自責思考がいつの間にか他責思考に変わっていた
自責思考が大事ってよく言われるじゃないですか?
でも実際には、自責思考って結構曖昧で、すべてを自分の責任だと考えたところで、天気や不可抗力は変えられないし、確実に相手に非がある場合もあります。
実際色んなビジネス書でも自責思考の大切さは語られてきているので、自分もそれを守っているつもりでした。
しかし、自分の立場が変わると、一転して気づかないうちに他責の思考になっていたことがあります。
普段はゲームプランナーとして仕事をしているのですが、仕様書に責任を持つ立場にいました。というのも仕様書に書かれた内容に従って、全員が効率よく作業を進められるように、仕様書の正確性や内容には絶対的な責任を持っていました。
とあることがきっかけになって、役割が変わり今度は作業者として仕様書に従って動く側に
それでいつも通りに、
仕様書通りに作業を進めていたんですが、その作業は差し戻されて自分のミスのように扱われることに。プランナーとしての視点から「仕様書通りに作業したのに何がいけなかったのか?」と感じ、「正確な仕様書を書けなかったプランナーが悪い」と思ってしまいました。
以前の立場からの視点にとらわれ、仕様書通りに作業した自分には問題がない判断していたのですが、今になって振り返ってみると、完全に他責の思考に陥っていたなと思います。その時にはそこまで考えが至らなかったですね。
もともと自分が大切にしていた「自責思考」は、どの立場においても一貫して持つべきものであって、立場によって変わるものではないんですよね。
プランナーから作業者へと立場が変わったことで、無意識のうちに「仕様書が間違っているのが悪い」と他責に転じてたみたいです。
今振り返ると、立場が変わってもその仕事においての役割を考え、自分がその役割に対して何を提供できるのかを常に意識するべきでした。
プランナーの視点を忘れないようにしつつ、作業者としてもどう貢献できるかを考えるべきでしたね。
結局のところ
「どの立場であっても、自分がどれだけその役割に責任を持てるか」を意識し続けることが重要なんですよね。
立場や状況が変わると、自分では気づかないうちに、他人の責任にしてしまっているのかなって。役割に依存した思考ではなく、正確な意味で自責思考を理解しないと、すぐにその思考が歪んでしまうんだなと学びました。