「和食展」を見学してきました
急な設備点検で仕事が無くなり久々の有給休暇を取得しました。
今回は上野にある国立科学博物館の特別展を見学してきたので紹介します。
懐かしき上野
学芸員のレポートや学科の課題のため上野の美術館・博物館は頻繁に訪れていた時期があります。
多くの美術館を初め、愛くるしいパンダで有名な上野動物園、歴史的な展示物の多い東京国立博物館などがありますが、自然科学を専攻していた身としては国立科学博物館が1オシです。
もともと「和食展」は2020年に開催予定でしたが新型コロナが蔓延した影響で延期されていました。
日々自炊を取り入れて「一汁一菜」を意識しているので、「和食展」を見学して生活に活かす目的もあります。
平日でしたが外国人観光客も多くて賑わっていました。
上野の森美術館で開催されている「モネ展」が行列だったので「和食展」に入れるか不安でしたが、当日券を購入してすぐに入ることができました。
コロナ禍ではチケットが時間指定になり買いづらかったので、気兼ねなく博物館に立ち寄れるようになったのは嬉しいですね。
「和食展」一部紹介
展示は写真撮影OK(動画不可、フラッシュ撮影不可)で公式XにSNSの投稿OKと記載されていたので、少し紹介してみます。
大根
大根の品種別ジオラマです。東西で品種が分かれていてフォッサマグナ付近で自然交配が起きていたことは興味深かったです。
マグロ
和食と言えば魚ですね。マグロの等身大ジオラマがありましたが、正面に立つと圧迫感が凄かったです。
発酵
入口付近に「きのこ」の展示がありますが、とても1記事では書ききれないためここでは「発酵」を紹介します。
各セクションごとに↑のようなパネルがあります。
日本酒は飲めないのですが、納豆やヨーグルトなど発酵食品はよく食べているので見ていて楽しいです。
↑複雑な発酵の工程を分かりやすく図解で表現されています。
この図を見に行くだけでも見学する価値がありますよ!
↑これも目から鱗でした。微生物の成長にはナトリウム、マグネシウムなどの含有量が影響しますが、都道府県の地層でここまで差が出るとは…。
寿司ネタ
「これだから理系の専門分野の話は…」と言われそうなので、皆さん大好きなお寿司の話題に戻します。上記のマグロ以外にも様々な寿司ネタの展示があります。
和食の歴史
また素材だけでなく和食の歴史を学べるブースもあります。
平安時代に貴族が食べていた和食、織田信長が徳川家康をもてなした和食、サザエさんに登場する和食など時代の古い順に見学することができます。
人生初の…
気が付けば2時間以上見学していました。丁度お昼時です。
昼食はお寿司
「和食展」の後なので、お寿司を食べる事に決めていました。
たまたま優待券を貰ったので、人生初の回らないお寿司屋さんです。
「暖簾をくぐる」段階から緊張しました。
昼食のセットを注文しました。今日のおすすめでエリンギの炙りが推されていたので別で注文。
見るだけで美味しそうですが、江戸時代のファストフードから始まった寿司が大衆文化の回転寿司や見て楽しめる和食に昇華されたのは歴史を感じます。
そんな事を思いつつ味わって食べました。エリンギはタテに割かれマツタケのような食感、ウニの肉質と磯の香り、マグロの良質な脂、イクラの塩味と食感…どれを取っても美味しかったです。
私は優待券を使用するために雛鮨さんを選びましたが、特別展とコラボして割引になる飲食店もります。ミュージアムショップも併設されていて、料理や和食に興味のある方におススメです。秋も深まってきたので、和食を深めてはいかがでしょうか?