SIGMAのカメラに基本を教えてもらいました。
タイトル写真のカメラは、SIGMAのdp2 Quattro(ディーピーツー クワトロ)です。僕のお気に入りのカメラです。発売と同時に新品で買いました。
それまでは、これまたSIGMAのDP2xというカメラを使っていました。
何とも言えぬ、立体感のある写真が撮れます。
SIGMAのカメラは、孤高のカメラです。それは、デジカメの心臓部品である撮像センサーの仕組みが他のデジカメと全然違うのです。
その名も「FOVEONセンサー」。フォビオンと読みます。(注意:最新のSIGMA fpはFOVEONではありません。でもfpも欲しいです。)
撮像センサーは、光を電気信号に変えるフォトダイオードという部品の集まりです。カラー写真では、光の強さだけでなく、色の情報も必要になります。その色情報を得る方法が、FOVEONと他のデジカメのセンサーでは全く異なります。詳しくは、以下の説明ページを読んでみてください。
カメラ初心者で、EOS kiss X5でフルオートで撮っていた僕は、FOVEONのことを知ると、どうしても試したくなりました。そこで、中古のDP2xというカメラを買いました。焦点距離50mm近辺のレンズ(標準レンズ)で撮ると上達するということを聞いていたので、DP2xを選びました。
(SIGMA DP2xで撮りました)
フルオートから脱却するには、絞り・シャッタースピード・ISO感度の関係を理解する必要があるわけです。そして都合のいいことに、DP2xにはオートモードがない!プログラムオートはあるのですが。
FOVEONはISO100で撮ることで、そのポテンシャルをフルに発揮できます。悪く言えば、感度を上げるとダメダメです。
ISO100縛りですので、絞りとシャッタースピード(SS)だけ気にすればいいことになります。同じ明るさで撮るには、絞るとSSを長く、SSを速くするためには絞りを開けるという基本がだんだんと分かってきました。
感度を上げられないので、SSが稼げないときは、ブレないように細心の注意を払います。手振れ補正も入っていませんから。
そう、SIGMAのカメラに基本を教えてもらったといっても過言ではありません。写真の腕が上がったかはわかりませんけれど、オートモードからの脱却はできました。
そしてdp2Qを買い、さらに楽しく写真を撮るようになりました。dp2Qではシャッタースピードが厳しいとき、ISO400くらいまでは感度を上げることもあります。
(SIGMA dp2 Quattro)
ただ、感度を上げられないし手振れ補正もないし、ピント合わせのスピードも遅いので、走り回る子供を撮影するにはちょっときついです。それで、メインカメラは、EOS kiss X5、X-T10、a7RIIIと交代しています。今でも、子供の運動会では、EOS kiss X5に出番が回ってきます。
たまに、屋外で、子供の写真をSIGMAのカメラで撮ることがあります。やっぱり、いい。
SIGMAのカメラは、最強のお散歩カメラです。FOVEONだと撮れない写真も多いけど、FOVEONでしか撮れない写真もあります!
いつか発売されるであろうFFF(フルフレームフォビオン)を心待ちにしている僕でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。