対局が怖いのはいつからだろう
twitterに流れてきた、将棋の勉強に必要なもの
「実戦」「詰将棋」「棋譜並べ」
この中で
大人は「実戦」が足りない
が話題に。
連珠プレーヤーとして活動してますが、大の将棋好き。
少しでも強くなりたいと色んな場所に顔を出すうちに実戦の大切さに気が付きます。
何せ、本の通りになる対局はない!
本の通りにならないと分からない。
詰将棋も問題は解けるけど、実戦になったら詰ませられない‥
幸い対局することに気持ちのハードルが無かったので、千駄ヶ谷の連盟道場に通い始めました。
(猪突猛進)
最初の頃は夢中だったので気が付きませんでしたが、そのうちに落ちこむ(病む‥)時間が増え、対局するのに相当の気力を必要としてました。
私のtwitterアカウントをフォローしてくださってる有り難い方々には一目瞭然でしたが、まあ暗い。
↓
最後の1文だけは体裁を繕ってますが、1マイクロも誉めたいと思ってません。
体裁を繕えなくなった時はあまりの暗いツイートに、苦言をいただいたり静かにミュート&ブロックされたりもしました。(そりゃそうだよね)
実はこの暗いツイートをしている頃に、私が対局で気になってた事。
対局相手のため息
ノータイム指し
そっぽを向かれる
感想戦という名の私の指し手の悪口(ダメ出しではなくてあくまでも悪口です)
私が好きで指してる戦法を全否定
これらがあった上での負け
完全に盤面じゃなくて盤外を気にしすぎですね。
でも、初めて会った方と生身で対峙しているのです。
しかもこの時の将棋の戦闘力は10級!(今もです笑)
序盤の知識も無い。手筋も知らない。詰将棋力も低い。
つまり
丸裸で。生身で。初めて会った方と。戦わなくちゃいけないんです。
怖いよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大人になってから、そんな場面に遭遇することありません。
何せ今まで、学校で勉強し、試験などを越え、就職し、働き‥
まるでクエストの様に少しずつ経験値を貯め、今、沢山の事と対峙しています。
木の棒も持たずに対峙する経験、何時ぶりか!って感じです。
それこそ子供の頃でしょうか。
なので気になった事とは、イコール自分が傷ついた事。
まあ正直に書くと、道場でピーピー泣いてました‥
(カッコつけてトイレで泣こうと駆け込むが、大体職員さんにバレてるパターン)
または落ち込みすぎて家に帰りたくなく、千駄ヶ谷をウロウロ‥(徘徊)
それが嫌なら将棋指すな。と言われそうですが、悲しいことに将棋は好きなんです。
少しでも強くなりたいんです。
そして本当に幸せな事ですが、そのアマチュアの気持ちを汲んで下さる先達の方々が多く、初めての方向けの大会や女性のみの大会。
低段層向けの大会やイベント形式の大会‥など工夫を凝らして開催して下さり、実戦の怖さを少しでも和らげようとして下さってるのが感じられます。
またその大会で出会った皆様は本当に素敵な方々で、
感想戦してても、いつしかお互いの将棋の悩みを相談してたり、ボヤきあったり、好きな先生の将棋の話したり‥
大好きな事を沢山話ししているうちに
皆様に会いたくて、少しでも成長してるとこ見てほしくて又は見たくて。
そんなこんなで、再び大会に行ったり対局に行ったりするようになりました。
こんな過程を踏んだので色々と経験値を身に着けた大人は、好き!だけの気持ちだけで丸裸で飛び込むには難しくなってしまったかな?と感じてます。
ただ
丸裸で飛び込んでも傷つきにくい場所、と分かれば勇気を出して実戦経験値を上げに行けるのでしょう。
時間や地域によって難しい条件かもしれませんが、コロナ禍においてオンラインも充実してきています。
好きな将棋を楽しむ為に、必要な方の所へ素敵な出会いがありますように。
【追記】
私が良くお世話になっているのは、ねこまど将棋教室様・将棋の森様・ことえ様・COBIN様・駒姫様です。
お教室・カフェ・サークル等、様々な立場の方が様々な立場で将棋ファンを支えて下さっていて本当に感謝しております。
ありがとうございます。
また、元将棋の女流棋士で現在連珠プレーヤーの藤田五段。
実戦に慣れているだろうから怖いなんて悩みないだろうなぁと思っていたら、トッププレーヤーと対峙する事はやはり相当な怖さの様で。
怖いよぉ‥と嘆きながらも強い方々に挑んでいくお姿を間近で見ることは、私の勇気にもなっております。
ありがとうございます!
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