囲碁六段挑戦記 その4(試験当日1)
1.心理的葛藤
12月に入り、感染者が増加したことで疑問が湧きました。
勉強しても、大会が中止になるのでは…?
碁の勉強しても意味ないのでは…?
準備が全て無駄になるのでは…?
そう考えるとモチベーションを保つのが難しくなりました。
こんな状態で勝てるのか?
満足できる碁が打てるのか?
今の現状の中、そもそも大会に参加して良いのか?
迷いました。
2.前日(12月18日)
それでも残った感情は…
・人を相手に碁を打ちたい
・自分の成長を確かめたい
・この機会を逃すと、次の機会がいつ来るかわからない
仕事帰りにドラッグストアに寄り、ウェットシートやアルコールジェル、
のど飴、昼食やお菓子を購入し、翌日参加することを決めました。
3.当日朝(12月19日)
通常の大会は朝9時過ぎには始まるのですが、今回は12時前開始なのでゆっくりしました(前日が残業だったので正直助かりました)。
電車で市ヶ谷に向かう途中で対局方針を確認
・防御重視(いのちをだいじに)
・持ち時間を相手より長く持つ
・1局は勝ちたい!
4.前半戦(1~2局目)
対局の内容どれくらい書こうか迷いますが、覚えている範囲で記します。
受付で申し込み手続きを済まし、会場に入りました。
感染症対策として、今までの大会と大きく異なる点が2つありました。
①窓が全開(寒い)
②パーテーションで対策し、左右の席は1マス開けて座る
最初に指定された席が窓際だったので、寒さが身に染みました。
対局の緊張もあり、手先が震えて石が持ちにくかったです。
思わず「震えてるのかい?そいつは武者震いだろう」とBUMP OF CHICKENのグロリアスレボリューションを思い出しまた。
囲碁を始めて四半世紀やっと六段に挑戦できる…感慨もありました。
握りの結果(どちらが先に打つか決めること)私が先に打つことになりました(囲碁はオセロと一緒で黒が先に打ちます)
黒:過祭秋継 白:相手の方
1局目は序盤で相手の石(右上)を取ることができ、対局を優位に進めることが出来ました。
最終的に相手は左辺の模様を広げて逆転を図りましたが、荒らしに成功し相手が投了(勝負の途中で降参すること)しました。
無事に1局目で勝利を収めることができました。
2局目は負けてしまいましたが、僅差の勝負だったので、もしかしたら3勝できるかもしれない…そう思いました(後半に続く)。
今回も読んで頂き、ありがとうございました。
合格を賭けた後半戦の模様は1/31更新予定です。