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#66 【WD】againとagainstは同語源?
MWのWord of the dayから。
MWのWDは、ungainly (adj) 「ぎこちない」だった。この語に含まれるgainは、againのgainと同じであるとされる。againは、中英語ayen < 古英語 on "on" + -gegn "against"である。
このonが変化して、現在のagainの"a"となるのだが、nowadaysの真ん中のaに続き、またもやonがaになるという「英語によくみられる音変化」の一例だと感じた。
またKDEEで確認すると、againはなんとagainstと同じく、中英語ayenに遡り、2つは16世紀初期に副詞と前置詞に分かれたとされている。本日の単語のungainlyと同じく、祖となる古英語gegnが「反対、向かって」という意味であり、前から対峙すれば「〜に対して」という意味になり、「以前の場所や位置に向かって」という意味が深まり、再びという意味になったかと思われる。
しかしagainとagainstは確かに似ており、語尾-stは amongstなどにもみられる。語源中としてはなぜこの2つの関連に気付かなかったのか、痛恨の極みと言わざるを得ない。
なお、againに関しては古英語eftsonaを代替した歴史もあり、againシリーズはしっかりと押さえたいと思うばかりの結果となった。
その他の辞書
Britannicaはdiverse (adj)「さまざまな」を挙げていた。名詞はdiversityとなる。
また、Longmanはadjourn (v) 「中断する」。例文に"It was almost noon when the meeting adjourned."などが示されていた。 語源的には、à "to" + journ "day"で、「再会のために日を設定する」からfix the dayとなり、転じてキャンセルの意味になったようだ。また途中のdは16世紀に入れられたとのこと。
今日はこんなところです(眠すぎる・・・)。