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Jr時代に身につけるべき能力

例えば高校生で100メートルを15秒で走り切る。
これは高校生の平均なので「すごい」とはなりません。


でも、小学一年生で15秒は不可能に近い。
もしいたとしたら、「神童現れる!!」と世界中のメディアに取り上げられるはずです。


でも、その小学生も、高校生になった時、100メートルを同じ15秒で走ったとしたら…


それは「すごい」とはならず、むしろ「子供の時だけだったね」と言われてしまいます。


これに似たものをテニス界で、たくさん見てきました。


子供の時は「すごい」と言われていたのに、高校生や一般大会に出るころには「普通」になってしまうケース。


典型例は、子供の時に…

「大人のようなフォームで打ててすごい」



と褒められているパターンです。


もちろん、これはこれで、すごいことなんですが…
そのままの状態なら、100メートル15秒と同じです。


目指すべきは…
「大人になったらできること」ではなく…

「大人でもできないこと」です。


具体的には何か、その一つは…

「コントロール力」ではないかと。。 

「綺麗なフォームや、速いボールで打てる選手は世界中に何人もいるが、ボールを正確にコントロールできる選手は世界ランカーでもトップだけだった」



と、「コントロール力」がとにかく重要だと、四大大会本戦出場したコーチが、言っていましたし…


色々なトップ選手や、トップコーチに聞いても、最終的に行き着くのは、「コントロール力の精度」と言う人はかなり多かったです。


ただこのコントロール力の精度はなかなか見えずらい。


フォームやボールスピードにどうしても目がいってしまい、そっちの指導が多くなってしまいます。

選手側も、ボールをコントロールする意識は、すごくストレスなので、ついつい何も考えず、ただボールを打つようになりがちです。


でも、それではコントロール力は身につかない。

コントロール力を上げるには、常に「狙う」というのを意識しないといけません。



アガシとサンプラスがクロスのロングラリーの練習で、角にシングルスポール(約1メートル×約1メートル)で、四角を作り、そこだけで、永遠にラリーしていたそうです。


ちなみに、それを見たプロ志望の選手は、その日にプロを諦めたそうです。


アガシならともかく、ストローカーではないサンプラスでさえ、その精度のコントロール力。


次元が違い過ぎる。と。それくらい衝撃的だったそうです。


☆まとめ


個人的な意見ですが、ジュニア時代に「狙う」というのをクセづけさせて、練習では「コントロール力」の精度を高める…


そういう練習が重要だと思います。


当然、綺麗なフォームは、長期プレーするため、怪我をしないためには必要なことで、それも大事なんですが、それだけを追い求めてるジュニアの子が多い気がします。


それは自分自身でもあり。自分が後悔していることでもあります。


この発信が、何か考えるきっかけ、何かのヒントになれば幸いです。

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