過敏性腸症候群IBSガス型の付き合い方
1日に2回もnoteを書くなんてどうかしていると思う。だけど、IBSで苦しんでいる人の文章を見かけてしまったから、なんとなく書く気になった。
中学生の頃、IBSになった。ガス型なので、オナラする。どうしてオナラをするのか分からず、恥ずかしさと困惑と恐怖から自分で自分の一部を殺した。
ここにいるのに、ここにいないような。薄いベール越しに世界を見ているような、そんな感覚。まるでリアルを感じない。離人感というらしい。感覚が鈍くなることで、私は自分を守った。自殺を考えたり、自傷行為を行わないように。薄いベールで私を覆った。
だって世界は残酷だから
中学でも高校でもいじめられた。そりゃ、そうだよね。だってオナラするんだから。自分だって、こんな体が嫌だった。なにかに呪われている気がした。一生こんなんだろうか。何度も割腹を図るイメージをした。
心療内科では、大人になったら治ります、と言われた。でも、大人になっても治ることはなかった。今でも調子の悪い時はオナラが出る。でもアラフィフともなると、そんなことはどうでもよくなったりする。太々しくなるので、意識に上がらなくなるのだ。だからIBSであることは、もはや私の問題ではない。
自営業で基本的にパソコン作業が多く、他人と会うことは少ない。特にコロナ禍ではリモートでミーティングを行うので、なおさらやりやすくなった。
だから、IBSガス型でしんどい思いをしている若い人に何か助言できるとしたら、自分で開業することを勧める。自分のペースで仕事ができるように。
IBSだからと悲観することはない。IBSでも付き合ってくれる人が本当の友達だ。あなたを傷つける他人に、貴重な時間を割く必要はない。
あと助言するならば、まだ若い頃は香水をつけたり、ハーブティを飲んだり、軽いストレッチをしてリラックスするようにしていた。自分が心地よいと思えるように。
そう言えば、こんな話しを臨床心理士から聞いたことがある。
小動物は敵から身を守るために臭い匂いを出して逃げるものもいる。IBSガス型の人は、自分の外敵や危険を察知する能力に優れているのではないか。
たしかに、オナラする時は決まって緊張を強いられる時/人の前である。私たちは勘が良すぎるのだ。
お腹が痛くなったりオナラが出る場面があるのなら、そこに身を置くべきかどうかを考えることも必要なのでは。もしかしたら、そこはあなたには相応しくないかもしれないから。
【本日の溜息:大人になったらIBSはどうでも良くなる】