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WD#31 jun3

いろんな街を歩いていて、ふと小道に入るのが好きだ。それが外国の道だと、もう異世界である。この間のOEDのWord of the dayもまさかの「isekai=いーせかい」だったけれども(本当にそんな風に発音していた)、知らない街の知らない道の雰囲気を感じながら、歩くのが好きだ。

そんな今日はstreetという語に眼を向ける。KDEEによると、streetは、もともとラテン語strata "舗装された道"について、大陸のゲルマン人がローマ軍団と遭遇したことから古英語strætとなったとされている。古英語の頃は寝台とか寝椅子の意味もあったという。

これに対して、roadは中英語ではrodeであり、綴りから分かる通り、馬と関連があった。つまり、乗馬遠征や旅という意味だったという。現在の道という意味は、1590年ごろに現れ、現在の綴りは18世紀になってからとのこと。確かにrodeであれば、馬を思い出す。

なお、上の写真は、spainのpathとされていた。Spainはローマ帝国時代の地名Hispaniaに由来すると聞く。Hispaniaは、もともとはHyrax(イワダヌキ)の土地という意味だったらしい。しかしながら、いろんな文書にspainは元は"land of rabbits"と出てくるので「え?うさぎ!?」と混乱するが、昔の人がその2つの動物を区別していなかった説も書いてあり(Wikipedia)、もはや語源は謎めいている。ついでに、Spainが位置するイベリア半島の語源も紐解とくと、こちらは、Spain東部に位置するRiver Ebroに基づくようだ。

-今日のWords of the day.  さまざまな辞書から。
deride (v) あざける。フランス語からの借用語。類義語にmockがあるが、mockingbirdだとマネシツグミという鳥名になる。
season creep (n) 地球温暖化のために、季節が徐々に早く巡ってくること。creepは徐々に進むこと。
immense (n) menseはmeasure"測る"と関連が深い。最初のim-はnotの意味の接頭辞のため、測ることができない=すごく大きいという意味になったのではと考える。
play up (v) 強調するという意味だが、slangで子供がふざける、問題を引き起こすという意味も持つ。


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