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ティール組織ってなんだ?
子どもの教育・福祉事業をやっている僕たちがティール組織を目指してみた第2話
ティール(進化型)組織ってなんだろう?っていうのは、本に書かれていることを整理したり入門書的にまとめあげるのは僕の力量ではとても困難です。この連載では、その都度その概念や重要ポイントを書籍から引っ張り出しながら、実際にやってみた時にぶつかった課題や手応えを述べることで、ちょっとずつティール組織の本質とは?ってことが浮かび上がってくればいいと思います。
人類はその歴史の中で、組織・集団のあり方・パラダイムを変化させてきました。この本では、それを色で表します。レッド(衝動型)組織→アンバー(順応型)組織→オレンジ(達成型)組織→グリーン型(多元型)組織→ティール(進化型)組織っていう流れです。
レッドだったら、現代におけるマフィア・ギャングなどの「力が全て」というような組織、アンバーは多くの行政機関・学校や軍隊など秩序維持や前提踏襲が重視される組織、オレンジは数値目標やノルマが重視されるようなグローバル企業のような組織、グリーンは現代の非営利組織(NGOやNPO)のような家族的で民主主義的な組織というような説明がなされます。
そして、それぞれにいい面もありつつ、矛盾を抱えることがある、人類はその都度その矛盾を止揚(アウフヘーベン)しながら組織形態を変化させてきました。その最新型(?)がティール組織です。
ではティールってなんやねん?!っていう前置きを書かないと実践に入り込めないなーって思うのですが、あまり説明的になりたくないので、ここだけ最低限お伝えしておきます。次回からは、なぜ子どもの教育と福祉の事業をやる僕たちがそのティール組織を実践に取り組もうとしてきたのか?実際に取り込んでどうだったのか?本当にティールは良いのか?ってところを書いていこうと思います。