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#191 【WD】今週のWords of the day. 辞書の「今日のことば」たち

さて、今週の辞書のWDこと、「今日のことば(Word of the Day)」。前回の続きの2月1日〜7日の「ことば」を集めた。今週は、umisioさんとのコメント欄での掛け合いが楽しかった。BPM関連は依然盛り上がっている。あと毎週の楽しみにしていた日曜英語史クイズが不定期となる発表があった。残念。

OED

1日ミスって記録なしの日があった。これも残念。先週もgalbi(カルビ)があったが、今週もgitheriがあり、食べ物つながりが続いている。

・postprandial (食後の)
・curragh (湿地、沼地)
・philobat (危険で不確実な状況に一人で対処する挑戦を楽しむことを特徴とする人または性格タイプ)
・githeri (トウモロコシと豆類(典型的には豆)を茹でたケニア中部の伝統料理)
・melliloquent  (口八丁手八丁)
・livre de chevet  (枕元に置く大好きな本)

OED WD Feb 1-7

postprandial:医学用語などで使われるか、ユーモラスに使う単語。take a postprandial walk to aid digestion(消化を助けるために食後の散歩をする)、fall into a postprandial food coma(食後の昏睡に陥る)など。ただし、処方箋などに「食後」の意味では使用されない。

philobat
:acrobatからの造語。acrobatのギリシャ語akros「つま先」 + -batēs「行く者」を元に、philo-をbatにつけて、「スリルを愛する者」となったとのこと。

livre de chevet:文字通りフランス語から。枕元に置く本という意味だが、英語で使用すると「座右の書」「愛読本」ぐらいがしっくりくるかもしれない。意味は異なると思うが、文字通りには枕草子か。

Merriam-Webster

MWは、今週も興味深いものが多かった。また世界の語源中ことetymholicが興味を抱いたらしく、etymonlineでzaftigは検索数1位になっていた。

・disputatious(物議を醸す)
・presage(予見する)
・sarcophagus(棺、石の棺)
・zaftig(心地よいふくよかさ)
・canard(誤った、真実ではない話や噂)
・ad-lib(アドリブ)
・malapropism(言いまつがい)

MWのWD Feb 1-7

disputatious:disputeの形容詞。ややフォーマルな語で、中立的なニュアンス。似た語に、debativeなどがある。例文としては、Family dinners were always lively thanks to my disputatious uncle.「家族の夕食は、議論好きな叔父のおかげでいつも盛り上がっていた」など。

zaftig:イディッシュ語由来で、「豊満な」。"I’m not overweight, I’m just zaftig."「私は太ってないわ、ただふくよかなだけ」などと使う(らしい)。

malapropism:言いまつがい。1775年の戯曲「恋敵」のマラプロップ夫人(Mrs. Malaprop)が由来。夫人が劇中で様々な言い間違いをしたことに由来する(pinnacleをpineappleなど)。なお、筆者も高校生か大学生の時に、「やっぱり、ドイツの技術は日本一!!」と言ったことがある。

まとめ

やはり、WDを書くことを意識して、日々WDに気をつけてみたり、語源を調べたりすることが増えた。WDがもともと好きなので、意識が行動へとかわったり、調べるモチベーションが上がったりと、いい傾向だと感じた。

あと、今週のhel活単語リレーは、modzi-gengoさんのanswerから「同じ接尾辞に一見見えるけど違うんだよ」つながりで次を話そうとしていたら、すでに次の単語readへと移行した。だが、聞いていて楽しかった。rædanからriddle、そしてreadへ。気を取り直して、次へいきたい。

今日はこんなところです。

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