自分がいない方が世のため人のためという気持ち
漫画家の芦原妃名子さんの訃報の記事を読んで、色々と考えていました。
漫画の原稿の〆切と慣れない脚本執筆で疲れ切っていたところに色んなことが重なって
限界を迎えた時に何も阻むものがなければ、真っ直ぐに死に向かってしまう気持ちは、一度経験したことがあるので分かることがあります
私の場合は全てを諦めてふらふらと歩いている時に、目の前を小さな虫が飛んで横切ったことがキッカケで思い留まることができました
何かのタイミングが合ったり、一瞬でも気持ちをそらせるような何かが視界に入ることで救われることがあります
慣れないことで限界まで頑張っている時は、本当なら休まないといけないのですが…
家族が一緒に住んでいても、夜中に隣の部屋で眠っていたら、どんなに近くにいても助けにはなりませんでした
自分から助けを求める気のない人を助けるためにはどうしたらいいのか…
疲れている時に辛いことが重なると、本当に突然、気持ちがプツッと切れてしまうんです
「自分さえいなければ誰にも嫌な思いをさせずに済むのに」という気持ちが、ずっとどこかに隠れていて
その気持ちに心が覆われてしまうと、他のことを考える余地が何もなくなってしまうので…
単純に誰かが悪いという話ではなく、自分自身の心の中にあるものが要因になってしまうため
セルフ・コンパッションや、セルフ・アクセプタンスができるようになると、また違うのかもしれません
批判されることも、無視されることも、受け取り方は違っても、どちらも同じように人の生きる気力を奪うことがあるので
誰も責められることなく、見て見ぬふりをされることのない、失敗も不満も安心して言い合える人が増えるように
今は子ども達に教えることしかできないけれど、子ども達が大きくなった時に他の人にも伝えてもらえるように
いつかこの本を読んで教えたいと思っています🍀