デザインを学ぶ社会人のための思考法|効果的な勉強方法
こんにちは!Kazuです!デザインを学びたいと考えている社会人のみなさん、またはデザイナー志望の学生、新卒の方々。毎日の忙しさや時間の制約の中で、新しいスキルを習得するのはとても大変ですよね。一度学習を始めたけど時間に追われて挫折してしまった方も多いと思います。
この記事では、皆さんが効率よくデザインを学び続けるための方法。というよりもどのように目標を立てたり計画を立てたらいいのか、などの思考法をお伝えします。
この記事を読み終える頃には、きっと新たな視点でデザインの勉強を始められると思います。最後まで読んでいただけたら幸いです。
・目標設定
・強い骨格を!
早速ですがデザインを学ぶ上での最重要項目は「目標設定」です。人間の体で例えると、目標設定は「骨格」です。骨格を作った後、デザインやプログラミングといった「肉」の部分を付けていきます。この目標設定がぶれぶれだと学んでいる途中で挫折したり、計画が崩れ落ちてしまいます。なのでここの部分に全力で力を入れてください!
・抽象→具体へ
目標を考えるコツをお伝えしていきます。基本的に自分に合うやり方でいいのですが「抽象から具体へ」とフローしていくやり方が良いと思います。
ファーストステップとして、一番大きな目標(長期目標)を立てます。「ブログで月に20万円稼ぐ」「グラフィックデザイナーにキャリアチェンジする」のようなスキルを身に付けて達成したい事を最初に決めてください。また、これから立てる目標はどこかにメモしておいていつでも確認できるようにしましょう。(ちなみに私はFigmaのFigjamボードを使っています。)
注意点としては「Illustratorを使いこなせるようになる」のようなゴールが想像しにくい目標は立てないでください。具体性が欠如していて達成感も低く、モチベーションの低下につながります。
一番大きな目標を立てたらそこから具体化した目標(中期目標)を立てていきます。例えば、目標が「ブログで月に20万円稼ぐ」だとしたら以下のように必要な知識・スキルを枝分かれ式に挙げていきます。
中期目標を立てたら最後は短期目標です。短期目標は中期目標に対する更に具体的な行動です。この目標はできるだけ今すぐ実行できる目標にしましょう。例えば、「デザインに関する本を読む」や「このサイトのデザインのトレースをする」など今の自分の能力で実現可能な行動を立てていきましょう。
・期限はゆるめに
目標を立て終えたら次は立てた目標に対する期限、期間を決めていきましょう。ポイントは自分の生活リズムに合った期限を設けることです。あまり厳しい期限を設けると逆効果になることがあるからです。
大抵の人が最初は気合いが入っているので「このくらい大丈夫!」と思い、無茶なスケジュールを立ててしまったりします。が、このような思考は三日坊主の原因になりモチベーションを保ったまま学習を進めていくことは難しいです。なので最初はゆるやかな期限を設定して、余裕を持って取り組むことが大切です。
・学習計画
・計画立て
目標と期限を決めたら次は学習の計画建てです。おすすめの学習方法に「アジャイル方式」というものがあります。ご存知の方もいると思いますがこれはソフトウェアの開発などで使われる手法で、学習にも非常に効果的です。
アジャイル方式は大きな目標を小さなタスクに分割してそれぞれのタスクを短期間で完了させることを目指します。短い期間でタスクをこなしていくので計画の修正がしやすいのと進捗が確認しやすく、達成感が味わいやすいのがこの方式のメリットです。
アジャイル方式では中期目標を具体化した短期目標を一定のペースでサイクルして進めていきます。
1,スプリントの設定-スプリントとは短期間で特定のタスクを完了させる期間です。各スプリントの中に短期目標を組み込んでいきましょう。
2,進捗の可視化-タスク管理ツールを使用して毎日の進捗や長期・中期目標に対して自分が今どこにいるのかを確認してください。
3,フィードバック-各スプリントの終わりに学習内容を振り返り必要に応じて修正していきましょう。時間がかかり過ぎるタスクや効果の薄いタスクは積極的に削除していき意味のある部分に重点を置いていきましょう。これにより計画が柔軟なものになり目標達成が現実的になってきます。
4,より大きなサイクルを-慣れてきたら次は長期目標に対する中期目標をアジャイルしてきましょう。1~3のように中期の目標にスプリントを設定して短期間で達成させていくのです。短期目標をしっかりサイクルできていたら中期目標でも効率的にサイクルしていくことができます。このように具体→抽象にフローしていくイメージで学習を進めていきましょう。
・無数のリソースに頼る
現代ではインターネット上に無料の学習リソース・ツールが多数あります。これらを最大限に活用しましょう。なんでも一から作る必要はないのです。インターネットに転がる無数のリソースに頼り効率的に進めていきましょうう。
・とりあえず手を動かす
学習が順調に進んできたらあとは手を動かしまくりましょう。アウトプットの量が成長に直結します。インプットとアウトプットの比率が3:7くらいが理想です。
アウトプットが大事な理由は、アウトプットの中で見つけた課題や発見が今のあなたに一番必要な情報だからです。質の高いインプットをたくさんしても、無意識のうちに使えているスキルやあなたの長期目標にとって関連性が低いスキルであったりします。たくさんのスキルや知識を得ることよりも自分に合ったスキル・知識を得ることを意識しましょう。
・アウトプット
・ポートフォリオ
手を動かすことに慣れたらポートフォリオを作っていきます。ポートフォリオを知らない人のために簡単に説明しますと、「自分のスキルを伝えるもの」がポートフォリオです。デザイン系志望の方は必須になってきますので、マストで覚えておきましょう。
初めてポートフォリオを作る時に注意することは「作品の網羅集にしないこと」です。ただ作品を掲載しても相手には何も伝わりません。自分は何ができるのか、スキルの魅力は何なのかを正確に伝えられるような構成にしていきましょう。
・発信する
自分の作品や学びをSNSやブログで発信することも重要です。他人の目に触れることで、自分の努力が認められやすくなります。また、発信したことに対して他人からリアクションがあるととてもうれしく感じると思います。
さらに、発信することは自己ブランディングにもつながります。SNSやブログを通じて、自分の専門性やスタイルを発信することで、フォロワーや潜在的なクライアントに自分の存在を知ってもらうことができます。特にInstagramやTwitterなどのプラットフォームでは、仕事の機会のチャンスが広がります。
・終わりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。デザインを学ぶのは簡単なことではありません。しかし、継続して努力することで必ず成果が見えてきます。デザイナーはアイデアを実現して、だれかを喜ばすことのできる最高の職業だと私は思っています。
この記事が少しでもみなさんの学習の役に立てば嬉しいです。新しい視点と思考法で、デザインの世界に飛び込みましょう!頑張ってください!
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