![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35560016/rectangle_large_type_2_dce674f2b908b9117c811356e8e0d76e.jpg?width=1200)
今日の本 5
KADOKAWA
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
作:若林正恭
写真:若林正恭
¥1375(税抜¥1250)
何か新しい本が欲しいなあとか思うと、大抵一度古本屋さんに行くというのがワタクシの流れなのですが、この本の時はなんとなーく蔦屋書店に向かいました(細かめの情報提供)。ビニールでキチキチに巻かれておりましたこの本…。題名の字体と表紙の犬と、そのデザインに惹かれ、イワユルジャケ買い的な感じでゲッツした本です。
いやぁ、家に帰ってから気づいたのです、、若林?、、オードリーの若林の本?
ここだけの話…
(内緒話だから小さい声で言います。皆さんもソレに対応して耳傾けてください。)
個人的に。テレビの中の人とか…本を書く人じゃない人の描く本はあまり進んで読まない傾向にあるので、珍しく、気分だけで買った本がそれに該当していた事に軽く(え〜あ〜そうだったのね〜)ってなったのです。簡単にいうとショックを受けた的な感じです。落ち込んだとかいう訳ではないけどそういう感じです。モヤッと、な。
(ここで内緒話はおしまいです。普通の声で話します。)
<あらすじ>
お笑いコンビ・オードリーの若林正恭のキューバ旅行記。エッセイ。日本の今とキューバの今…
(こんなに浅くない!でもあらすじるとこんな感じダッ)
いやあ、、なんていうか、良かったのです。この本。とても良かったのです。モヤッとしてしまっていた自分に、ちょっとヘイヘイ!何言ってるのだい!ヘイヘイ!って言ってやりたいです(軽いな)。
知識の量が、、ワタクシが東大に入学する確率くらい、ナイというかなんというか、、。そんなものなので、キューバの歴史もとっても危ういのですが。(間違いあるかもしれない。)
2017年発行のこの本によりますと、若林さんがキューバに行ったのは2016年だそうです。2015年にアメリカと国交回復したキューバ。バキバキな資本主義JAPANに対して、ずっと社会主義国として作られてきたそのままのキューバを見られるのは、(都会に染まる前の上京3ヶ月までの18歳みたいな、)ピンポイントの、その時をすぎると消えてしまう、その期間を見に行くという旅行!(文脈がグズグズ)
もう今では、インターネットのない世界に戻れない日本の様に、便利さと技術の進歩は時空を後戻りしても過去の状態に戻せないであろうホモサピ社会。一度手を出したら後戻りできない…(危ないクスリみたいなニュアンス)。今、この瞬間すぐキューバに行けたとしても、もう若林さんが見た世界とは全然違う景色が広がっているのだろうと思います。夜の残りのシチューを朝温め直した時におけるカボチャくらい、元の姿は消え去るのではと…(溶けて黄色のシチューができる。)
国交回復した時、アメリカの大統領はオバマさんでした。トランプさんに変わった2017年以降キューバとの関係はグラグラ、仲良さそうにしたり、やっぱり制裁強化!をしてみたり…。でも、だからと言って回復前の、生粋の2016年の状態がそこにある訳ではなく、むしろ本当にものすごく違うものができているかもしれない。でももしかしたら意外と少しも変わらず社会主義が保たれているのかもしれない。
実際にキューバに行った事はないし、今日初めて、Googleで「キューバ」を検索したし、全部自分の思い込みなのかもしれないけれど、わかったことはその瞬間をその場所で体験できるのは意外としっかり偶然だし、おかわりしたくても案外と別物が出てくる可能性が高いかもしれないという事です。
なんだかんだ言ってみたりしちゃったりしましたが、結局!今カバーニャ要塞にいる野良犬は、その時の流れを全部体験して知っているし、表参道のセレブ犬はワタクシよりも豪華な暮らしをしているんじゃあないかということだけが事実なんだと思います。
今日の本、第5号、表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
これにて。