将棋でレアな反則負けが起きたので、囲碁の反則負けを紹介します
将棋の順位戦で珍事
将棋の順位戦で後手番が先手と勘違いして初手を指してしまい反則負けになりました。
対局前から先手後手が決まっていた様ですが、勘違いしていたようですね。
二歩は聞いたことありますが、手番を間違えて反則負けは初耳です。
囲碁もあるプロの反則負け
囲碁はノーハンデの場合、黒石から先に打つルールなので、今回のようなケースはありません(逆に「置き碁」というハンディキャップ戦では白から着手します)。ただ囲碁にも反則負けがあるので紹介します。
囲碁の反則負け ①待った
『ヒカルの碁』プロ試験編にて、ヒカルvs伊角戦のトラブルが該当します。
盤に石を置き、完全に手を離した後に違う場所に置き直すことは反則です。
私の過去記事で恐縮ですが、リンクを貼っておきます。
囲碁の反則負け ②コウの抜き番を間違える
こちらもプロで起きた事件です。
趙治勲先生と張栩先生が対局した際、趙治勲先生がコウの抜き番を間違えて着手禁止点に打って反則負けになったことがあります。
「コウ」は囲碁特有のルールで、無限ループに陥るのを防止するために設けられています。
趙治勲先生はこのルールを破って無限ループを始めてしまい反則負けとなりました。
コウを初め、囲碁のルールを知りたい方はリンク先を覗いてみて下さい!
この時に対戦者がコウに強い張栩先生というのも不思議な縁だと思います。
囲碁の反則負け ③隅のマガリ四目で解釈違いをする
③は囲碁のテクニカルな話なのですが、日本で隅のマガリ四目は死に形(取られ)と定められています(日本囲碁規約より)。
日本で~と書いたのは、中国とルールの解釈が微妙に異なるためです。
【図】をご覧ください。
右下は黒先黒生の詰碁ですが、その他3つは本当にセキですか?
という問題です(続く)。
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