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#212 【WD】今週のWords of the day. 辞書の「今日のことば」たち

今週の辞書のWDこと「今日のことば(Word of the Day)」。前回の続きの2月23日〜3月1日の「ことば」を集めた。27日のMWがdoffだったので、興奮していたらOEDを記録し損ねた。がちょん。今週のできごとは、「うみしお親善大使」に任命されたこと!

OED

OEDは、「まれ」とされているが、potatoの動詞が気になった。あとrosistが選ばれた理由が不明でmaffled!?

・pepita(【まれ】金などの金属の塊、かけら/南瓜の種)
・turnip heart(臆病な性質)
・potato(【まれ】ジャガイモを植える)
・rosist(薔薇の愛好家または専門家)
・maestria(技巧、熟練、才能、センス)
・maffled(当惑した)

OED "Word of the Day" Feb 23-Mar 1

【気になったことば】
・turnip heart
:turnipはカブの一種。「カブ心」ということだが、臆病な性質を示す。ところで臆病にはwhite-liverとturnip heartの定義で書かれている表現がある。G6では、white-liveredと-edを付された形容詞形で掲載されている。これは、humourのクイズで述べたとおり体液(humour)が人の性質を表すという昔の考えと関連する。古代ギリシャでは体液の1つである黄胆汁が勇気と関係すると考えた。なので、白い肝臓であれば、その勇気が不足するので、臆病と考えられたとされる。なお、このwhite-liveredはシェイクスピアの表現lily-liveredに繋がったとされる。なぜかturnip heartよりもwhite liveredの方を熱く書いてしまった。
・Potato
:まれ。他動詞で、ジャガイモを植えたり、ジャガイモを料理に添えたりするときの動詞。ただ、figurative(比喩的)とも書かれており、OEDの例文を読んでみると、He mourned that ‘police are tomatoed, potatoed and spat upon during riots’.(「暴動の間中、警察はトマトられ、ジャガイモられ、唾を吐きかけられる」と嘆いた。)という1967年の使用例が出ていた。トマトられ、ジャガイモられっていっそ清々しいほどの比喩的表現の使用例だが、きっとトマトなどを投げられたか、トマトやじゃがいものように押し潰されたりとかされたのだろうかと感じた。仕事とはいえ、警察官でいるのも大変そうだ。

MW

Merriam-Websterでは、doffが久しぶりにWDに!という感じだった。詳しくは下で。xで検索したら、2016年のWDに選ばれていたようで、そのときのMWの投稿が表示された。

・tousle(髪が乱れる)
・quip(気の利いた言葉、皮肉)
・superfluous(過剰な、無駄な)
・ignoramus(無学、あるいはまぬけ)
・doff(帽子を脱ぐ)
・cryptic(隠れた意味を持つ、謎の)
・factoid(トリビア、虚構)

MW "Word of the Day" Feb 23-Mar 1

【気になったことば】
・quip
:quipは気の利いた言葉という意味だが、ギャグよりも短く、会話中で出てくるウィットに近い感じをうける。昨日、コメントでオチをつけたがる現象を「turtle化現象」と表現してみたが、quippingでもよかったかと思った。
・superfluous:super-"超えて" + fluous "溢れる"で、過剰なという意味になる。fluousはfluentに繋がるが、同語源の語としては、affluentやinfluenceなどもある。
doff:以前、堀田先生のVoicyで話題になった言葉。ちょうどその時に検索したら、put offを省略して"poff"という造語をしている父親の話などがでてきて面白かったのを覚えている。反意語として、donがある。ちなみに堀田先生のvoicyのどの回だったかわからなくなったので、discordで尋ねたら、堀田先生ご本人から返信いただき、恐縮だった(^^;

まとめ

今週は上に書いた通り、umisioさんから「うみしお親善大使」を任命いただいたので、娘にも「おいしいよ!」と薦めてみた。家族も料理でちょこちょこ使っているみたいで、毎日が豊かになった気がする。今週も1週間またがんばりたい。

今日はこんなところです。

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