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1988年1️⃣ 善21歳

ブラウン管の中では、
光GENJIがローラースケートで走り回り、とんねるずがバラエティ番組で暴れ回っていた。
ソウルオリンピックが開催され、鈴木大地が競泳背泳ぎで日本人初めての金メダルを獲得したこの年…日本の景気は鰻登りの様を呈していた。

善は、美代からの教えを守り、周囲がノリノリの浮かれ気分で日々をハイテンションで楽しんでいる中で、ある程度その空気に合わせつつも、しっかりと株価や地価の動向に注視しつつ、売り買いを重ねて着実な利益を上げていった。

美代がどこでどう言った経緯で得た情報かは不明だが、事前に安価で取得していた土地を国に買上げさせて完成、開通した青函トンネルと瀬戸大橋がこの年開通した。
この時、美代は土地の譲渡所得だけで数億円を手にしている。
その金も善が美代の生前に引き継いだが、多額の税金を支払った。
善は、美代が作った会社…有限会社進藤を引き継ぎ、社名を「有限会社 ZEN」に変更し、代表も自分に変更して事業主として不動産管理、不動産運用、証券管理や投資を行っていた。資本金は1000万円。営業収益は年間数十億円と多額の利益を出していたため、毎年のように税務調査が入った。
法人申告及び個人申告は、美代の代から引き継ぎ元村税理士事務所にお願いしていたが、美代からの教えもあって、その申告書作成時の中身の数字については、善が全て積算しチェックをして、脱税することなく計上していたため、税務調査が入ったところで追徴課税を受けることはなかった。
税理士の元村は、善さんは進藤さんからきっちり指導されてらっしゃるから誤魔化し一切ないですね(笑)と…ほとんどの方があの手この手で何らかの脱税まがいの税金対策をしてますけど…。
善は、脱税したところで、後で追徴課税に加算金まで取られたらそれこそ損だし、めんどくさいこと考える時間がもったいないから…と言って、適正申告を心掛けていた。
それでも会社と善個人の資産は、この2年間で大幅な上積みができていた。
事実、銀座で一晩で数百万円使っても、痒くも何ともない善ではあったが、そんなバカな使い方はせずに、バイクや自動車など自分の好きなことに消費した。

進藤ビル1階のイタリアンレストラン「Marco」は、この日の夜も満席だった。
善は、オーナーシェフの吉田に提案してMarcoに投資して、店舗の一部を改修して個室を作ってVIP対応を可能にした。
VIP待遇だけあってかなりの高額料金に設定にしたのだが、常に予約が入っていた。
善は、自分がこれで行きたい時に行って食べれるかなぁと思いきや、中々予約を入れることができず、Marcoとしては、さらに売り上げが伸びて嬉しい悲鳴に変わっていた。
この夜は、吉田が気を利かせて善のために部屋を押さえてくれていたので、Marcoで美味いイタリアンをゆっくりと堪能していると、吉田がノックをして入って来て、善さん…善さんにぜひお会いしたいって人がいるんですけど、ここに案内してもいいですか?と。
エッ?自分に?名指しで?それはあれ?自分がこのビルのオーナーと知って会いたいって言ってるのかなぁ?
それはどうかわからないけど、善さんのことを知ってるような感じでしたが…。
んーー。まぁいいや…どうぞ、案内してください。
じゃあお呼びしますね。あっ…ただ有名人ですから…芸能人の…

エッ?まぢ?誰?と…。
そしてすぐに吉田が案内してVIPルームに入って来たのは、超有名女優Mとそのマネージャーだった。
28歳のMは善を見ると、エッ?と驚いた顔をして、本当にこの人?すごくお若いんだけど…とマネージャーと顔を合わせて驚きとも不安とも取れる表情を浮かべた。
善は、若い❗️とびっくりされることには慣れているので、気にすることなく…
あのぉ…どうして自分のことを…と聞くと、マネージャーが、先だって某企業のCMでスポンサーの方と会食する機会がありまして、その際にこのお店の評判とビルのオーナーさんの話をお伺いしまして…ビルのオーナーの進藤善様のことが話題になりまして、そのスポンサー企業の取締役の中川様という方が、進藤様に会える機会があれば、ぜひ会って挨拶しておいた方がいいと言われてあったので…。
先程、他のお客様がVIPルームでお食事をなさっているのは、ビルのオーナーさんらしいと話してらっしゃって、その話を耳に挟んだものですから、ぜひこの機会にご挨拶をさせていただこうと…。
あぁ、そういうことですか…まぁお座りください…と2人に席をすすめた。

善は、C大手銀行の応接室で、資産運用の話を支店長としていたところに、C銀行の専務と某大手化粧品会社の専務の中川が、挨拶をさせてくれと入ってきた時のことを思い出した。
その場で、善の所有するビルがその化粧品会社の本社と近いこと、化粧品会社の株を善がそれなりの額、所有していることもあって、挨拶したいということになったのだ。

2人とも…いや、支店長から進藤様がお若いとは聞いていましたが、これほどお若いとは思ってもみませんでした…と、やはり驚いていた。
善は、現在20歳でもうすぐ21歳になることを伝えると、その年齢でどうやってそれほどの資産を?と聞いて来たが、善は、大学には行っていませんが独学で様々な知識を得て、それらの知識を十分活用して、あとは運がよくて、利益を上げることができたんですよ…と笑って応えた。
2人は、支店長から善の法人及び個人資産が10億円をゆうに超えている…と聞くと、目を丸くして、正しく今の超好景気の申し子みたいな方なんですね?と驚きを隠せないでいた。
そして、化粧品会社の専務は、本社ビルの立て直しを考えているとのことで、その際には善の所有する土地を売っていただきたいという相談であったため、前向き検討しますと応えて別れたのだった。

食事は十分楽しめましたか?と聞くと、2人とも満足そうに堪能したとのことだった。
善もあらかた食べ終え、残ったワインを飲んでいたところだったので、お時間があるようでしたら、ワインをご一緒しませんか?と誘うと、2人とも喜んで!と言って、一緒に飲むこととなった。
Mは、善から20歳で今年21歳になると聞かされると、びっくりして、その歳で数10億の資産をどうやって得たんですか?と聞いて来た。
善は苦笑しつつ、そんな話しまでしたのか、奴らは…と思いつつ、まぁ株式や不動産の評価など色々と勉強して得た知識を上手く活かして利益を得ることができただけですよ…と。
Mは,そういった知識って簡単に習得できるものなんですか?と…。
善は、簡単か簡単じゃないかは、人それぞれの感覚の違いですよ。まぁ自分には簡単ではなかったですけどね。
1日、20時間勉強して東大に合格する人も入れば、1日、4時間ほどの勉強で東大に合格する人もいますから…。
じゃあ進藤さんも1日に20時間も勉強したのですか?
20時間も勉強していませんけど、常に株価の変動に注意を払っていたりはしますよ。
Mさんだって、常に女優として良い演技をするために、台本や演出、役作りのことを考えたりしていますよね?
あっ…そ、そうですね…。
それと一緒ですよ。
その後、Mは独身なのか?恋人はいるのか?車は持っているのか?どんな車に乗っているのか?など、質問をしてきたが、めんどくさくなって…ちなみにMさんは、自分にどうしてそんなに関心を持っていらっしゃるのですか?と聞くと…、Mは不意を突かれたような顔をして、エッ?と応えると、そんなに自分に興味があります?と重ねて聞いてみた。
すると、Mは、ちょっと焦った表情で、いや…その…そんなお金持ちの方とお話したことがなかったので、ちょっと色々聞いてみたくなっただけです…と。
善は、あっ。そういうことですね。Mさんは、私というより、私の財布の中に興味がおありだってことですね?と。
いや…そ、そういうわけじゃなくて…と明らかに焦り出して…。
世間でとても人気のあるお綺麗な女優さんだから、私もちょっと興味を惹かれましたが、案外、打算的で、人の内面や外見よりも懐事情を一番気にする方なんだなぁとちょっと印象が変わりました。
まぁ、今の世の中、金、金、金って感じだから仕方ないんでしょうけどね。
ちょっとあなた方との実のない会話にも疲れましたので、自分はこの辺でご遠慮しますね…と言って席を立った。
残されたMとマネージャーは、顔を真っ赤にして、居た堪れない気持ちでその場から動けずにいた。
善は吉田と閉店後に、この時の話しをして、やっぱどれだけ綺麗で有名な女優って言っても、所詮、人のことを金持ちかそうじゃないかで人を見るんだなぁ…と。
吉田は、善にひたすら謝っていたが、善は気にしないでくださいと…ただ今日みたいことがあった場合は、やっぱご遠慮願うことにするよ…と、苦笑した。
そして、C銀行支店長、専務、某化粧品会社専務の中川にそれぞれ電話して、俺の資産情報などを有名か何だか知らないけど、全く関係のない女優との話しのネタに使うような連中は信用できないから、今後一切付き合うことはないからなと言って切った。
慌てた3人は、急いで善の元を訪れたが、その頃、善は、C銀行本店で銀行口座を解約、運用中の資金も全額回収していた。
そしてC銀行を出ると黒塗りのクラウンが正面玄関に横付けされて、ドアが開くと中から、最大手のA銀行の副頭取が姿を現した。
善は、副頭取自ら迎えに来るなんてやり過ぎですよ…と苦笑した。
副頭取は、いやいや…進藤美代様から、自分の後は進藤善様に全て引き継ぐのでよろしくお願いしますと、直接私が仰せつかったものですから…、そこはちゃんと私が対応させていただきます…と。
善は、お手数をおかけして申し訳ありませんと後部座席に乗って頭を下げた。
一方、C銀行の専務は、銀行に戻って善が来て全てを解約して帰って行ったこと。A銀行の副頭取自ら社用車で迎えに来て善を乗せて立ち去ったことを聞いて、顔面蒼白になり頭を抱えた。
善が解約した資産額は、6億円ほど…善の全資産額からすると大した金額ではなかったが、それでもC銀行からすれば、金額も痛手だったが、それ以上にあの進藤善がC銀行を怒らせて、全てを解約してA銀行に資産を移したなんて情報は、瞬時に業界を駆け抜ける…このことによってC銀行の信用度がとてつもなく下がることが一番の痛手だった。
この事実は、当然のこと大手化粧品会社にも情報が流れ、中川専務は課長職にまで降格。C銀行の専務と支店長は、降格させられ外部の民間企業へ出向させられた。
善は、C銀行の連中が、連中を処分して、顔を挿げ替えて再度頭を下げに来ることがわかっていたため、家を開けてしばらくの間、地方都市を周りつつ、優良不動産をチェックして回ることにした。

ちなみに例の有名女優は、この一件が飛び火してCMを降板、主演が内定していたドラマの話も流れて、自らの軽率な発言を一生悔いることになった。
またこのことで進藤善の名前は芸能界でも知れ渡り、要注意人物としてリストに登録された。

一方、善はサッサと東京を出て、ひとまず横浜のホテルにチェックインして、中華街で腹ごしらえをして、街中をぶらつき、街並みを見て周った。
さっきのホテルのフロントもあからさまだったな…と善は思い返して、苦笑した。

今の善は、身長178センチ、体重65キロ、髪型は、mooseの重光透にお願いして、セットしてもらったのだが…。
善くん…本当にいいの?そんなことして…。
いいっすよ…やっちゃってください。ひとまず耳より2センチほど上ぐらいまでいっちゃってくださいと…。
重光は、わかった…じゃあいくよ!と言ってバリカンを当てていく。この時の善は、かなり髪が伸びていて、生前の美代からちゃんと髪を切って身だしなみに気を使いなさい!とよく言われていたが、善にはちょっと考えがあって敢えて切らずに我慢して伸ばしていたのだ。
そして、やっと自分なりの考えに見合った耳を覆うぐらいの長さまで伸びたので重光にお願いして切ることにしたのだった。
重光は善から言われたとおりに切って、仕上がった善の髪型を見て…善くん…この髪型って、何か雑誌か何かで見たの?と…。
いや、見てないっすよ…ただこんな風にすればどんな感じになるんだろうと思って…でも良い感じじゃないっすか?
いや…いいよ❗️めっちゃかっこいいよ❗️と。
だよね❗️いい感じだよね❗️で、ここをこうして束ねると…こんな感じになるってこと。
あぁぁぁ❗️スゲェ❗️いいじゃん❗️めっちゃおしゃれな感じするよ❗️
これ…俺もやっちゃっていい⁉️
うん、いいっすよ!
善は、耳が隠れるほどの長さの髪を、耳の上2.5センチほどの高さから下を全部バリカンで数ミリに後ろも全部、刈り上げて、そこから上の髪は残して、太めのロッドで巻いてゆる目のパーマを当てて、フワッとした仕上がりにした。
そして、スッキリ見せたい時は、その髪を束ねて後ろでゴムを使って止めたのだ。
おしゃれだし、ちょっとヤンチャな感じだし、めっちゃいいよ❗️と重光透は、最初すごく不安そうではあったが、完成形を見て大絶賛してくれた。
服は、2階のcharaの利佳子に頼んで調達してもらった。普通の白いトレーナーをもっと薄めの生地で使ってもらい、裾の右下にローマ字でZENと赤字のロゴを入れてもらった。
また麻の記事で、普通のシャツを作ってもらった。
ズボンは、以前、地方を美代と回った際に見たアメリカの軍人が履いていた深緑や黄土色のズボンで太ももあたりの横にポケットが付いている、ミニタリーズボンを探してもらった。
利佳子は、もう大変だったわよ💦善くんの注文❗️と苦笑しながらもちゃんと善の理想通りの服を用意してくれた。
利佳子さん、ありがとう❗️と善は喜んでお礼を言った。
で、そこで早速、白いトレーナーに深緑のミリタリーズボンを履いて、靴は、善がたまたまどこかの靴屋で見つけて気に入ったと言ったハイカットのゴツゴツしたスニーカーだった。※これが実はエアジョーダン1で、当時はエアジョーダンが世間に認知されてなく、かつ人気もなかったので、安く手に入った。善は履き心地を気に入ってエアジョーダン1からこの年に発売された3まで複数買って持っていた…が、この時は後にエアジョーダンに破格のプレミアが付くとは思ってもみなかった。
利佳子は、着替えた善を髪を切った頭のてっぺんから足の爪先までジッと見入って…善くん…。
ん?エッ?変?利佳子さん…と、聞くと。
ううん…めっちゃかっこいいよ❗️イイと思う❗️
めっちゃおしゃれな感じするよ❗️
そ?んなら良かった。で、これにこの前、日比谷の露店で買ったシルバーのクロスのネックレスをして…腕に赤のリストバンドを嵌めたら…どう?
ストリート系のちょっと変速なおしゃれな感じになるくない?
いや、なるなる❗️善くんのファッションセンス、イイよ❗️ってかさぁ…善くん…あたし、オーナーに掛け合ってみるから…ZENっていうブランドを作ってみない?
ブランド?ブランドなんてそんなに簡単にできるもんなの?
できるわよ❗️ZENってロゴマークを作って、入れて売れば、もうそれがブランドだもの。
へぇ…そっかぁ…。まぁそこは利佳子さんに任せるよ。
うん!でも、全ては善くんのファッションセンス…その髪型もそう…誰も考えつかなかった発想が流行を呼ぶんだからね。
まぁそだな…みんなと一緒じゃ面白くないもんな。
善はこうした格好で横浜に出かけて行った。
4階のBelushiで、マスターの佐々木とMarcoの吉田、charaの利佳子、mousseの重光に善は、一緒に飲みながら、C銀行での一件を愚痴って、あのMって女優、最悪やしって、人の顔を絶対諭吉と思って見てるもんな💢と言って話してて、でもそりゃ善ちゃん、C銀は慌てて押しかけてくるべ…と佐々木。そう…だから、ちょっとここ留守にするよ。ちょっと東京から出て地方の物件見て回ってくるよ。
イイなぁ…善くん…あたしも着いて行きたぁーいと利佳子。
善は笑って、いや利佳子さんと一緒だと、俺、我慢できなくて襲っちゃうかもしれないから無理❗️って言うと、重光が、襲っちゃってイイんじゃね?利佳子、フリーだろ?今。彼氏にスッチーと浮気されて別れたばっかだろ?
利佳子は、もう最悪❗️思い出させないでよ❗️ってか、最近オーナーが、やたらと夜、飲みに行こうって誘ってくんのよ💢絶対、あたし狙われてるし…。エッ?オーナーって結婚してたよな?あー、愛人にどうか?って話しじゃね?と重光。
利佳子ちゃんは愛人、似合いそうだけど、同じ愛人なら善くんの方がいいよ…うん。と吉田。
ちょっとちょっと…利佳子さんを愛人だなんて、畏れ多いし…ってか、もったいないでしょ?
あたしが善くんの愛人?んー確かにお金は持ってるけど、あたしは歳上好きだら無理だなぁ…善くんは可愛い弟って感じだもん。
だってさ…はい残念!と重光。
みんな好き勝手言ってら(苦笑)ってか、本当、俺の留守の間、よろしくお願いします。
わけのわかんない連中が来て、何か聞かれたら、一応伝言だけ聞いておいて、ちょいちょい連絡入れるからさ。
みんなOKと言って了承してくれた。
緊急があった時は、ポケベルを鳴らしてくれ。と、付け加えた。

こうして横浜に出てきた善だった。
で、ホテルのフロントで、若い奇抜な格好のあんちゃんが来て、どっか空いてる部屋に泊めてくださいとお願いしてきたぞ…とちょっと怪しげな目で善を見ていたが、善がゴールドカードを出すと一転して態度が変わってスィートルームをご案内できますが…と手のひらを返したように、ニコニコと揉み手をして、擦り寄って来たのでゴールドカードの力ってスゲェな…と思いつつ、どこでもいいよと言って、スィートに案内されたのだった。

善は、夜になって横浜の桜木町をプラプラして、晩飯何にしよっかなぁ…と思っているところに、ブレザーの制服姿で、ミニスカの女子高生から声をかけられた。
ねぇねぇ!おにぃさん♡暇してるでしょ?
ん?暇?暇そうに見えるか?
うん!見える!目的もなくプラプラしてる感じ…(笑)あれでしょ?晩御飯、何食べよっかなぁ…みたいな(笑)
善は笑って、当たりだ!中々いい観察力だな。
女子高生は、ヘヘヘへと笑っている。
で、暇な俺に声かけて、何の用だ?
お金ないけど、お腹空いたらか何か食べさせてよって感じか?(笑)
エッ?あたし、お金持ってなさそうに見える?
いやいや、そりゃわからんけど、身も知らねぇ俺みたいな奴に、暇って声をかけてくるってそんなもんだろ?
まぁ確かにお金は持ってないけどさ…おにぃさんモテるでしょ?
はぁ?んーー。モテる…女子にってことだよなぁ…そう言えばここ数年、恋愛ってしてねぇなー。
エッ?まぢで?おにぃさんめっちゃかっこいいのに… 彼女いないの?
いないよ…そっかぁ…18の時に別れたっきりかぁ…まぁ彼女って言えるかどうかわかんねぇけど…(苦笑)
おにぃさんっていくつなの?
20歳…もうすぐ21になるけどな…だから、もう3年近く女と付き合ってねぇってことだな。
まぢ?じゃあ、あたしが彼女になってあげるよ❗️
善は笑って、そりゃ嬉しいなぁ。ってか、お前、何歳だよ?女子高生だろ?
あたし、17だよ!ピッチピチでしょ?
めっちゃモテるのよ、あたし。
自分でいうかよ(笑)まぁ確かにモテそうだな。ってか、そんなにモテるなら彼氏の1人や2人いるだろ?
そんなに何人も彼氏なんていらないし!
ってか、あたし、同年代の男子に魅力を感じないのよ。やっぱ大人の男がいいの。
善は、これにも笑って、大人の男って、まぁ俺は20歳になってるから一応大人だけど、まだ世間知らずのガキも同然だぜ(苦笑)
でも、あたしからすれば大人だよ。
まぁな…ってか、ほらっ!あの人達だって大人だぜ!と善は街行くスーツ姿のサラリーマン達を見て言うと、あれは大人だけどおっさんじゃん💢
あたしはかっこいいおにぃさんみたいな大人がいいの❗️
善は笑って…で、そのかっこいいおにぃさんに声をかけてきた本当の理由はなんだよ?
おにぃさん暇なら、あたしと付き合ってよ。
付き合ってよって、どこにだよ。
どこだっていいの。おにぃさんの暇つぶしとあたしの暇つぶしを一緒にしよ♡

俺は、暇って言えば暇だけど、腹減ったから何か食べに行くぜ。
じゃああたしも連れてって♡
善は、まぁこれも一興かもな…と思って、女子高生を連れて、何を食べようかキョロキョロした。
善は、で…俺は善っていうんだが、お前は名前なんていうんだ?
ぜん?下の名前がぜんって言うの?
あぁ、そうだ。
善悪の善だな。
善悪の善?ってことは、善君は善人なんだね。
んーー。それはわからん(笑)
エーー⁉️そこはちゃんと善人じゃないとダメじゃん⁉️
まぁ悪さして、捕まりたくはないから、善人でいた方がいいな。
そうよ。臭い飯ってのを食べなきゃならなくなるから悪はよした方がいいわよ。
お前、臭い飯って…どこでそんなフレーズ知ったんだよ?
ヤクザの映画でそうやって言ってたもの。
で、お前のことはなんて呼べばいいんだよ。
あたしは、紗里奈よ。
糸へんに少ない紗、里に奈良の奈ね。
へぇ…本名か?
エッ?アッ…うん…つい本名言っちゃった💧
善は笑って、まぁ俺もちゃんと本名だから。
まぁ…ちょっとした暇つぶしの間だけだから気にすんな。
う…うん。そだね。
で、紗里奈は何か食べたいのあるか?
エッ?あたしも一緒に食べていいの?
そりゃそうだろ。一緒に暇つぶしすんだろ?
飯ぐらい大人が奢ってやるよ。
ホント⁉️じゃあ肉❗️お肉が食べたい‼️
よし、じゃあ肉にすっかな。
そう言って、善は当たりを見渡してちょっと良さげな焼肉屋の看板を見つけて、んならあそこに行くべと言って紗里奈を連れて善はその焼肉屋に入って行った。
紗里奈は、ちょっとびっくりした様子で善に着いて行った。
個室に案内されて、2人は向かい合って座ると、善はオーダーを取りに来た店員に、メニューを見ながら、勝手にオーダーしていく。
紗里奈は、何飲む?
コーラ、ウーロン茶、オレンジジュース…カルピスもあるぞ。
じゃあコーラ。
なら、コーラで。お願いしますと言って注文した。
ねぇ、善くんは焼肉屋とか、よく来るの?
んー。よくってそんなに月に何度もって来ないけど、2、3ヶ月に1回ぐらいかなぁ。
そっか…いや、なんか慣れてるから…。
まぁ普通に仕事仲間と行ったりするし、どうしても焼肉が食べたい時はひとりでも行ったりするからな。
そっかぁ。
紗里奈は、親と一緒に来たりしないのか?
うん。親と外に一緒にご飯食べに行くなんて、もう何年もないかなぁ。
そっかぁ…まぁ言われてみれば俺もこうやって外で飯食べに行くようになったのって、高校卒業してからだから…、ってか、子供の頃、親と飯を外に食べに行ったこと、ねぇかも…(苦笑)
そうなの?でも善君って何の仕事してるの?
あたし、てっきり大学生とかかなって思ってた。
大学?あぁぁ…そっかぁ…20、21って言うと普通なら大学生かぁ…(笑)
俺の仕事…んー。不動産…ビルの管理とかかなぁ。
ビルの管理人みたいな感じ?
んー、管理人っていうか、ビルを持ってんだよ。で、そのビルを使ってくれているお店の連中の色々な相談にのったり…みたいな感じやね。
そんな仕事あんの?へーー。
でも、あれだな…今から大学生になるってのもありだなぁ。
紗里奈は笑って、大学に行くには勉強して受験して合格しなきゃ行けないんだよ。
あっ…そっか…受験ってのがあるのかぁ…んなら無理だな(笑)
紗里奈も笑った。
ってか、このお肉、めっちゃ美味しいんだけど…こんなに美味しいお肉初めて食べるよ。
うん。美味いな。食べたいだけ食べろよ。
2人で腹一杯食べて、お店を出た。
ねぇ…善くん…2人で15,000円も食べちゃったけと、お金大丈夫?と紗里奈。
善は笑って、大丈夫だよ。俺、ちゃんと働いて稼いでるから(笑)
そっか…ちゃんと働いてるんだね。
紗里奈は?バイトとかやってんのか?
あたしは…うーん…うちの学校、バイト禁止なの。
そっか…んなら、仕方ねぇーな。
遊ぶんなら親からのお小遣いでしか遊べねぇってことだな。
う…うん…そうなるね。
紗里奈がちょっと辛そうな表情を見せた。
ん?どうした?何か悩んでんのか?
ううん…んーそうだね…悩んでると言えば悩んでるかな…。
何だよ悩みって…まぁ俺が聞いたところで、何もしてやれねぇかもしれないけど、自分の中だけで色々考えてただけじゃ辛いだけだぞ。その悩みを人に打ち明けるだけで、気持ち的にちょっと楽になることだってあるからな。身近な友達だからこそ話せないってこともあるからな。
2人はゆっくりと歩いて帆船日本丸が展示されてある桟橋沿いをゆっくりと散歩して、途中のベンチに腰掛けた。
善は、ゆっくりとタバコに火をつけて、ふぅぅぅと煙を吐いた。
善くん…あのね……タバコって美味しいの?

ん。そうだなぁ…まぁ美味いね…ってか、飯を食って美味いってのとは違うけどな。何やろ?…んー気持ちのいい深呼吸…みたいな感じかな(笑)
タバコって20歳からだよね?
そうだな。まぁ俺はもうちょっと前から吸ってけど…(笑)
親や学校にバレなかったの?
親は知ってたし、学校も見て見ぬふり?みたいな…もう諦められた感じやな(笑)
えーー?どんな学校なの?
俺は、18まで九州の福岡だったから…福岡の田舎の不良学校だったからな。お前、ビーバップハイスクールって漫画知ってるか?
あぁ!知ってる知ってる!トオルとヒロシでしょ?
そそ。あの漫画書いてる人、福岡の人なんね…あれ、福岡にある実際の高校がモデルだから…(笑)
そうなんだ!
そそ。あのまんま…とまではいかないけど、まぁ似たり寄ったり的なところはあるかなぁ。
じゃ高校卒業してこっちに来たの?
ん。そ。高校卒業する前に親父とおふくろが立て続けに死んじまってさ…。
エェェッ⁉️お父さんお母さん両方とも死んじゃったの⁉️
あぁ…親父は事故でおふくろは急性心不全って言われたかな。
で…どうしたの?
俺、2つ上の兄貴がいるんだけど、兄貴は先に高校卒業して福岡から大阪に就職するために出て行って、それっきり行方不明でさ。
行方不明って…連絡つかないの?
就職先も知らねーし、親が手紙出しても返事がねぇーし…まぁ元々はちゃめちゃな不良兄貴だったからなぁ…親も知らねーって感じだったし。
じゃあお父さんとお母さんが亡くなったことも…。
うん…知らねぇだろうな。で、じぃちゃんやばぁちゃんってのも知らなくて、会ったことも親から聞いたこともなくて…で、親が亡くなってから調べたら、じぃちゃんもばぁちゃんも死んでるって思ってたら、おふくろ側のばぁちゃんが東京にいることがわかってさ。
ヘーーーそうなんだ❗️
そそ。で、連絡したら…ほら、俺その時、まだ18だから保護者ってのが必要じゃん、で、その東京のばぁちゃんに保護者になってもらって、で、卒業したら東京に来なって言われて、まぁそれでこっちに出て来た感じやな。
エッ?じゃ善くんは横浜じゃないの?
おぉ、横浜はちょっと野暮用ってか、ちょっと横浜来たことなかったから暇つぶしに来てみただけやな。
そうなんだぁ…。
そのばぁちゃんも去年、ガンで死んじまった…だからまぁ行方知らずの兄貴が、どっかで生きてるかもしんねぇけど、今はそんなわけでひとりもんだ。
善くん…結構大変だったんだね。
善は笑って、まぁ大変っちゃ大変だったけど、そのばぁちゃんが中々のやり手でな。まぁそのばぁちゃんに、色々仕込まれて、そのおかげで今はひとりだけど、ちゃんと生きて行けてっから…。
そうなんだぁ…。あたしの悩みなんて、善くんの大変さに比べたらちっぽけだなぁ…。
善は真剣な目で紗里奈を見て…紗里奈、悩みに大きいも小さいもないんだよ。
悩みなんてものは、他人のものと比べるもんじゃない。
悩みなんてものは、その当事者にしかわからないんだから…悩んで苦しんでるって言ったって、他人には、どれだけ苦しいのかなんてわかんねぇよ。
でも、わかんねぇけど、悩んでる奴の話しを聞いて、大変なんだって知ることはできる。
どれだけ苦しいのかはわかんないけど、そいつが苦しんでいるってことはわかってやれるからさ…それだけでも全然違うと思うぜ。
自分が悩んでいる。苦しんでいるってことをわかってくれている人かいるって、そう思えるだけで少しは救われるもんだ。
だから、ちゃんと話してみろよ、紗里奈の悩みってのを。
善くんは、やっぱり大人だよ…。
そんな風に言ってくれる人、親も友達も、あたしの周りにはひとりもいないもの…。
善は、まぁそれなりに俺も悩んだり、しんどかったり、もがいたり、色々苦労したからな(笑)

あのね…善くんからしたらバカみたいな話かもしれないけど…。

善は、黙って紗里奈の話しに耳を傾けた。

あたし…お金が欲しかったの。あたしの周りの友達って、みんなお金持ってんの。で、毎日、カラオケ行ったり、ゲーセン行ったりマックに行ったりしてるのね。
で、何でみんな、そんなにお金持ってんの?って聞いたらさ、街中でお金持ってそうな男の人に声かけて…その…フェラチオしてあげるから10,000円とかって言ってお小遣いもらうんだって…で、そんなの無理って、したことないしって…なんか誰かのお兄ちゃんが親が持ってる裏ビデオっていうスケベなビデオを皆んなで借り回して皆んなそれを見たり、彼氏のいる友達とかは彼氏にしてあげたりしてるから全然平気とかって言って…中にはホテル行って普通にセックスして50,000円もらったとかって友達もいて…あんたは可愛いくて綺麗だから、男はすぐお金を出してくれるよって言われて…。
善は、エッ?俺、こんななりだけどお金持ってる感じに見えた?(苦笑)
いや…そうじゃなくて、街をプラプラしながら、声をかけるなんてしたことないし、どの人がお金持っていそうとかってわかんなくて…そしたら、善くんが暇そうにゆっくりプラプラ歩いているのに気付いて…で、よく見たら、カッコいいし、お金持ってるとか持ってないとかって言うより、自分がこんな人が彼氏だったらいいなぁって思った人じゃないと、絶対そんなことできないって思って、善くんならやれそうって言うか…あたしがね💦善くんみたいな人だったら、セックスできるかもって思ったの…それで声をかけたの…。
善は笑って、そりゃ光栄だな❗️するしないは別として、紗里奈にはモテたってことで、それは嬉しいかも(笑)まだちゃんと女子からそんな風ににいいなって思ってもらえるってことがわかって、良かったよ(笑)
変な話しでごめんなさい。いや、だからしてあげるとか、しようとかって話じゃないからね💦
善は笑って、大丈夫だよ。でも、まぁ高校生の時なら、じゃあやろうぜって言ってホテルに連れ込んでたかもな(笑)
エッ?高校生の時、そんなことやってたの?
やってたっていうか、女子と遊びに行ったりして、雰囲気的にやれるかもって思ったら、セックスしようぜって言って、相手がいいよっていう感じだったら、そのまま行く…みたいなことは、あったなぁ。
善くんは、セックスの経験あるんだぁ。
そりゃもう20歳だし、田舎は女子とデートに行くって言ったって、こんな都会みたいにキラキラした楽しそうなところなんてねぇし、2人ですることってなったらセックスしかない…みたいな感じだったからな(笑)
ってか、もう22時過ぎてんぞ。家に帰らなきゃ親が心配するんじゃねーのか?
親かぁ…まぁこれが弟だったら、多分警察に捜索願いを出してるだろうけど、あたしには関心がないから大丈夫だよ。
ん?どういうことだ?
うん…まぁ善くんは親が2人とも亡くなったって言ってたけど、あたしも親はいるけど、いないのと代わりないかなぁ…。

弟…聡って言うんだけど、めっちゃ頭良くて、今、すっごい頭のいい私立中学の3年生で、今年、高校受験なのね…もう朝から晩まで学校と塾で勉強!勉強!って感じで、お父さんもお母さんも聡に付きっきりで、学校の送り迎えに塾への送り迎え…それ以外に英会話と…なんだっけ?他にも何か習い事してたなぁ。
紗里奈は?習い事とかしてねぇの?
あたしは小学生の時からずっと頭悪いし、あんたみたいな頭の悪い子に使うお金なんかないって、聡みたいに頭のいい子にお金は、必要なんだから、あんたには必要ないでしょ?って。あんたの遊びに消えるようなお金は、うちにはないのよって…だから、あたしがどこで何をしていようが、心配なんかしないよ。
飯とかはどうしてんだよ?家に帰ったら飯は用意してあるんだろ?
んー。まぁあると言えばあるけど、残り物みたいな感じで置いてあるのを勝手につまんで食べるみたいな(苦笑)
親は何の仕事してだよ?
お父さんは、普通のサラリーマン。残業、残業って言って帰りはいつも遅いみたい。お母さんは働いてないけど、ほとんど家にはいないかな…多分聡の送り迎えとかで忙しい忙しいって言ってる。昼間はどこにお出掛けしているのか知らないけど、何か忙しそうにしてるわ。
そっかぁ…家は横浜なのか?
あたしは横須賀。
横須賀?あー横須賀もちょっと行ってみたいんだよなぁ。
横須賀はね…まぁアメリカの軍人さんが多いわね。お母さんは昔からこんなところ嫌だって、東京に行きたいっていつも言ってるわ。
あたしは、そんなに嫌いじゃないけど…でも聞いた話しだと、アメリカ人の軍人さんから襲われたとか襲われそうになったとかって話しは聞いたことがあるわ。

善は、ドブ板通りだっけ…アメリカ人の兵隊さん向けのお店がいっぱいあるって聞いたことあるけど、ちょっと面白そうって思ってて…横浜の次はちょっと横須賀まで行ってみるかなぁ。
ってか、紗里奈が帰るなら一緒に横須賀まで今から行ってみるかな。
夜のドブ板は危ないから、絶対行かない方がいいって、大人も友達も皆んな言ってるよ💦
んーー。なおさら行ってみたくなったなぁ(笑)
怖いもの見たさって奴?(笑)
知らないわよ!変なことに巻き込まれても!
善は笑って、大丈夫だよ…ってか、福岡の地元でも俺のいたところは、周りの人から危険だって言われていたところだから…あったこっちで…すぐ殴り合いのケンカがあってて…まぁアメリカ人じゃなくてヤクザやチンピラ、不良共だったけど…(笑)
善くんは、じゃあ横須賀に行って、そのまま東京に帰るの?
俺は今夜は横浜泊まりだな。もうホテルも取ってあるから。
アッ、そうなんだ…と言って、紗里奈は考え込むようにしている。
ん?どうした?紗里奈…。
うん…あのね…あのぉ…善くん…お願い…あたしも一緒に泊めてくれない?
はぁ?何んで?アッ!もしかして紗里奈、お前、家出して来たのかよ?
紗里奈は、笑って、家出って…別に家出しますとかって書き置きをして出て来たわけじゃないわ(苦笑)ただ家に帰りたくないだけ…今は…もうすぐ23時ね…多分、もうそろそろお母さんが聡を塾に迎えに行って帰って来るころだけど、あたしが家にいてもいなくても、気にされないし、心配もされない。
友達の家に泊まったりも勝手にしてるし…あたしが家にいてもいなくても、お父さんやお母さん、聡も関係ないのよ。
弟もかよ?
そうよ!頭の悪い姉ちゃんは、バカだからどうしようもないねって感じだから…。
そっかぁ…でも、そんな話しを聞くと、他人事ながらひでぇ話しだと思うけど、今にして思えば、うちも酷かったな(笑)
そうなの?
あぁ…親父は、長距離トラックの運転手してて、ほとんど家に帰って来なかったし、他所に女作ってて、そっちに帰ってたみたいだから。で、おふくろは、雀荘…麻雀をする店で働いてて、そこの男客とできてて、これまた帰って来ないって感じでな。
兄貴は、さっきのとおりだけど、家にいた頃は、暴走族でこれまた、シンナーでラリってあっちこっちで喧嘩して暴れて…。
だから、俺んちは、俺だけだったからダチがうちに集まって来て、タバコ吸って、酒飲んで、麻雀して、バカ話ししてって…まぁそんな感じで俺も好き勝手やってたところで、2人ともいきなり死んじまって…まぁそれで、さっき話したみたいに、今に至るっていうことやな。
紗里奈は、ある意味、ちょっと似てる?あたし達…。
善は笑って、そうだな…まぁ境遇ってなれば、似てるっちゃ似てるかもな。
そ。だから…お願い…善のホテルに一緒に泊めて💦
そりゃいいけど、お前、明日も学校だろ?学校はどうすんだ?
明日?明日は日曜日だよ。
はぁ?あっ…今日は土曜日かぁ…。俺、曜日の感覚ねぇからなぁ。
だから大丈夫。ねっ?いいでしょ?
はぁぁ…しょうがねぇーなぁ…。
やったぁ❗️と紗里奈は喜んだ。

善は、横浜の街中を紗里奈を連れて歩きながら、人の視線を感じていた…時刻は23時を遠に過ぎている。そして、善の目にある店が止まった。
紗里奈…。
ん?何?
お前、身長は何センチだ?
あたし、159センチ。
じゃあ服のサイズはMでいいか?
うん、いいよ。なんで?
靴のサイズは?
23.5だよ。そっか…いや、やっぱこの時間でその制服ってのはまずいなって思ってな。
あーーー。
お巡りに見つかったら、こんな時間に何やってんだ?って補導されるかも…それにホテルに入るにも、フロントで何言われるかわかんねぇから…。
紗里奈、あのビルのところでちょっと隠れて待ってろ!すぐに戻るから。
うん…いいけど、あたしも一緒に行こうか?
いや、その制服姿だとまずいだろ?
そっか…じゃあ待ってるけど、すぐに戻って来てよ💦
わかった…すぐ戻る💦と言って、善は目指す店に恐る恐る入って行った。
店員さんに聞いて、あまり派手じゃない、簡単に着れそうな服と靴を選んでもらった。
いや、連れが酔っ払って服を汚しちゃって…この時間帯に空いてる服屋って、この辺りでここしかなさそうだから…と話すと、店員はそれは大変ですねっと、疑うことなく、選んでくれたが…まぁそれでもかなり露出多めな感じになった。
色合い的には地味な方だと思いますけど、デザイン的にどうしてもこんな感じになってしまいます…と、ちょっと申し訳なさそうに言う店員さんに、いえ大丈夫です。ありがとうございますと言って、会計をして服の入った袋を持って、急いで紗里奈の元に戻った。
そして、紗里奈を公衆トイレに連れて行って服を渡して着替えさせた。
着替えた紗里奈は、すご〜い❗️あたし、めっちゃセクシーお姉さんって感じじゃん❗️とはしゃいでいる。
善は、まぁ仕方ねぇな…と思いつつ、紗里奈が喜んでるならいいか…と思った。
紗里奈は、胸元が大きく開いた黒で、片袖の、膝上5センチぐらいの丈のワンピースで生地にラメが入っているのでキラキラ光っているワンピース姿だった。その上から黒の肩掛けを羽織って、黒のストッキングに黒のエナメル素材のハイヒールを履き、ちょっとお水系のお姉ちゃんになっている。
ちょっとお化粧も濃いめにし直したから、どこからどう見ても、大人の女でしょ?と、紗里奈はポーズをとって善に見てもらって喜んでいる。
眉は細く、目は大きく切長で、鼻筋も通っていて、唇はプクッと少し厚みのある綺麗な形をしているので、真っ赤な口紅がよく似合っていた。
胸もそれなりに膨らみがあって、V字形に大きく開いた胸元に谷間がくっきりと見て取れる。
ハイヒールのせいもあって足も長く、ワンピースの横のスリットから太ももが露わになっていて、かなりセクシーな感じだ。
善は、冷静を装いつつ、女子高生の制服よりかはマシだな…と言って、紗里奈を連れてホテルに戻った。

すごーーーい❗️何これ⁉️まぢで⁉️
すっごい広いじゃん‼️
最上階のスィートルームに入ると、紗里奈をめっちゃはしゃいで部屋の中を見て回っている。
お風呂もおっきぃ‼️トイレ、ピッカピカ‼️
夜景がすっごい綺麗‼️最高‼️
善くん‼️何でこんな部屋に泊まってんの⁉️
善は苦笑しつつ、いや、俺がこの部屋がいいって言ったわけじゃなくて、ホテルの人が勝手にこの部屋を用意してくれたんだよ。
まぁ1人で使うには、広過ぎるから紗里奈がいてくれて持て余すことなくて良かったよ…と言って笑った。
善は、風呂を沸かして…紗里奈!風呂入れよ!と促した。
善くんも一緒に入る?うふふふっ(笑)
大人を揶揄うんじゃねぇーよ。サッサと入って来い!
はーい!と言って、浴室に入って行った。
善はタバコを吸いながら、こりゃ変な気を起こす前に酒飲んで、サッサと寝るに限るな…と思って、部屋の中の冷蔵庫から瓶ビールを取り出してグラスに注いで飲み始めた。
しばらくして風呂から上がってきた紗里奈は、バスタオル1枚に身を包んで…。
善くん…どう?セクシー?と。
善は、お前、俺のこと信用しすぎだ。俺が無理矢理襲ったらどうんすんだ?
善くんなら襲われても大丈夫(笑)
ったく…俺は恥じらいのない女は、無理だから…寝巻きがあるから、サッサと着て寝ろよ!と言って、善も風呂に入った。
でかい湯船にゆっくりと浸かる。スィートルームだけあって、この広さは快適だな…と思いつつ、ゆったりと湯船を堪能して、髪や身体を洗って浴室を出ると…部屋の灯りが薄暗くなっていて…
善くん…どう?と紗里奈がさっき勝った黒のワンピースを着て、化粧もしなおしてストッキングやヒールまで履いて立って善に見せてくる。
ベッドサイドの灯りと外からの夜景の光に照らされて、紗里奈は確かに綺麗だった。
善は、うん…まぁ決まってる。綺麗だよ。ってか、せっかく風呂入ったのに、何でまた着替えた
?…と。
すると、せっかくこんなドレスみたいな服を着させてもらったのに、ここに入るためだけって勿体無いからさ!
さっきは、慌てて着たから、ちゃんと着こなしたいって思って。どう?いい感じやん?
善は、冷蔵庫からビールを取り出してグラスに注いで飲んで、タバコに火をつけ美味そうに吸いながら、紗里奈を見つめて…お前、芸能関係に興味ないか?と…聞いた。
エッ?あたし?芸能って、歌手とか女優とか…テレビに出てみないか?…みたいな?
んー。まだわかんねぇけど…ちょっと芸能関係に知り合いがいるから、モデルかタレントか…あのおニャン子クラブだって、元はズブのど素人だからな…歌が下手くそでもキャラクターで売れたりするし、お前、スタイルがいいからグラビアモデルなんかでもイケるかもしれないしな。
興味があるなら紹介してやるよ。
まぁスカウトの目に留まるかどうかは、俺はプロじゃねぇからわからんけど…。
いい線行ってんじゃねぇかなぁと思ってな。
あたしが芸能人かぁ…とんねるずとかと共演できたりするのかな?
善は笑って、まぁ売れればそんなこともあるかもな。
すご〜い‼️
善は笑って、まぁまだそうと決まったわけじゃねぇから、その気があれば連絡しろよ。と言って、テーブルのメモにある電話番号を書いて紗里奈に渡すと、親や友達も含めて人には教えんなよ。で、俺から掛け直すから…。
これって…ポケットベルってやつ?
そうだ…。まぁそれに俺はここを出て明日横須賀をぶらついた後は、また別のところに移るからな…東京に戻るのがいつになるのか、まだ決まってねぇからな…だから、電話がつながってもすぐに会ったりはできねぇと思うから、そのつもりでな。
ありがとう、善くん。
なんか、この電話番号持ってるだけで、いつでも善くんと繋がっている気がするよ。

善くん……。
ん?どうした?ソファに座ってビールを飲みながら、タバコを手にした善の側に近付いてきて、善の前に立つと、ジッと善を見つめた。
善は、はぁぁぁ…こりゃヤバいなぁ…と、この視線は、アレだな…と勘づいた…が、黙って紗里奈の言葉を待った。

あのね…あのね…。

ん。どした?

あたしね…その…今まで男子と付き合ったのって中学の時に1人、高校に入って1人…今まで2人しか付き合ったことないの。

へぇ。もっと多いかと思ってた。

うん、みんなからも言われる。でね…中学の時の彼氏…って言っても、何をするわけでもなく、学校帰りに一緒に駅まで帰ったりとか、公園で2人で寄り道して話したりとか…でも、お互い恥ずかしいっていうか、付き合うってのがどういうことかもわかんない感じでさ…。

そうだな…中学生なんてそんなもんだろ?(俺は違ったけど…苦笑)

で、高校に入ってすぐに、同級生から付き合ってって言われて、高校生になったらちょっと大人な感じになるかなって思ってたんだけど…なんかやっぱりちょっと微妙で…なんて言うんだろ?いつもお互いぎこちなくってさ…あたしも今、善くんと話しているみたいに自然に話せなくて…照れていたのか、どうなのかわかんないけど、言葉が出てこないの…緊張しちゃって…。

うん…それで?

うん、そしたら、いきなりお前と一緒にいてもつまんないから別れよって言われて、あたし…ハァァァってなって、あたし、つまんない女なんだって…。
でも、女友達に話すと、みんな普通に一緒にカラオケ行って歌ったり、ゲーセン行ったり、休みの日に買い物や映画行ったりしてるの…で、彼氏んちに行って…その…ねっ?

キスしたり、セックスしたり…ってか?

うん…そんな感じらしいの…。あたしは、いつも話しを聞くだけで、すごい!って言って、でもみんな紗里奈だったら、彼氏の1人や2人すぐできるよって。
まぁ確かに、同級生や先輩に付き合ってって言われたりもするけど、あたしはつまんない女だから、またそんな思いをしてもらいたくないし、つまらない女って思われるのも嫌だし…だから、ごめんなさいって…今、誰とも付き合うつもりはないからって…断って。

そっか。まぁでも別に好きでもない奴と無理矢理付き合う必要もねぇーしな。それでいい時思うぜ。

うん。あたしもそう思う…好きでもない人と、一緒にいてもつまんないし、それが相手にも伝わるだろうし。

まぁそうだろうな。

でもね。今日ね。善くんに声をかけて…話して一緒にご飯食べて、悩みを聞いてもらってってして…お風呂に浸かって、今日のことを色々考えてて…。

うん。

あたし、楽しかったの。自然だったの。善くんと一緒にいて…だから、まだ一緒にいたいって思ったの。だから帰りたくなかったの。

そっか。紗里奈はつまんない女じゃねーぞ。
俺みたいに、普通に自然に一緒にいて楽しいって思える男は、世の中、いっぱいいるよ。単に今までそういった奴と巡り会わなかっただけってことさ。

うん…でね…そうなの、巡り会っちゃったの。善くんと…。

まぁそうだな。

うん。善くんは、あたしのことを女子高生の子供だと思っているかもしれないけど、あたしのことなんて、大して思ってないかもしれないけど…。

んーー。恋愛感情を持っているかっていうと正直持ってないけど、でも悪い子じゃないって、いい子だって、一所懸命色々考えて、前を向こうと頑張って生きてるって。そんな風には思ってるし、どうでもいい子なんて思ってないよ。今、ここでこうしていることが、その証明だ。どうでもいい子なら飯にも誘ってないし、悩みを聞こうとも思わないし、ここに連れてこないし、サッサと帰れって追っ払ってる。
そうしなかったのは、紗里奈がやっぱりいい子だからだろうなぁ。

そっか…まぁ恋愛感情がないってのはわかってたけど、でもちゃんとあたしの話を聞いてくれて、悩みにも応えてくれて、すごい嬉しかったの。

ん。なら良かったよ。出会えた価値が生まれたな。

うん。そう。出会えて良かった。善くんと。

そう思ってくれるだけで安心したよ。

うん…でもね…でも…あたしね…あたし…
善くんのことが好きになっちゃったの。

うん…まぁそんな感じだな。

わかる?やっぱわかっちゃう?

そりゃーわかるよ。俺に対して、すげぇ無防備だし、自然と甘えてるし(苦笑)それだけ気を許されたらな…。

うん…なんかね…善くんだと安心っていうか、多分大丈夫…怖くない…自然に笑ってられるから…全く緊張しなくていいし…そんな男の人って今までいなかったから…あぁぁ…あたし、善くんのこと好きだぁって…思ったの。

まぁ可愛い女子に好かれるってことは、悪い気分じゃねぇからな。

うん。それでね…善くんは、あたしに対して恋愛感情はないって…それでもいいの…だから…あたしのね…あたしの…初めての人になって欲しいの。

ハァァァ…いや…ちょっと…まぁ…そんな感じは、ちょっとしてたけど…最初はやっぱお互い好き同士の彼氏彼女でした方がいいんじゃね?

そんなのいつのことになるかわかんないし…やっぱりあたしは、自分の最初はあたしが大好きって思える人にして欲しいの。
だから…お願い…善くんだったら、安心してちゃんとしてもらえると思うから。お願い。あたしの初めての人になって。お願いします。

んーーーー。まぢかぁぁぁ。善はビールを飲み干して、タバコに火をつけた。
善くん…あたしにも飲ませて…ビール。
飲んだことねぇーのか?
うん。ないから…。
んなら冷えた新しいの出そうか…と言って、善は新しい瓶ビールの開けてグラスに注いでやった…。紗里奈は、それを両手で持ってグビっと飲んでみた。
苦っ💦…でも、冷えてて、ちょっと美味しいかも…と言って、一気に飲み干した。
ほぉ…中々の飲みっぷりだな。と言って、再度注いでやると、半分ほどゴクゴクと飲んで、ハァァァ!イケるかも!と言って笑った。
ねぇ…タバコもちょっと吸わせてよ。
善は笑って、ほらっと自分が咥えていたタバコを紗里奈に渡すと、紗里奈はそれを口に咥えて、思いっきり吸い込むと、思わずゲホッと言って咳き込んだ。
善は笑って、まぁ最初はそうなるよな(笑)と。
わぁぁぉ…なんだかクラクラするよ💦
まぁ最初はそうなるさ。
でも、タバコはあんまり吸わない方がいいよ。
どうして?
んー。覚えてしまったら、いつでも吸いたくなるし、学校じゃ吸えないから、我慢するのが辛くなるからな。
そっかぁ…。
はぁ…ちょっと今夜は大人になった気分(笑)
そうだな。美味い焼肉食って、そんなワンピース着て、ビール飲んで、タバコ吸って…。でも、今夜が特別なだけだからな。
うん。今夜は特別。だから…ねっ?あたしを大人にして…善くん…お願い。
善は、笑って…んー。そうだな…まぁ誰もが通る道だし…わかった。本当に俺が最初の相手でいいんだな?

うん。善くんがいいの。

そっか…わかった。と言って、善は立ち上がると、夜景の見える窓際まで行って外を眺めた。そこに紗里奈も近寄って来て並んで夜景を眺めた。
綺麗!と、紗里奈。
そうだな。お前のおかげで横浜のいい思い出ができたよ。ありがとう。と善に言われた紗里奈は、あたしこそ…ありがとう、善くん…。
そして善は紗里奈の肩を持って抱き寄せると、紗里奈の頬に手を当てて、キスの経験は?と聞く…。
紗里奈は、顔が熱くなるのを感じながら、ないよ。こうして肩を抱かれたことも初めて…すっごいドキドキしてる。
そっか…ファーストキスの相手も俺でいいのか?
うん。善くんがいいの。
わかった…と言って、そのまま紗里奈の唇をゆっくりと塞いでいった。
最初は唇を合わせるだけのキスをして、離れると、紗里奈は、善くんとのファーストキス…横浜の夜景を見ながらの初めてのキス…あたし絶対に忘れない。
善は、もう一度、紗里奈にキスをした。
2度目のキスは、少し強めに唇を押し付けて、舌を使って紗里奈の唇を舐めてやると、紗里奈は我慢できずに、あんっと声をあげた。
善はそこに舌を差し込んで、紗里奈の舌と絡めてやると、うぅん…と吐息を漏らして、紗里奈も善の舌先を舐めるように応えた。
あぁぁ…善くんと、大人のキスをしてる…気持ちいい…あぁぁん…もっと…もっと…ずっとこうしてキスしていたい…と思った。

善は、ゆっくりと舌を絡ませてキスをし、そのまま耳から首筋に沿って唇を這わせて舌を伝わせていく。
あっ…うんっ…んっ…あ…と紗里奈の唇から小さな喘ぎがもれる。
あぁぁ…ドキドキする…なんか変な感じ…気持ちいいけど…ゾワゾワする…お股が…アソコが…ムズムズするのはなぜ?
善は、立って紗里奈と向き合い抱きしめたまま、ワンピースの背中のファスナーを下ろして、露わになった背中を指でなぞってやると…。
んっふぁっ…あんっ…善く…ん…あっ…んふっ…と漏らす。
紗里奈の肩からワンピースを引き下ろすと、ストッキングとハイヒールだけの紗里奈の裸体か露わになった。
あっ!恥ずかしいぃよぉ…善くん…恥ずかしいぃ…。
うん、綺麗な体じゃん、ってか、ノーブラ じゃん…ってか、ストッキング履いて、パンティつけてねぇーのってめっちゃやらしい感じがするな…。
だって…お風呂に入って、また汚れた下着つけたくなかったんだもん…。
そっか…まぁそうだな。ってか、明日用の下着、コンビニかどっかで買わなきゃな(笑)
うん…。
善は、ストッキングとハイヒールだけの露わになった紗里奈をお姫様抱っこで抱き抱え、キングサイズのベッドへ連れて行って寝かせやる。
そして自分も横になって再びキスをしながら、手の平で乳房を優しく揉みながら指先でピンク色の乳首を刺激してやると、紗里奈の唇から卑猥な喘ぎと息遣いが溢れた。
あぁぁぁ…気持ちぃぃ…どうしよう…これが感じるってこと?自然と変な声が出ちゃう…アソコが熱い…足の指先も熱い…体中が熱い…うぅぅ…恥ずかしいけど…あぁぁぁ…気持ちいぃよ…あたし…スケベな女なの?
善は、ゆっくりと手を紗里奈の股間に移動させて、指先で紗里奈のマンコをストッキングの上からなぞると、あっ…あんっ…あっ…善…くん…イヤッ…あんっ…そこ…なんか変…あっあっ…ど…どうなるの?…あっ…あっ…。
どうもならないよ…気持ちよくなるだけ…心配すんな…安心して身を任せとけ。
うん…うん…あんっ…でも…でも…恥ずかしいぃよぉ…。
善は笑って、大丈夫。紗里奈は、綺麗な身体をしているよ。
そう言って、善は紗里奈の下半身へ移動してゆっくりとストッキングを脱がせていった。
あっ…見えちゃう…紗里奈の…あっ…恥ずかしいぃ…見ないで💦…あっ…ヤダっ…アッ…そこっ!ハゥッ‼️エッ⁉️アッ‼️ヤダッ‼️善くん…そこ、きちゃないよ⁉️アゥッ‼️アッアッ…何⁉️ンッンッンッ…ふぁっ…ア、ア、アッ…あんっ…。
善は、紗里奈のストッキングを脱がせると膝を割って、股間に顔を埋めて、クンニを開始した。
小ぶりなお豆を舌先で優しく舐めあげると、紗里奈は身体をビクつかせて喘いだ。
ゆっくりと徐々にスピードを上げて舌を動かして、舐め上げてやると…。
アッアッ…アッ…アッアッアッアッアッアッアッ…ヤ…ヤッ…ヤダッ…ンッンッンッンッ…変…なんか…変…アッアッアッアッアッ…ンッンッンッンッ…ふぁっ…アゥッ…ンーーーーーッ…と息を押し殺し瞬間、うあんっ‼️と喘いで、身体をガクガクさせて、イッてしまった。
ハァハァハァハァ…と荒い息をつく。
善は、グラスに新しいビールを注いで飲んで、紗里奈に腕枕をして抱きしめた。
善くん…あ…あたし…どうなっちゃったの?
ん?そうだな…簡単に言えば、クリトリスを舐められて、それでイッちゃったってことだな。
ビール飲むか?
うん、喉カラカラ💦と言って、紗里奈もビールをゴクゴク飲み干した。
はぁぁぁ…美味しい!あのね…あの…その…。
善は笑って、気持ち良かったか?
アッ…うん…すごい気持ち良かった…と言って善の胸に顔を押し付けて、照れながら頷いた。
耳が真っ赤になっているのを見て、善は可愛いなと思った。
善くん、あたしもしたい。
あたしも気持ちよくしてもらったから、あたしも善くんを気持ちよくしたいの…。
友達も言ってて、男子はフェラチオしてあげたら、めっちゃ喜ぶよって…だから、あたしもしたいの…していい?
善は、あぁ…いいよ…してくれ。と。
うん!と紗里奈は笑顔で頷くと、善の下半身に下がって行って、バスタオルを外す。
すると、善の大きく硬くなったちんこがヘソに向かって反り返っていた。
紗里奈は、これが男の人のおちんちんなんだぁ…とびっくりした表情をして、それを見た善は、紗里奈は男のちんこ見るの初めてか?と。
うん。多分、ちっちゃい時に父親の…あと小学生の時に同級生の男子の見た記憶が、ちょっとあるけど、こんなに大っきいって思ってなかった。
善は笑って、まぁこの大きさは人それぞれだからなぁ…俺のは、まぁ普通なんじゃねぇかなぁ…と言いつつも、実際のところは、高校時代の仲間内でも、善はデカマラって言われていたし、あのマリアも善のは形も固さも大きさも申し分ないよって、これを知ったらもう離れられないって言ってた…が、他の男と店の金を持って消えた。

紗里奈は両手で善のそっと握って、唇を押し付けキスをして舌を出してペロペロ舐め始めた。時折り善の顔を見上げて、こう?気持ちいい?と聞いてきたので、善は、竿の横、裏筋、玉袋などを舌先で舐めてごらん…玉を口に含んで舌を使って優しく舐めてみろ…など教えていく、そして紗奈美は口にちんこを含んで舌をぎこちなく動かした。
善は紗里奈の頭を持ってゆっくりと上下に動かすと、紗里奈も意図を察して首を使って上下に動かしながら、舌を使って舐めわました。
紗里奈は、あぁぁ…あたし、善くんのおちんちんを咥えてる。フェラチオしてる。すごい硬い…大っきい…お口に全部入んないよぉ…苦しいけど…もっと舐めたい…もっともっと善くんに気持ち良くなって欲しい…と思いながら、一生懸命フェラを施した。
と、同時に紗里奈は、自分の乳首がチリチリして、お股が熱くなって、しかもそこから何かが溢れているのを感じていた。
ハァァァ…アソコが熱い…アソコがジンジンしてる…善くんのおちんちんをフェラするだけで、アソコがヒクヒクしちゃう…あぁぁぁ…。
善は、上半身を起こし、紗里奈の腰を持って、紗里奈…尻をこっちに向けてみろ。と言って足と尻を自分の方に向かせてシックスナインの体勢になって、紗里奈のマンコにゆっくりと指を差し込んだ。
紗里奈は思わず善のちんこを口から出して、あぁぁぁん…善くん…アッ…アッ…そこは…は、恥ずかしいぃぃ…と言いつつ尻をくねらせて、よがった。
善は、紗里奈のマンコがぐっしょりと濡れているのを確認して、もうそろそろいいかなと思い、紗里奈を仰向けにすると、紗里奈の足と足の間に腰を入れて…。
紗里奈、このまま俺が紗里奈の中に入ると処女とおさらばになるけど、最初の相手が俺で本当にいいか?と聞いた。
紗里奈は、うん…善くんがいいの…お願い…善くん…あたしの最初の人になって…あたしの中に入って。
ん。わかった…。じゃ入れるからな。と言って、善はちんこを紗里奈のマンコに当てがい、ゆっくりとゆっくりと紗里奈の中に押し入っていった。
スゲェ痛かったら言えよ…と言うと、紗里奈がうんと頷く。
善は、処女膜の抵抗を感じると、行くぞと紗里奈に言って、グッと押し入れた。
すると、紗里奈は、ウッ!とちょっと苦しげな声を上げたが、目をギュッと閉じて耐えている様子だった。善は、そのままゆっくりとゆっくりと、時間をかけて一番奥まで突き入れていった。
紗里奈、全部入ったぞ。
紗里奈は、目を開けた。大きな瞳の端から一筋の涙が流れ落ちた。
痛かったろ?
うん…一瞬ズキッてなって痛かったけど、今はそうでもないかも…それよりも…あたしの中に善くんがいる。善くんのが熱い…すごい…嬉しいの…善くんとひとつになってるってわかる。
セックスってすごいね。嬉しい…と言って紗里奈は両手伸ばして善の首に回してきたので、善もそれに応えて紗里奈をギュッと抱きしめた。
紗里奈は、一度、友達から借りたビデオてる見たことあるの…セックスビデオ…男の人がすごい動いてた…善くんも動いて、気持ち良くなって…。
ん。じゃあゆっくり動くからな。と言って、善はゆっくりと紗里奈から途中まで引き抜くと、またゆっくりと突き入れて、それをゆっくりとゆっくりと出し入れしていく…。
さすがに処女だけあって、この締め付けはスゲェな…と思いながら、善は、こりゃゆっくりでもそのうち俺もイッちまうな…と考えていた。
紗里奈は、あぁぁ…セックスって本当にすごい!好きな人と本当にひとつになってる感じがする。あたしの中に善くんのおちんちんが入って…熱い…善くんのも熱いけど、あたしの中も熱い…ジンジンする…痛いのが気持ちいいのかわかんない感覚…あぁぁ…幸せ…こんな幸せな気持ちになれるなんて…嬉しい…好き…善くん…大好き…。
善は、腰の動きを少しずつ早めていくと、紗里奈の一番奥の右側面を突くと同時に紗里奈があんっ!あんっ!と喘ぎ出したことに気付いた。
ここが紗里奈のいいところやな…と思い、そこを意識して善は突き入れていく。
紗里奈は、アッアッアッンッンッンッンッ…そ…そこ…なんか…変…イ…イヤッ…イイッ…ンッンッ…ンアッ…ンアッ…ファッ…あんっ…あんっ…なんか…なんか…くる…なんか…出ちゃう…ヤダッ…アンッ…アッンッアッアッンッンッアッアッンッンッアッ…ンッアァァァァァァァァ‼️と叫び喘いで、身体中をガクンガクン揺らして、気を失った。
ちょっとして紗里奈は目を覚ますと、善が横で髪の毛のなでなでしてくれていた。
善くん…あたし…あたし、どうなったの?
ん?どんな感じだった?
なんかね…なんかね…すごかった…気持ち良すぎて…途中で目の前が真っ白になって…そこから覚えてない…。
そっか。気持ち良かったんなら良かった。それは、さっきクリトリスでイッたのと一緒で、まぁ気持ちいい感覚は違うと思うけど、紗里奈もちゃんとした大人の女になったってことさ。
大人の女…んふふ…嬉しい!善くん、ありがとう!あたし、すっごい幸せ❗️
善は、うん、良かった。俺も気持ちよかったぞ。
本当⁉️嬉しい❗️
紗里奈は、さすがに疲れたのが、善の胸に顔を埋めて可愛い寝息を立てて眠りに落ちた。

翌日の日曜日、2人はホテルをチェックアウトして、ひとまず近くのショップを回って、善は、紗里奈に下着や服、靴下、靴を買ってやってデパートのトイレで着替えさせた。
善くんって、ファッションセンスいいよね❗️と紗里奈。
そうか?お前に似合いそうかな?って服を選んだだけだけどな。
すっごい可愛いよ❗️めっちゃ嬉しい。いいの?こんなに買ってもらっちゃって⁉️
善は、あぁ、大丈夫だから心配しなくていいよ。
紗里奈は、黒のレースの上下セットのブラとパンティに、上は黒のタンクトップを着て、その上から赤とシルバーを基調にした薔薇の刺繍の入ったスカジャン。下はジーンズ生地の膝頭が見えるぐらいの丈のスカート。素足にALLSTARのハイカットのバッシュを履いたスタイルだった。
善は、麻の白のシャツにジーンズにスニーカーだ。
2人は、電車で横須賀に向かった。
横須賀駅を出ると…善は、何となく福岡の地元を連想させた。
というのも、リーゼントやパンチパーマのヤンキーがウヨウヨいたからだった。
紗里奈は、あの連中、すぐ声かけてくるから、いつも走って逃げるの…と話す。
紗里奈の元彼ってあんなんじゃなかったのか?
あたしの学校は、進学校じゃないけど、そこまで偏差値低くなかったから、あんなバリバリなヤンキーはいなかったの。
あんなのにも普通に声かけられるけど、無視して走って逃げてた(笑)
そっか(笑)
すると、早速ヤンキーのひとりが、にぃちゃん、マブい女連れてんじゃん!俺達にも回してくれよ!と冷やかしてきた。
紗里奈は、小声でムシムシ!って言って善の腕を取って歩いていく。
善は、苦笑いしながら、紗里奈に習って通り過ぎた。
善は、行きたかったドブ板通りに紗里奈と一緒に足を踏み入れた。
聞いていたとおり、アメリカの軍人らしい体格のいい男共が闊歩している。
するといきなり軍人らしいアメリカ人の男からハーイ!と声をかけられた。
紗里奈はビックリした様子だったが、善は、ハーイと応え、ファッツ⁉️と英語で応え、流暢な英語でそのアメリカ人と話す善を紗里奈はビックリした顔で見ていた。
ひとしきり話した善とそのアメリカ人は、サンキュ!と言ってバァイと手を挙げて別れた。
紗里奈は、善くんって英語しゃべれるの⁉️
あぁ、まぁ大して難しい内容じゃなかったら話せるかな…観光客か?って聞いてきたから、まぁそんな感じって。沢山スカジャンの種類のある店や美味い飯の店を教えてってお願いしたら、この先にある店の名前をいくつか教えてくれたよ。横須賀を楽しめよ!だって。
へぇー!すごーい!
2人は、海兵に教えてもらったとおりのお店を回り、善はスカジャンを買って、紗里奈には気に入ったTシャツを2枚ほど買った。
夕方近くになって…。
善くんは今夜はどうするの?と紗里奈。
今夜かぁ…今んとこ何も考えてない(笑)
まぁ鎌倉あたりまで足を伸ばして見てもいいし、横須賀のビジネスホテルに一泊してもいいし、まだ決めてねぇな。
そっかぁ…あたしも善くんに着いて行きたいなぁ…。
善は笑って、でも、んなわけにはいかねぇな。
高校だけはちゃんと卒業しておけよ。
俺もばぁちゃんから言われて高校まではちゃんと卒業しておけって言われたからな。

うん。善くんがそう言うならちゃんと卒業するまで頑張るよ。
ん。えらいえらいと言って頭を撫でてやった。
善くん…今日はちゃんと帰って明日から学校行くからさ…夜まで一緒にいていい?
あぁ…いいよ。晩飯一緒に食べようぜ。
うん!
そう言って2人は中央通りと呼ばれる横須賀のメインストリートとゆっくり歩きながら、善は目に止まったステーキハウスに入って、夕食にした。
アメリカンスタイルのステーキハウスででっかいステーキを食べて腹一杯になってから、善は駅前のビジホにチェックインした。
歩き疲れてベッドにゴロンした善に一緒にゴロンした紗里奈が…善くん…キスしていい?と聞いてきたので、善は黙って紗里奈を抱き寄せてキスをした。
そのまま互いの唇を舌を絡ませながら吸い合って、互いの服を脱がせて抱き合いひとつになった。
紗里奈は、完全な女と化していた。
善の愛撫に素直に応え、身を捩って悶えて喘ぎ、快楽の気持ち良さを知った。
紗里奈はこの夜の善とのセックスで三度絶頂に達し、善も2回、放出した。
夜の9時を回って善は、紗里奈を送るためにホテルを出て、バスに乗って紗里奈の自宅のバス停で降りて、自宅まで歩いて送った。
その途中のコンビニの前を通りかかった時のことだ…。
おい❗️紗里奈❗️と、声がかかった。
紗里奈は、ウワッ❗️ケンジだ❗️と…。
紗里奈の話しでは、小中学、一緒の同級生で、高校は行ってないらしい。
まぁ確かに高校には行ってなさそうな感じだ。
髪は、金髪のリーゼントで虎柄のトレーナーに白のパンツ…善は…いいなぁ…あの感じ…懐かしい匂いがプンプンするな…と思った。

こんなとこで何してんだ?ん?なんだ、そいつは?まさか男ができたなんて言うなよ❗️

あんたに関係ないでしょ?あたしの彼氏なんだから声かけて来ないで❗️

はぁ⁉️彼氏だぁ⁉️おい❗️てめぇ💢紗里奈の彼氏ってふざけたこと言ってんじゃねーぞ💢と、突っかかって来て、善の胸ぐらを掴もうとしてきた…。紗里奈が、もうやめて‼️と叫んだ瞬間…アダッ💦いてぇ‼️いてぇ‼️離せ‼️おい‼️と、ケンジがバタついている。
すると、ケンジの取り巻き連中っぽい、単車を取り囲んでいた他のヤンキーも寄って来て、善に掴みかかろうとしたのを善は、ケンジの背中越しに捻り上げていた腕を離して、突き飛ばして他のヤンキーの腕を取り、首を捕まえ、アッという間に他の3人も突き飛ばして…ガタガタ騒ぐな‼️クソガキどもが‼️と一喝すると、ケンジを含めた4人は、顔を引き攣らせて、ヤバいって顔になった。
善は、紗里奈は俺の女だから、余計なチョッカイ出すんじゃねーぞ…と静かに、だがドスの効いた声でビシッと突き刺すように言ったので、思わず4人は、ハイ!を返事してしまう…。
紗里奈がその善の姿を見て惚れ直したのは言うまでもない。

すると、善は、で、お前、さっきから単車をいじってたけど、どうかしたのか?と一転して、優しい声でケンジ達に聞いた。
すると、ケンジの先輩らしき茶髪リーゼントの男子が、いや、ちょっとエンジンの吹けが悪いって言うか、なんか変な音がしたから気になって…。
変な音、ちょっと見てもいいか?と善。
あっ…ハイ、いいっすよと、ケンジの先輩。
ちょっと蒸すぞと言って、善が手慣れた感じでエンジンをかけて蒸して音を聞くと、すぐにエンジンを止めて言った。こりゃホーシングが滑ってるな…と。
若者は皆、❓って顔をした。
クラッチを覆ってるカバーが摩耗してんだよ。
スピードもイマイチ出てねぇーんじゃね?
ハイ!そうなんすっよ💦
だろうな…こんな音が出てるんなら、回りも悪いだろ。店に持って行って部品交換だな。
えっ?いくらぐらいかかるもんなんですか?
んーー。バラしてみないと何とも言えねぇけど、クラッチの交換だけなら、5,000円から10,000円だが、オーバホールしなきゃならねぇってなれば、4、5万はいくかもな。
まぢっすかぁ…。
お前ら単車好きなんだろ?
ハイ❗️すっげぇ好きです❗️
ん、まぁ綺麗にしてるから、そうなんだろうとは思うけど、エンジンも綺麗にしてやれよ…で、オイル交換、これしばらくしてねぇだろ?
あ…はい…。
オイルは人間で言う血液みたいなもんだからな。小まめに換えてやれよ。
ハイ、ありがとうございます❗️
ん。じゃなきゃ、せっかくのゼファーがなくぜと言って、紗里奈を促して歩き出した。

善くん、すごい❗️
何が?
だって、ケンジはどうでもいいけど、一緒にいた人達って、この辺の暴走族の幹部の人達だよ。
ヘーーー。そうなのか?いい子達じゃん。
いい子達って…(驚)みんな暴れ出したら手に負えないって言われてるのに…。
そうなのか?まぁ、あんなの福岡の地元には、いっぱいいたし、ああいう奴らとの付き合いには慣れてるからな(笑)
そうなんだ…バイクのことも…なんかめっちゃ詳しいんだね。
善は笑って、だって俺、車とバイクの整備士の免許持ってるから(笑)
えっ?そうなの?
おう。それ系の高校出て免許取得してるし、整備工場で車やバイクの修理のバイトもしてたからな。
俺は、群れて走るのが好きじゃなかったから、族には入ってなかったけど、族やってるダチ公達が、俺のところに来て単車見てくれって言ってよく来てたから、よくそれで修理もしてやったりしてたからな。
そうなんだ…。

後日、ケンジに善のことを話すと、一緒にいた先輩達が、あの人のいうとおりだったって。めっちゃカッコいいって、あんな男になりてぇよなって言ってたって聞いて、紗里奈はケンジに、あたしの彼氏だもん❗️カッコイイのは当然よ❗️って自慢したのだった。

家の前まで送ってくれた善に、紗里奈は…。
善くん…ありがとう。昨日と今日…すっごい幸せだった…やっぱり離れたくないよぉ…と言って目から涙が溢れた。
善は、紗里奈を抱きしめて、キスをして、2度と会えねぇわけじゃねーし、また会える日が来るよ。
俺もこの2日間のことは最高の思い出だ。
いいか。まずは周りの連中に振り回されないこと。自分が好きなこと、頑張ろうと思った事をちゃんとやりさえすれば大丈夫。人が色々言っても気にすんな。いいものはいい。嫌のものは嫌だって、ハッキリと言える女になれ。
会えなくても俺がついてるからな。
うん。うん。頑張るよ。ちゃんと頑張って高校卒業する。
ん。えらいぞ!と言って善はもう一度、紗里奈を抱きしめて頭を撫でてヨシヨシしてやった。
そして最後にもう一度、キスをして善は紗里奈の元を立ち去った。
この夜、紗里奈は、泣いて…抜いて…泣きながらいつの間にか寝てしまっていた。












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