ささやかな喜び
随分前、旧ブログにも書いたのですが..
コーヒーを入れるときに時々思い出すのは若かりし頃、バイトをしていた時のこと。
大きな会議があり、席順にコーヒーをお配りしていると、全員配り終えないうちに「おかわり!」と声が上がって、密かに嬉しかったことだ。笑
その頃はコーヒーをいかに美味しく入れることができるか、がマイブームだった。
と言ってもインスタントコーヒーしか無かったのでできることは限られてはいたけど、、どこで調べたのか誰が言ったのか忘れてしまったが、フィルターを先に湿らせたり、「の」の字を描くようにお湯を注いで膨らますことを試みたり、、今考えるとそうやって自分なりに楽しみを見つけていたのだなぁと、若さって素敵だなと思うのであった。
あるときは同じスタッフの子が、さっき部長にお茶を出したばかりなのに、またお茶入れてと言われたんだよ何なの!と怒っていたときも「きっと美味しかったんだよ」と言って、シーンとさせてしまったこともあった。。
たしかにお茶出しは大変ではあったけど、コミュニケーションでもあったのではと思う。
もういつの時代よという感じで..どこの会社もセルフだよね。タンブラー持参する人もいれば、個々に飲みたいものは各自で用意して飲んでいる。
でも少し偉い方には、今もお茶出しは残ってたりするのかな?
この方はブラック、この方は砂糖何杯とかメモをして覚えたっけ。
ささやかな喜びだけど、今でも思い出すということは良い過ごし方していたんだろう。
そういう自分なりの楽しみをこれからも見つけて歳を重ねていきたい。