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今日の本 9

新潮文庫

夜のピクニック
作:恩田 陸
¥737(税抜¥670)


通学時間に読み…先ほど読み終えました只今22:00ジャスト。ワーイワーイ
中学生の頃に買ったので、その頃に一度読んでいるはずですが、すっからかんにどこかへ消え去っていたので、当時の自分の読み進め方と現在に至るまでの記憶力を疑わざるを得ません。

2005年の第2回本屋大賞に選ばれた本だそうです!

ちなみに、22:00に書き始めたはずなのに、この時点で23:31という時刻がこのパソコンの画面の右上に表示されています。なぜでしょう。しょうがないじゃない。もう。お月見なんだもの。月をね、見ていました。あと火星。星を見るのは面白いです。宇宙意識していきたい系人間。まあ後はいつまでも終わらない履修登録も原因の一つです。(もう学校始まってるのにイッッッ)

本題に行きます。
(ちなみに、太い方が月で細い方が火星。ワタクシの世界では伸びます。)

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<あらすじ>
80キロ、朝から晩まで全校生徒で歩くという学校行事「歩行祭」のある高校。その歩行祭で賭けをした甲田貴子がいた。友達たちと歩く高校生活最後の歩行祭。

重くないし、軽すぎない、なんというか、、三ツ矢サイダーというよりはジンジャーエールみたいなイメージです。うん、ただの炭酸水ではないし、、。ああ、キリンレモンみもあるかもしれない、、。炭酸な感じから青春小説感、感じ取っていただけたでしょうか。

一冊の小説が、歩行祭の中だけで完結しているので、読んでいて色々な要素を考えず、疲れず、すっきり青春を感じることができます。朝から夜になって、そして到着まで、ずっと中の人たちと同じレベルで歩むことができる感覚を読み終わってから、確信しました。達成感がある訳ではないけれど、、スーっと心地よく終わる感じ。

歩いている時の会話が高校生にありがちな、どこの誰が他校の誰とどうだとか、そういうなものがとてもリアルに感じました。主人公たちに関わる事は、一般的には軽い内容ではないけれど、そこでの周りとの関わり方の心の変化が歩いていくにつれて移り行くのがだんだん感じられたりして楽しいです。激しいほどの恋心とか、ぶっ飛んでる系というよりは、読んでいて疲れない、穏やかでも葛藤がいつもいる系の小説。

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ワタクシも中学生の頃、20キロ歩くヤツありました。こんなに要素の詰まった時間は過ごせなかったけれど、日常とは違う歩き疲れているみんなと共にゴールを目指すのはなかなか楽しかったです。学校に着いたら焼き芋もらったのが記憶に残っています。おいしいんだァこれが。

夜に歩き続けるのはまだしたことがありません。結構やってみたいなあとか、興味があります。でもそういうのって高校生だから生まれる、その時の感情がよくて、今の学校でやりますってなっても、なかなか大学生、、うまくいかないだろうなあと思います。
そういうことも「タイミング」なんだと思います。


今日の本、第9号、夜のピクニック

これにて。


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