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感じる力

足を組む時、腕を組む時、いつもと逆にすると、違和感がある。


その違和感を感じる力、心地よいと感じる力、これがテニスには重要だと思います。


「これが正しい」「こうじゃなきゃいけない」という指導で、合う場合もあるが、それが合わない場合もある。


その合うか、合わないかの判断を「感じる力」で、取捨選択できているようにするのが、テニスの上達に必須だと思います。


なぜ、そう思うのか。それは…


身体は全て脳の指令で動く。


動作に関わる神経系の発達は12歳までにほぼ100パーセントに達すると言われていて…


人は12歳を過ぎると脳は全く新たに学習せずに、12歳まで培った運動パターン(クセ)を元に運動を、学習するため。


つまり、12歳を過ぎている場合は…


いかに自分の運動のクセを理解して、そのクセに基づいて、テニスの技術を高めるか…


それがテニス上達に最も効率的だと思うからです。


「心地よい」や「違和感」は、いわば自分の運動のクセを見つけるセンサーのようなもので…


強い選手はそれが当たり前のようにできていています。


でも、これが一般の人にもできているかと言うと、多くの人はできていないのではないか…と。。


実際、自分ができなかったので。笑


なぜそれができなかったのか…
それは…


「これが正しい」「こうじゃなきゃいけない」と思い込んでしまったため…


自分の「心地よい」だったり「違和感」を感じるセンサーに意識がいかなかったためだと思います。


では、どうやって「心地よい」「違和感」を感じて、自分のやりやすい運動を探していくか…


その一つのやり方は…
両極端を試すことなのかと思います。


両極端のやり方を試すことで、「自分のやりやすい」感覚を感じやすくなり…


両極端をトライすることで、その中間的な感覚も、同時に感じれるようになり…


最終的に、両極端の間をグラデーションで捉えることができるのではないかと。

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