良かったかも。
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