岡田メソッドをテニスに…
岡田武史さんの育成テーマは…
「自立した選手をどう育てるか」
攻守が瞬時に変わるなかで、選手が自分で判断しなくてはならない。だから、ハウツーを教えて型に嵌めてはいけない。
↓↓↓
子どものときは、教えすぎず、自由を与えて、自分で判断させる。
そして、高校生(16歳)ぐらいから、チーム戦術を教える。
それが正しいと思っていた。
…が、スペインでは逆だった。
16歳までにプレーモデルという型を教えて、その後自由にする。
「自分で考える」という自由は、「プレーモデル」という型を身につけた上での自由ではないないか。
日本の指導は表面だけを真似てしまったのではないだろうか?
だから、日本人は言われたことはきちんとやるが、「自分で判断できない」「驚くような発想が出てこない」と今でも言われるのかもしれない。
そういう仮説を立てた岡田武史さんは、2014年に日本人のためのプレーモデルを作り、今治市にあるチームのオーナーになり、仮説を検証することにした。
結論がでるのは、10年後という岡田さん。
つまり、16歳までにプレーモデルを教え込んで、16歳に自由にするやり方の良し悪しは、まだわからない。
と言いつつも、4年経った段階で、すでに手応えを感じているそうです。
サッカーという別競技から学ぶ場合、考えなくてはいけないのは、サッカーとテニスの違いです。
サッカーの場合、チームスポーツで、チーム内で戦略戦術の共有され、監督の指示に対しての求められるプレーがあります。
将棋の羽生さんが、将棋とサッカー、将棋とテニスは似ていると言っていて、つまり、サッカーとテニスも似ている…そう考えた時…
テニスはサッカーを1人でやるようなスポーツと言っても過言ではない気がします。
サッカーでは、個人の能力を活かす場合と、チームワーク優先の場合があるようで…
テニスで言うなら、ポイントを終わらせれる武器を持って、それを運用していく形での戦術戦略を考えるタイプと…
技術の組み合わせで、相手の能力をさげる戦術戦略を考えるタイプとの違いに似てます。
…その視点だと、岡田武史さんの考え方は、後者の考え方に近い気がしました。
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