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「言葉の美しさに溺れたい」

noteを書く皆様であれば、人生で何度も経験したことはあるのではないでしょうか

「なぜか泣きたくなる」言葉
に出会ったことって

最近Twitterで短歌がよく流れてきます

これを見た人たちが引用して自分の好きな短歌を添える、といったフェルマーの最終定理の時代の数学者みたいなことをしているんですね。素晴らしい文化です

その中で私が泣きたくなったのがこの2首

「体などくれてやるから君の持つ愛と名のつく全てをよこせ」

岡崎裕美子

「幸せは黒色であれ鮮やかな不幸をすべてぬりつくすため」

西村取想

なぜ泣きたくなるのかもわからない。どこか深いところにある記憶とぶつかって化学反応を起こしたのか。思い出すこともできない未練があるのか。それ以上を考えることは難しいけれど。泣きたくなる

感情が溢れて留め置くことができなくなる。素晴らしい言葉です

言葉で人が涙を流す。すごいことです
この世には言葉が溢れていて造語でも使わない限り聞いたことのあるものばかり。全部デジャブばかりの創刊号なわけですこの世の中

それなのにありふれたもので人の感情を揺さぶれるなんて、私はその過程を、流れた涙も、堪えた涙も、全てを美しく感じます

私は今言葉を紡ぐことを生業にしたくて、資格の勉強を始めてみたり、就活に向けて情報収集をしてみたり。うまくいく保証なんて何もない
私はあんなに美しい言葉は書けないし、思い描く未来に辿り着けない可能性の方がとっても高い。

でも困った時や辛くなった時、「どうして教師という夢を捨ててまでこの道を進もうと思ったのだろう」そう思った時に読み返したくて、今このnoteを書いています

いつかの私に届くといいな

「私は思わず泣きたくなる。そんな言葉が書きたくて。その涙に携わりたくて。今必死にもがこうとしている」

振り返ってこの文章を読んだ時、できればダメ出しばかりしてほしいものです。きっとその時の私はスターバックスで堂々とMacBookを開けるしてぃーぼーいになっているはずです


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