ChatGPTさんに、1ヶ月単位の変形労働時間制について聞いてみた。~AIに「使われる人」「使う人」の二極化~

前回のChatGPTさんの回答があまりに面白かったので
「ChatGPTさんに、ゲームに理解のない母の攻略方法をきいてみた」

2つ目のお題に挑戦してみました。
「1ヶ月単位の変形労働時間制について聞いてみよう!」
ちょっと専門家っぽいでしょ。

結果は。

ふっ。勝ったな。
(AIにどやってどうする)

皆様、これ見て1ヶ月単位の変形労働時間制って、こういう制度なんだー、って思わないでくださいね。
⇒答え合わせは社会保険労務士に相談。

ツッコミどころはいろいろありますが、一番ずっこけたのはここ。

労働基準法の「第95条」

って。正しくは「32条の2」よ。

ちなみに、労働基準法第95条は「寄宿舎生活の秩序」。
どうしてこれが出てきた(笑)。ここは間違えようがなさそうなんですけど(笑)。

って、disるために引用しているわけではないですよ。おもしろいなーと思って。これからどのくらい成熟していくのがが興味ありますね。

このツールとちょっと遊んでみて思ったのは、ますます、こういったツールを使える人と使えない人の「格差」が大きくなっていくな、ということ。

今はまだ精度は荒いですが、どんどん内容は高まっていくでしょう。このツール、使いこなすにもベースの能力が問われます。

・答えにたどり着くための適切な質問力
・誤回答を判別する力
・回答を活用する力

こういった力がある人とない人の差が急速な速さで進んでいくように思います。答えが間違っててもだれも教えてくれないよー。

また、AI頼みになると、ある程度は「考えなくても答えがでる」ようになります。そうしたときに、「勉強しなくていいんだ」「考えなくてもいいんだ」と考える人と、AIの答えを使って次のステップを生み出そうとする人の格差はものすごく大きくなりますね。

AIに「使われる人」「使う人」の二極化。

さて、わたくしのお仕事上のことを言ってしまうと、1ヶ月単位の変形労働時間制、ほんとにこれ信じられたら困るなあ。

今でもネット情報の誤読による知識を持たれたままご質問をいただくことによって、回答が難しくなるケースが多々あります。私がネット情報と違うことを答えるので。いや、ネットの方が違うんですけど。誰だって「ネットにはこう書いてあるのに」「みんなこうしてるって言ってるのに」って思いますものね。

ネット情報には都市伝説も間違いも多いですし、間違ってなくても、ちょっと言葉が足りなかったり、背景が変わると解釈が変わるようなものがたくさんあります。

なので、専門的なことを知りたい場合、使い方としては、直接AIに質問するよりは、社会保険労務士に相談して、社会保険労務士がAIで情報収集する方がうまくいくように思います。

ってことで、労働関係でのお困りごとは、直接社会保険労務士の先生に相談してね。

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