哲学
ちっちゃい頃から
時々ふと頭に湧いてくる疑問
「どうして生まれて来たのかな」
「なんの為に生きてるのかな」
子供のうちは浮かんでは消え、忘れたらまた浮かんでの繰り返しで
だけどそのうち考えなくなった。
ある時、充分いい年齢に差し掛かり
不意にまた頭の中にやって来るようになった。
「死生観」という言葉を知ってからは、様々な本や人の会話からその疑問を解消しようと試みた。
ある日大正時代生まれの80代の祖母に
「どうして生きてるんだろうね」
そう聞いた
そしたらひと言
「哲学だねえ」って返された。
そっか、自分で考えて答えを出さなくちゃいけないんだ、って分かった。
と同時に、大正生まれでも「哲学」という言葉がさらっと出て来た事に驚いた。
それからまた時が経ち、犬や猫達と暮らしながらふと、また頭に浮かぶ
この子たちだってきっと考えてるに違いない
「どうして僕は生まれて来たのかな」
こんな表情を見てると
そう感じることがよくある。
犬も哲学、猫も哲学
それも悪くない
やすきち
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